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『廻る刻の節目の訪れ』
『刻は廻り新たに変わる』
『我ら祈らん』
『我ら願わん』
祭壇の上にそう、と置かれた『秘宝』──『妖精珠』へ向けて、言葉が紡がれる。
宝珠はそれに応えるように、薔薇色の光を周囲に散らした。
『数多の界の平穏を』
『数多の界の悠久を』
『数多の界の繁栄を』
『我らが祈り、願い紡ぎし無限の宝珠』
『我らの想いを、数多の界へ……!』
女王の紡ぐ、澄んだ祈り。
それに呼応するように、薔薇色の光が輝きを増し、そして、『月の玉座』周辺一帯をその輝きが照らし出す。
降り注ぐ月の光と、溢れかえる薔薇色の光。
光は薔薇色の宝珠に込められし強大なる力を微か、帯びて。
光の乱舞は力強く、美しく。そして艶やかに空を飾り立てた。
──リン、リリン。
二色の煌めきが鎮まった後、再び鈴の音が周囲に響く。
『楽師は楽を、舞手は舞を。
月に、空に、数多なる恵みへの感謝の刻を、いざ紡がん』
鈴の音の、後を追うのは王の宣。
控えていた楽師たちがそれぞれの楽器を取り上げて。
月の玉座に、響き渡るは妙なる音色**
――月の玉座近く――
すげぇ……
[果たして男は 後ろの人に見えぬようにならぬよう
巨躯を出来るだけ縮め 前の方で 薔薇色を
王を 女王を 見詰めて居た。
言葉は それ以上 出ない。
ただそこにある 光と空気 そして大きな力に
感嘆のため息を 零す。]
─月の玉座─
……ったく……そりゃあねぇ、前に来た時、次はできたらやりますよ、とは言ったけど。
[ぶつぶつと文句を言いつつ、長めに伸ばした髪を結い直し、陽を模した飾りを一つ括りつける。
腕には細い輪が幾重にも重なった銀の腕輪を通し、その間に細い銀の飾り帯を張り渡す]
……ついでに言うと、前回はサボったんじゃなくて、これなかっただけだってのに、まったく。
何がどうしてどうなれば、こうなる。
[そう、文句を言う間に支度は終わり。
儀式の始まりを告げる、鈴と喇叭が響きわたった]
ん、始まるね。
[それでも、儀式の間は居住まいを正し、女王の紡ぐ祈りの言葉を静かに聞いて。
二度目の鈴と王の宣>>#3に、ふわり、控えの場から祭壇前へと飛び出した]
─回想・大祭会場 出店付近─
うん。
お兄さんも、いっし…わぁ!?
[黒江から似た者同士と言われ、まだちょっとおどおどしながらも微笑みと共に頷き返したものの、リディとベッティが急に黒江の後ろに出てきたので驚き。
音が聞こえそうな程に固まった黒江と、音が聞こえる程勢い良く地面に落ちたベッティを見ておろおろ。
そこにまた知らない男の人が近寄ってきたので、ナタルの影に隠れながら服の裾をぎゅっと握った。
けれどその男の人が黒江達を介抱してくれているらしい様子をみると、ちょこっと顔を出して、じぃ、と見つめ。]
お兄さん、葉ノ介お兄さん達の、お友達?
私ね、ビーチェって、いうの。
葉ノ介お兄さんも、ベッティお姉さんも、大丈夫?
いたいの、ない?
[マテウスから返答はあったかなかったか、どちらにしても黒江やリディ達の反応を見れば大丈夫そうだと判断し安心するだろう。]
あ…エーリッヒちゃん、ありがとう。
んしょ、んしょ…うん、これで、エーリッヒちゃんと、いっしょ。
[こちらの願いを快諾してくれたエーリが、乗りやすいように伏せてくれたその背によじ登り、ふかふかの毛に半ば埋もれるようになりながらその背に落ち着く。
黒江達について大丈夫そうという言葉をナタルからも聞けば、一緒に玉座へと行こうとして上から聞こえた声にきょとんと見上げ。]
お姉さん、ギシキ、出るの?
