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[他のペアの様子を見るべく次元を渡り。
地属性のエリア、A-3に顔を覗かせる]
おーおー、ふわふわ大増殖。
増えすぎな気もすっけど。
「こら生徒の魔力も吸いおったな」
[A-3の部屋に漂うふわふわ達。
発動したら増えやすいように細工をしては居たのだが。
予想以上の増えっぷりだった]
ちっとばかし掃除が必要かねぇ。
[次元に引っ込むと再び手を合わせ。
マナで目の細かい網を作り出す。
それを手に外へ出て、もっさりふわふわを掻き集めた]
ま、こんなもんか。
[半分くらい回収するとまた次元へと飛び込む。
半分残したのは勿論わざと]
さーて、次行くか。
─A-2─
[どこかで呟かれた不穏な響きは当然聞こえないが。
……何か、嫌な予感は過ぎったかもしれない。
とはいえ、それは目の前の違うものの兆し、と捉えたわけだが]
まあ、確かに痛そうだが。
……ま、ふわふわじゃないなら問題ないか。時間かけてられんし、一気に仕留める!
[言葉についで、闇に閃くのは白のカード。
滑らせた鋭利な角が紅を零し、紅は白の上にルーンを描く]
……猛る疾風、刃となりて、駆け行け……疾風刃!
[目の前のもの──鞠栗に向けて投げられるカードは砕け、疾風の乱舞を呼び起こす。
刃は容易くそこにいるものたちを切り払う──ものの]
……なんっ……!?
[その後に待っていたのは、予想外の反撃]
[ガチャガチャ音をさせながら駆け寄るものの、どうやら大事無かったようで一安心。
起き上がるのに手を貸しつつ、十字路を振り返り、]
さて。突然のトラップで水を差されましたが、十字路をどちらに行きましょうか?
おお。
魔法生物ふわふわではないか。
よくもまあ、この灼熱の砂漠でこのような生物が存在しているな……って、ぬおっ!?
[見る間にどんどんどんどん増えていくふわふわをよけることも出来ずに見事に巻き込まれた。
実は魔力的にはあまり吸い取られてもそこまで影響は無いのではあるが、すぐ後ろが壁なので、ごんごん頭をぶつけて非常に痛い]
いだっ!?
いだだいだだいだいだいだ!!
や、やめんか、この畜生風情……いだだだだだ!!
[そんな状況なのに、周りを見渡してベアトリーチェが壁にぶつかりそうになったのならば、身を挺してでも防ごうとするだろうか]
倒せる敵のなんて親切なことか。
[なんか極端なことを言いつつ。まさか学長が増やしているとかそんなことなど露知らない...はやっぱ噂どおり怖ろしい試験だとか思いつつ。鞠栗型のモンスターをみて、それに呪を唱えるライヒアルトを見て。眺めることにする。
それはペアがどのように戦うかを見たかったためで]
へぇ。やるぅ。そんな感じなんだ…ってっ!?
[風の刃はたやすく切り裂いた。ところであっさりと殲滅したのだろうと思っていたら飛来する棘の嵐に目をむいて]
[んー、と少し考えていたが、ポンと手を打つと腰の刀を鞘ごと抜き、地面に垂直に立てる。]
ここは古典的ですが定評のある手で。
えいやっと。
[そう言ってぱっと手を離す。]
……ちっ!
[とっさ、白のカードに新たに血のルーンを刻もうと試みた。
が、それよりも早く、針が手に達し、痛みがそれを阻む。
右手から、カードがぽろ、と転げ落ち]
これはこれで厄介……っ!
[ダメージ自体は軽いものの、とにかく数が多く。
ともあれ、目は庇わないと、と防御体勢で、針を凌ぐ。
ちなみにペアの様子に気を配るにはやや、余裕は不足していた]
[パタっと刀が倒れたのは正面。]
ん。正面か。
と、カルメンさん。こっちでいいかな?
