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─遠い、遠い未来─
「おばあちゃーん、こっちこっち、ほら早くー!」
はいはい、今行くわ。
[夏の暑さを物ともせず駆けていった子が、こちらに手を振って呼びかけてくれる。
それをゆったりとした足取りで追いかける。
まぶしい日差しの中を、白い日傘を差して歩く。
いつかのように、手袋も帽子も身につけることは少なくなった。
肌を日にさらすことに怯えることは、なくなった。
それは、あの日送られてきた、包みのお陰。
同封されていた手紙も、今も大切にしまってある。
たまに読み返して、今もお元気かしら、なんて。
有り得ないことを思って、でも、今でも変わらぬ笑顔で誰かを元気にされているんじゃないか、と。
そんなことを思いながら、微笑んだ。**]
……ああ…俺も…死にたくなんてなかった。
[生きてほしかったというブリジット>>1604に言う。
どうあっても生きていたかったのもまた真実。
だが一緒にという言葉には目を伏せて]
ありがとう、でもそういわれると、未練が残っちまうだろ。
それに…
[壁の内へ内へと留めようとしたけれど、ずっと離さないでいるブリジットの顔を見て]
いらないものまで溢れちまうだろうが
[我慢できなくて、決壊した壁から溢れる心のままに、自らブリジットを抱きしめた]
/*
>>1608 エーリッヒ >>1612 エーファ
うん、いいよね。母だし。
>>1614 ヴィリー
だね。とってもそうおもった
>>1620 ブリジット
母さん相変わらずだよなー(いつもかよ
ってことでおかえしありがとー。ブリジットがそんな状態でも元気ですきっと
/*
風呂鳩から、薬師の先生の医仙昇格に抱腹絶倒しつつ。
手紙といい、本当に兎猫は大好きだ!
行水終了!
ナータの書いて、エーリの書いて。うん。
何か見落としてたら教えてくれるとありがたく!
[――ユメを見た。昔のユメを、朧に。
額が暖かかった。ああこれは姉だと思った。
指先に触れる小さな手があった。ああこれは弟だと思った。
昔の記憶は曖昧で。
暗くどろどろした深淵が、貪るようにまとわりついている。泣くまいと堪える姉の顔と、無邪気にわらう弟の声が、ぽつりと燭のように残っていた。
二人とも、もうおそらく生きてはいないだろう。]
[記憶に景色がつくのは10の時。何かから逃げ、雪降り積もった森の中をさ迷っていたのが始まり。
恐怖に突き動かされ、黒から逃げ出し、白い世界を闇雲に逃げ回っていた。
―――気づいたら、自分を追いかけていた何かは、美しい銀色の何かに喰われていた。
初め、それが何なのか分からなかったのは、それが獣でも人でもない、化け物だったからだ。
だのにそれを前に、動く事ができなかった。
満月の月明かりに、銀が煌めき、赤が唯一鮮やかに周辺に花咲くように散る。銀色した化け物は、無慈悲に無遠慮に、自分にとって恐怖の一欠片だった何かをほふってゆく。
目を、心を、魂まで奪われて、幻かとも思った。
彼らが立ち去った後、開いた赤いそれに近づくと、銀色の毛が数本、雪に紛れるように落ちていた。
それを握り締め、夢で無いと知りうると―――。
自分も、銀色が食べていた何かを食べていた。
少しも美味いと思えなかった。
人を喰らう己が様を、ワラいながら見ていたのは黒衣の男だった。]
―自宅→林―
[エーファであり、フォルカーになった次の日。
自分は青とピンクのリボンを左右につけていた。
両親は、その青のリボンを見て、驚いた様子を見せる。
いつものような言葉を受け、はっきりとその姿に、告げた]
死んだのは、エーファの方だよ。
でも、エーファは俺の中にいまでもある。それを感じる。
だから俺は、エーファと一緒に生きていく。
あんたらの力は、もういらないっ!
[はっきりと告げた後、荷物をまとめる。
着替えと、いくらかのお金、子供のもつものはたいした額ではない。
家を出て、足が向かったのは事件前以来から、久しぶりに足を向ける林に]
[それから6年、あらゆる土地をその手に引かれ彷徨った。
時には黄玉を売りさばく商人として。
時には虹色の石の取れる山で鉱夫として。
時には真珠の取れる島で漁師として。
時には青い石の取れる土地で細工師として。
男の語りを耳に学びながら、男が選んだ土地で暮らし、狼が現れるのを待った。
だが6年のうち一度でも、自分が人狼を再会する事はなかった。
そして、男は自分諦めた。
そして男に見捨てられた。]
― 9年前 ―
[髭の立派な男と、自分の手を引いていた男が何やら話しこんでいた。
時折髭の男の視線を感じる。値踏み―後で聞けば、仕事が出来るかしっかり観察していたとの弁―するよな視線を見れば、愛想良くにこりと笑ってみせた。笑むことで人の壁を少し崩せる事は、旅の最中で学んでいた。
ふむ、とひとつ、髭が頷く。
髭が黒衣の男に何事か返した後、男は一瞥もせずにそこから離れていく。
呆気ないそれが別れだった。
そして自分はその大きな家の、下働きとして暮らすことになる。
仕事を始める前に、この館の主と引き会わされた。
どんな主人かと思っていたら、思った以上に幼い子供で驚いたのが強い思い出。]
こんにちは、お嬢様。
[最初に会った時は、そんな丁寧な口を聞いていた。
笑みは作り物だったから少し硬かったかもしれないが、お嬢様は構わずよく呼びつけた。
幼さが弟に似ていて。暖かさが姉に似ていて。
初めて、あの銀の狼以外に、大切だと思えるものが出来た。
そうして鶏が卵を作るように、こころはゆっくりと膜に覆われ殻を作り、内なる狂気を包み込んで*今に至る*]
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