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[その後やってきた大工のイヴァン>>118や、戻ってきたエーファ>>120とは、
何か言葉を交わしただろうか。
抱え上げ>>121られた1匹とふたりが厨房へ行く>>123、>>124のを見送ると、
ユリアンはソファに深く背を預けた。
イヴァンの豪快な笑い声>>126はいつものことだ。
自分が困ったような笑顔でいるのも、また。
しかし、妙な胸騒ぎがするのはなぜだろうか。
何か大切なものが欠けているような、あるいは不自然に加わっているような気がして、どうにも落ち着かない。
ユリアンは不安な面持ちで周囲を見渡した。
演奏家らしき男>>70と目が合えば、控えめな挨拶を返しただろう。
馬具職人だった父の話を持ち出されれば、思い出話に短く相槌を打ったかもしれない。]**
─ 厨房 ─
……っ……なに、それ。
[得意げな言葉>>139に笑っていたら、黒猫が飛び出した。
飛んでくる文句に黒猫は素知らぬ顔で毛繕い。
それにまた、笑い声をあげながら、戸棚から出したビスケットを器に入れたり、おかわりに備えてのお湯を準備したりと一通り支度を整えて。
運ぶのを手伝ってもらいつつ、広間へと戻った]
─ 広間 ─
たっだいまー。
おかわり欲しい人います?
[広間に戻り、明るい口調で問いかける。
要望があればそれに応じて動き、祖父への挨拶を終えたライヒアルトが顔を出したなら、「ちゃんととってありますよー」なんて、軽い調子で言いながらお茶とパイとを出して。
それでも、もう一人の来客が顔を見せたなら、それまでとは一転、緊張が態度に滲む。
志すものがものなので接する機会も多いのだが、どうにも女性、それも年上相手には緊張してしまう事が多かった]
[そんなお茶の時間は祖父の訪れによって一段落する]
夜に演奏会って……。
[月が綺麗な夜に、というのは聞いていたから、今夜辺りか、という話はしていたが]
ん、ま、いいけどさぁ。
[この人数なら、自分だけでも食事作りはなんとかなるだろう、と。
抱えていた別の心配は、そう割りきった。**]
[冬は苦手だ。
指がかじかんで、針仕事が捗らないから。
暖の取れる場所が限られているため、否応なしに集まらなければならないから。]
[追い剥ぎに頭を強く殴られたせいか、
はたまたその後の酷い高熱のせいか。
ユリアンは仕立て屋として生き、そして死んだ……無念にも殺された……とある女性の記憶を、
はっきりと、疑いようもなく思い出してしまった。]
[湖畔に拓けた小さな村だ。
湖と森に挟まれ、漁業と林業で細々と生計を立てるひとがほとんどの。
冬場は雪と氷に包まれ、他所との行き来も簡単ではない。
住人は最低でも顔見知り。
数世代をさかのぼれば、隣人は当然のように血縁者で。
若い世代は少ないから、何をしても年寄りの間で話題になるのだ。
秘密にしておくことは難しかった――
――けれども、]
[ユリアンは誰にも言わなかった。
否、言えなかったのかもしれない。
自分の中でゆるがぬ事実として認識されている記憶が大切だから、
悩むことも迷うこともなく、ただ黙っていた。
曖昧に、困ったような微笑を浮かべながら。]
[ベッドから起きられるようになると、彼女の知識と技術を思い浮かべながら針を持ち、布を断った。
記憶が甦っても、指は思うように動かない。
きれいな運針ができるようになるまでは雑巾と付近を大量に生産し、母にずいぶん小言を言われた。
息子が以前とは決定的に変わってしまったことを、彼女は薄々察していたのかもしれない。]
村の設定が変更されました。
そーだ、オトフリート。
演奏、いつなら時間空いてる?
カルメンも聞きたいってさ。
[一息ついた後、戻って来る前に話したことをオトフリートへと告げる。
カルメンについて思い出すのに時間がかかっているようであれば、家名も伝えた。
流石に彼女に何があったかまでは言わない]
[そうして広間に来る人を出迎えたりいくつか話をしていると、ギュンターが演奏会を行うので一緒に聞いていくと良いと告げてきた]
演奏会?
へぇ、旅人さん来てたんだ。
んー、暗くなる前に帰る心算だったんだけど……ま、ここに来てることは伝えてあるしなー。
[冬の湖には十分気をつけろ。
幼い頃から聞かされてきたことは今でも身に染み付いている。
故に夜に湖に近付くことは避けるようにして来た]
そんじゃあ部屋一つ借りて良い?
[居場所は知れているし、と一泊して行くことを選択。
ギュンターに願うと、構わない旨を返してくれた]
─ 演奏会 ─
[大きな拍手>>160に振り向けば、音の主は大工 イヴァンだった。
ユリアンは不安な面持ちで彼と旅の歌い手の顔を見比べる。
数時間前の広間で、「おばあちゃんになっちゃったなぁ」>>159と、
しみじみした声でビルケに語りかけた彼は、
『幻燈歌』にも、数ある歌の中からこれを選んだ歌い手にも、違和感を感じていないらしく。
ビルケを撫でて良いかと問われた>>159こと、自分が笑顔で頷いたことを思い出すと、
ユリアンはしばし思案した。
この胸騒ぎを彼に伝えてみようか、と。
けれども、素直に楽しんでいるイヴァンを暗い気持ちにさせてしまうだけかもしれないと考え直し、
結局、いつものように口を閉ざす。
その場に他の者がいるならば、ユリアンの落ち着かない様子に気づいただろうか?]**
―少し前/ギュンターの屋敷・広間―
楽しんでやれているならそれが一番じゃないかな。
一人前の薬師になるの、期待してる。
[彼はいい師匠にめぐり合えたんだな、と、会ったことのないその人を思い浮かべる。
そうして、ユリアンについて口にした事には、やはりどこか曖昧な返事が返った>>75]
なるほど……ここに来ているなら顔を見たら思い出すかな……
[無理には詮索せずにそう考えて、石頭の、と言う言葉にくすくすと笑う]
ギュンターさんも変わってないな。
そのギュンターさん相手に頑張るから気にいられてるのかもね。
[と推測を交えて、様子を見てくると言う言葉>>76に]
ん、ちょっとくらいなら大丈夫だろ。な、モリオン?
[と返して広間を出て行くのを見送って、落ち着かない様子の黒猫をそっと撫でた]
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