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[資料を手にし、父の名を見ながら黙していたが
ぽつりと]
……知ってたわ……
[じわじわと染み出すように
少しずつ沈めた記憶を浮かび上がらせる
もういない。もうむかえにはこない。もういみは]
……知ってたの……
[それでもなお、理由があるなら
進む以外に道は在りえなかった。]
[ライヒアルトと一緒に扉をくぐる。
虚ろな穴の空いた石像。]
ゼルギウスの言っていた、不備の結果。
[推測を口にする。
その次は展開される不思議。最初は、城にいた生物みたいなキメラかと思った。だとすれば、金と銀の子供は人間を元に造られたのだろう。
怒りに囚われかけてライヒアルトの手を強く握った時、その姿が消えた。]
……ホログラフ……。
[現実感のなさにそうかと。]
……、……
[ず、がり、がりり、と石を引きずる音が響く。
レイピアを片手に自由のきかない足を必死で動かす。
階段を登る足取りは重く、遅いもの。]
ベアトリーチェ…
[腰に下がる小さな楯が輝く。]
私は、家族というものが…
[エーリッヒを視て、ハインリヒを視て、ブリジットを視て
皆が抱く家族の姿、兄弟の姿がそこにはあった。]
…よく、…解らないの。
[「私」を求めてくれなかった、あの家族しか知らないから。]
[目を伏せる様子>>102に、かける言葉は見つからない。
城で目の当たりにした、いばらの舞。
真白の乱舞。
それをもたらしたのは、過去に縛された自身の妄執で。
そして、それがどこへと至るのかは、見えぬが故に]
……ホログラフ?
[手を、強く握る感触>>105。
意識は現へと引き戻され、天鵞絨は傍らを見やる]
確かに……そういえそうな、現実味のなさではある……な。
ホログラフなら襲って来ないから安心だ。
[明るい調子で楽天的な事を言ってから、ふっと真顔になって明後日の方を見つつ。]
ゼルギウスって、メルヘン大好きなロマンチストなのかな。なんかイメージと違う。
[視界を過ぎり、消える幻想生物。
こちらに近寄るでなく、ただ、消えるその動きには、言語化できない違和感が付きまとう]
……それはそうだが。
警戒はした方がいいだろ。
[楽天的な様子に突っ込みを入れて。
真顔で続けられた言葉に、一つ、瞬く]
……さて、どうだか。
個人的には、あまり趣味はよくない、と思っているが。
どこか、神経を逆撫でされるような感覚があってな。
[もしかすると、ある種の同属嫌悪。かも知れないが、自覚はない]
−研究所−
[転ぶなと]
[少女の弱い声がした]
───努力するよ。
[告げる]
[カメラは自分に引っ掛けたまま]
[もう撮るのはきっと難しいだろうけれど]
[それでも手放せなかった]
[たとえそれがもう意味のないものであったとしても]
[幻想種]
[行き交う不思議なものたち]
[それよりも気になる石像の空洞]
[何故なのか]
[背中にぽかりと]
[ぜルギウス]
[何を求めているのだろう]
[彼は]
[メデューサに]
[ピューリトゥーイに]
[幻想種達に]
───何、なんだろう。
[呟く]
[間近に現れて消える幻獣に、ホログラフと思ってもぎくりとした。]
気をつける。本物が紛れてるかもしれないし。…キメラの、実験もされていたようだし。
[突っ込みにそう返す。]
あたしのイメージだと、目的の為なら手段を選ばない冷血非情なおとこ。
[疲れに足を止め、誤魔化すようにみんなに向かって話しかける。]
あのさ。ゼルギウスはピューリトゥーイが必要だと言った。もし、
[言いづらくて口ごもる。けど、頑張って続けた。]
もし。…………あたし達の治療をする代わりに、ピューリトゥーイを。 置いて去れって言われたら どうする。
[アーベルの方を見ずに、ぎゅっと目を閉じて。]
[ナターリエを見たのは、彼女の身体――内部を心配したから
そして我慢せずに寄り添う2人を見たかったから。]
[屋上で見た時、星空は2人を祝福していた。]
……
[人に甘える事を、頼る事を知っていたら
違う未来があったのだろうか、と――]
…だめね。
[思考を止める言葉。
ふるりと顔を一度横に振ると黒い髪がぱさりと揺れた。]
───いいね、そういうの。
[ナターリエの提案]
[嗤う]
やっぱり───アンタ殺せば、よかったかな。
[微かに唇を釣り上げた]
[嗤う]
[冷たい指先に残る記憶]
[ゲルダの首の輪を引きちぎった記憶]
[でも]
[今更だ]
[きっと]
[どうせ自分に未来は無いも等しいのだから]
───好きに差し出せばいい。
[嗤う]
[アーベルの言葉に目を開ける。]
あたしは、あなたが嫌いよ。
[冷たい目でアーベルを見る。]
ゼルギウスも、だいっ嫌い。だから。あなた達が喜ぶ事に手を貸すのは、いや。
[そう言って微笑を浮かべる。言葉の意味は、他の人に通じただろうか。
そう言った後は黙り、他の人の答えを待つ。]
[気をつける、という言葉>>113。
ああ、と一つ頷いて]
……その可能性。
低くは、ない……のか。
[続けて投げかけられた問いかけ。
しばし、目を伏せて、思案を巡らせる]
……仮にそう、言われたとしても。
ただ、言いなりになるのは御免だな。
[呟きが零れたのは、二人のやり取りの後]
……ま、問題は、その場合の具体策が全く見えていない、という事ではあるが。
[足元で時折支えてくれる少女の強さと優しさを感じる。
私達を守ると言ってくれた優しい男の顔が脳裏を過る。]
そう。
生きると決めたの。
1人でも多くの人と…――
[だから、その為にアーベルを置けと言われたら]
未来へ繋がる道を歩くわ。
[わたしは、彼を――切捨てる。
言いきった後、ナターリエを一度見ただろう。
それが私の結論だと。]
…ただ、…
[ぽつりと続ける。神妙な様子で静かな口調で。]
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