[スプライトとナタルのやり取りを聞き、ナタルに首を傾げ問い。
向こうで会えるから、と聞けばうん、と頷いた。]
エーリッヒちゃんもお姉さんたちもいっしょだから、だいじょうぶ。
お姉さんも、きれいだからギシキ、出るんだね。
[いまいちよく解ってないものの、自分なりに解釈してナタルの服の裾を離し。
ナタルが白金の光で道を作りあげるのを見れば、きれいと目を輝かせた。
その道に飛び乗って駆けていく背を見送ると、リディから改めて玉座へ向かおうと手を差し伸べられたので、エーリの背に乗ったままその手をぎゅっと握って嬉しそうに微笑み返した。]
うん、お姉さんたちと、いっしょ、行く。
わぁ…ね、ね。
お姉さん、あれ、なぁに?
[普段群れから出ることはないので見るもの聞くものがほとんど初めてのもので。
エーリの背中からみえる高さは自分の普段の視界と違っているので、余計珍しげに辺りを見回しながらリディ達にあれこれ聞いたりして玉座へと向かう。
ベッティが一緒にエーリの背に乗るなら、その涼しさに心地良さそうにするだろう。**]
─回想・了─
……我は極光の地に住まいし、『敏捷なる者達』の一。
今宵、舞を奉ずる命を受け。
月と空と数多の界へと舞を捧ぐ者。
妙なる楽の調べと共に、皆様、しばしのお付き合いを。
[まずは、壇上の女王と王に丁寧な一礼を。
それから、集まる者たちへと礼をしながら口上を述べ。
ひら、と振る手で楽師に合図を投げた後、ゆるり、月下で動き出す。
しゃら、と鳴るのは鈴と腕輪。
翻るのは、黒と銀の飾り帯。
風に流れる金の髪、その軌跡、追うよに散るのは白金の光。
始める前の悪態ぶりはどこへやら。
いざ、始まったなら、やはり舞手としての意識が強くなるのか。
黒と銀、そして金の揺らめく回転の後、たん、っと高く足を踏み鳴らし。
す、と天へと向けて手を差し上げる表情は、物凄く楽しげなものだった]
─月の玉座─
[舞が終われば、儀式も終わり。
王が宴の始まりを告げる声が響くわたる──ものの。
そんなん聞いてないのが大半なのは、きっと言わずもがなな事]
……ふうっ……取りあえず、これでお役ご免、と。
[女王と王に再度、礼をした後、呑気な口調で呟いて。
さて、知り合いはどこだ、と周囲を見回した]
─ →『月の玉座』─
[リディの返答>>104には了承の意を向けて。
連れ立って『月の玉座』へと向かい、儀式の開始を共に見る。
背に乗る者がそのまま見物するのであれば、見晴らしも良いものとなるだろう]
わぁ、王様と女王様だぁ。
[光より現れる妖精を統べる者達に感嘆の声を上げた。
渦巻き尻尾もぱたりと揺れる。
光り輝く薔薇色の宝珠に金の瞳を輝かせ、紡がれる祈りにピンッと耳を玉座へと向けた]
すごいねぇ、きれいだねぇ。
[興奮冷めやらぬ様子でパカパカと口を開く。
光の乱舞が収まり宣される王の言葉。
ナターリエの姿を見つけると、渦巻き尻尾が大きく揺れた]
すごいすごぉい!
ナタ上手だねぇ!
[はしゃぐように言って周囲に同意を求めた。
飛び回らないだけマシ、と言う程だったかもしれない。
舞が終わり、王の宣言が響いても、余韻でそれは耳に入っていなかった。
周囲がざわめき始める中で、「おんっ!」と楽しげに一声鳴く。
渦巻き尻尾が感情を表すようにバタバタ動いていた]
ええ、そうですね。
秘宝さえ手にいれてしまえば何とかなるでしょう、きっと。
儀式は儀式として楽しみたいですしね――
おや、やはりナタルは舞にいったのですね。
[聞こえた声に、先ほど空をかけていった姿を思い出して頷き。
玉座にたどり着いたあと。
祭を楽しみたい、と行っていた人に小さく笑いかける]
薔薇色の光が見事でしたね。
ナタルの舞も見事でしたし。
これから無礼講の宴が始まりますよ。
もう少し、宴もたけなわな頃がいいかもしれませんね――
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