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─喫茶室─
[ソファーに横たえられたまま、醒めぬ癒やしの夢の中。
肩の傷口は薄皮一枚ほどではあるが塞がり、力は次第に満ちてゆく。
回復に専念しているのか、*いまだ目覚める気配は無い。*]
−北の遺跡−
[柱に背を凭れてそらを見上げるベアトリーチェに、力なきものが気附くことはありませんでした。まるでその存在が世界とひとつになってしまったように、あるいはこの世界に存在していないものであるように。]
もう、少し。
[天のいろが移り変るのにつれて、人の影は一つ一つと消えてゆきます。それは日が落ちてゆくからなのか、書の力によるものなのかはわかりませんでした。
そして時間が経つのにつれて、からだの中に巡る力が高まってゆくのがわかります。それをたしかめるように、腕輪を嵌めた左のてのひらを柱に押当てますと、眼を瞑りイメージします。ずうっと昔の、都市の姿を。それは本で見た知識と想像の合わさったものに過ぎないのですけれども、ふわり光の粒子が集まりますと、柱は亀裂もない綺麗なものに直ったのでした。]
[...はアマンダの疑問に優しく答える]
それは今でもわからない。
ティルは「波長があったのかも?」とか言ってたけど。
理由なんて今としてはどうでもいいかな?
こうしてコエが聞こえるのは確かなんだから。
[前を飛んでいた蝶がふんわり羽を休めた。
ずっと探していた人が目の前にいて]
おはようさん、ティル。目、覚めたか?
[いつものように笑いかけ、ぐしゃっと頭を撫でた]
[ふっと顔を逸らしますと、ベアトリーチェは柱から離れて遺跡のそばから続く森へと向います。町の東にまで広がる森は巨きく、そして豊かでした。
果実の成っている樹を捜して、ゆっくりと辺りを見渡しながらあゆみます。自分で創れもするのですけれど、それは力を使ってしまうことになるからいけないのでした。]
―樹のそば―
[やってきた風と地に、苗床が向けるは微笑。
何を話していたのかはわからないけれど、
二人が仲のよさそうな様子にほっとしたのかもしれない。]
おはよう、ユリアン、アマンダ。
心配をかけたようで、ごめんなさい
[コエでは伝えたことをもう一度。地の精にははじめての謝罪。
撫でられては、わずかな苦笑。]
−→樹の傍−
[アマンダはユリアンの言葉に、また瞬く。
優しい言葉とか、態度とか、そういった色々変わっているものに。
精霊であると、対であると、知られたからだろうかと、声を出して*訊ねはしなかったけれど*]
[コエでは伝えきれない気持ちを、
頭を撫でる手にぎゅっと込めて]
全くだ。とても心配したよ。
元気になったなら、さあ帰ろう?……ん?
[...は未だに気を感じることはできないけど。
草木を揺らすざわめきが風によるものではないのは明白。
――それはとても清らかで、この森には異質な感覚]
[やがて一本の樹の前で立ち止まりますと、それを見上げます。手を持上げると、淡く光る小鳥が宙を舞って枝まで飛んでゆき、たわわに実る果物を突きます。重力に引かれたそれは、ベアトリーチェの手の中に落ちてきました。
一口齧ると、新鮮な味よりも、翠樹と大地の力が強く感じられました。]
本当に、ごめんなさい。
[ユリアンの気持ちは伝わってきて、じんわりとした優しさに、
少し嬉しくなる。
しかし気づいたらしい風の子に、
心配させぬように微笑んで]
うん、帰ろうか。
大丈夫だよ
[何が、とは言わずに。]
[回復したように見えるティルから「大丈夫」と言われ、微かな不安と違和感はどこかに消え去り]
はやく帰ろうぜ。お腹すいたー
飯飯。ハーヴェイさんのごー飯ー!
ほら、また迷子にならないように。
しっかり捕まっておけ。
[すっかり日常モードの...はティルに向かって右手を*差し出した*]
[手を差し出されて、左の手をどうするか、と悩む。
なぜならそこには先ほど森に貰った、果実の類が握られていたから。
少し悩んで、先にそれを渡す。]
そうだね、かれはきっと待っていてくれるだろうね。
だから、これを先にもっていってくれないかな?
[軽く首を傾げて、ことさらなんでもない、普通の様子で。
違和感など思い出させないように。]
僕は森にお礼しないと。
この子たちにも、心配かけたし、ね?
[すっかり静まり返った墓地。
陽が暮れてから此処を訪れる人間は居ない。]
[街には、この墓地に夜な夜な”何か”が現れるという噂が在ったが、その噂の元がナターリエであった事をミハエルは知らない。]
[静寂のなかで、己の感覚が徐々に精密になってゆく。
ちからの感じられる場所。
遺跡へと、向かう。]
[すっかりと食べ終えて、口もとをごしごしと拭きます。そばに力が集まっているのは感じていましたが、今はまだ“その時”ではないから、ベアトリーチェは自分から動くことはありませんでした。いいえ、単に今は逢いたくなかったのかもしれません。]
……大丈夫だよ、フィロメーラ。
[そう云ったのは、肩に舞い降りた小鳥に対してでしょうか。]
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