[刀を再び腰に挿しつつ、確認を取ってみる。
どこぞのズンズン進んで行く人とは大違いである。]
…いたんだ。
[ぽつり、とふわふわに対しての感想を述べる。
…水色の異界龍はそ知らぬ振りで、ふわふわの出現方向を、見ている。
そして、ベアト自身は見事にどんぶらこー、どんぶらこー、と巻き込まれ、壁のほうへ。
壁にぶつかる前にヘルムートに庇われる?と]
ありがとね。
[と、礼を言うが]
…暑いし、重い。
[ふわふわの毛で余計不快感が増量中。]
[次元の中。
網の中のふわふわを確認したら、何故か一つに固まっていた。
巨大ふわふわに]
[折角なのでランダムトラップのストックに放り込んでおいた]
合体もするのな、こいつら。
「ほんまよう分からん」
ありがと。
[ブリギッテに助けてもらいながら立ち上がり]
そうね、特にどっちが変わっている様子もないし。
おまかせするわぁ。
[コクリと頷いてた]
あ、でもちょっとまって。
床に印だけつけてきましょ。
[取り出したチョークのような何かでごそごそして、ブリギッテに並ぶように進む]
くっ…!
[服から黒い布が膨れ上がるように出でて。自分と相棒に飛来する大量の棘…その一方向からのものを弾き飛ばす。が。それも一凪のみでは全てを弾き飛ばすこと叶わず。呪をはやく。速く。紡ぐ。
そこで目に移ったのは…相棒の肩にいる真白の妖精…
可愛い…と思って集中が途切れたはずではない…と思う。
ただ己やライヒアルトを守るには足らない呪も、小さき対象ならば…とかで、己や。首を庇いつつ。結界はそちらへとかけたのでした]
結構痛いな
厄介じゃないトラップはないってことか
[凌ぐように顔を俯けていたが、棘が止まったのを見て警戒しながら周囲を見つつ言う]
「……これ、言っていいのかわからんが。」
[ぼそりと水色の異界龍が思ったことを呟く。]
「……俺の背に乗ればこのふわふわ地獄、楽に切り抜けられるんじゃね?」
トラップかかりまくりになるから。
却 下 。
[でも、現状動けない上に、ふわふわに魔力を吸われ続けるのも危ないことこの上ないです。]
どう、いたしまして!
[必死にベアトリーチェと、ついでに一緒にいる異界龍を体で庇いつつも、打開策が見つからなかったりする。
何しろ、部屋の隅である。突っ切るにしてもちときつい]
……このまま、やり過ごすのが一番なのだろう、な!
[言いながらも、完全に隅まで逆に移動して、ベアトリーチェを中に入れると、自身は手足を突っ張らせて、その圧力から二人を守ろうと歯を食いしばって耐えようとした。
生憎と、そんなときに使える都合の良い魔法は思いつかないし、多分使えなかった]
騎士としてぇ!
ご婦人を守り抜くのはぁ!
至極当然んん!
[珍しくその様は非常に*騎士っぽかった*]
[肩の上、異質な力の感触に気づいてきょとり。
守りを得た真白も不思議そうにきょとり]
ま、事前に聞いてた噂はダテじゃない、ってとこかね。
[棘が治まったのを確かめ、は、と一つ息を吐く]
……『喰った』方が早かったか……。
[その息に紛れた呟きは、ごくごく小さなものだったが]
さて、と。
ここもトラップルームらしいし……本命は、東に向かうルートである、と。
一休みしたら、行ってみるか。
……ここまで来ると、また何か起きると思っといた方がいいだろうしな。
[むしろ、踏み抜きすぎじゃないか、と突っ込まれそうであるが。
幸運の妖精と盟約してるのに、よくもここまで引っかかるものだと、漆黒の龍は思っていたりいなかったり]
じゃあ、こっちで。
[続けて印を残していくと言うカルメンの提案には、こくりと頷き、]
ああ、そうですね。じゃあお願いします。
[自分としても、何か印を残しておいた方がいいと思っていたので、反対する道理もなく。
チョークのようなもので地面に印を残すカルメンを待つ。
カルメンが立ち上がると、先導するように歩き出すだろう。]
そうだな…確か。生きて帰れない。だっけ
[かなり誇大解釈されてる試験の噂な中。手や頬に刺さった棘を抜くと。血がつつーっと流れ。軽く舐め取る]
ん…くらった…?いや、くらったから痛いのだろう
[小声は聞こえたが見事に間違えて解釈しつつ]
消去法でそうなるな。
確かにここまできて本命は何もないなんてこともないだろうし…精霊から素直にキーアイテムもらえるかもわからんしな。
ただ…もう絞れてる以上。準備もなしに突っ込むことにならないだけいいとしよう
[なんてトラップ踏み抜きに前向きに考える雄々しい性格しつつ休息に同意した]
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