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とりあえず…もう踏み抜いたなら下手に動くよりここのが安全…かな
[一応周囲を注意深く見つつ言い]
……そういえばだが、前衛と後衛…決めてなかったな
[先ほどの飛来する棘から防御する際のことを思い出して考える]
少しぐらいは決めたほうがいいかもな…お互い勝手に詠唱して。どっちも治癒術で二度手間とかあほすぎる。一人が性に会っててできるのかもしれんが。これはこれで便利だぞ
[ここで休憩などと決めて治癒をしつつ。協調性の進めなのか単に効率性なのか。
相棒に聞いてみた。とはいえ前衛後衛にどちらかの*こだわりはないのである*]
はい、これでよしっと。
それにしても、あんな初手から仕掛けられてるとは。
いつもとは一味違うみたいね。
[ブリギットに少し遅れて。警戒はしながら前へと進む]
この先にはどんな罠が待ち受けているのやら?
[それは多分]
[さっきの今なので、少なからず周りに注意を払いながら、しばらく進むと、右手が開けたT字路に出る。]
今度はT字路ですか。
……また、同じ手でいいか。
[そう呟いて刀を抜き、地面に立てて、パッと手を離す。]
……俺が、影輝学科で聞いてたのは、「死なない程度に死にかける」だったけど。
まあ、「頑張って死んでこい」という激励の意味は、わかった気がする。
[どんな解釈をしたのかといわれそうな事を言って。
聞かれた呟きが、『別の意味』に取られた事にはこっそりと安堵の息をもらす]
洞窟だけに、お約束の罠もありそうだしな。
色んな意味で、余力はあった方がいいだろ、ここは多分安全だろうし。
[言いながら、その場に座り。
きょときょとと落ち着かない真白をぽふりと撫で]
ああ、前衛後衛。
俺も、多分どちらでも行けるが。
[だからこそ、単独も可能である、と言えたわけだが。
ともあれ、役割分担の話に、しばし思案の素振りを見せ]
俺の場合、治癒の発動に手間がかかる事を考えると、基本、前で立ち回る方がいいかもな。
勿論、相手によっては符術よりも魔法の方が有効だろうからな、その辺りは臨機応変に、てとこ、か?
[学科演習でも、どちらかと言うと前衛に立つ事が多かったからか、前に出るのが思考として自然らしい。
導師からは、後方からの援護も学べ、と釘は刺されているのだが、それは今は意識の隅らしい]
ああ……そういや、さっきツキネになんかやってくれてたろ。
「ありがと」だとさ。
[それからふと、思い出したように。
自分だけが聞き取れる真白の言葉を*伝えた*]
[右手の道に入ったと同時、フッと辺りに影が差す。]
んー?
[不審に思って、上を見上げる。]
……………うえぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?
[そこには、視界いっぱいの巨大ふわふわ。
それが落ーちーてーくーるー。]
「……初めて騎士っぽいと思ったぞ。」
[失礼千万な異界龍の言葉に無言でベアトは頷いた。]
……オーヴァン、力貸してね。
ふわふわ、押し戻すから。
あと、ヘルムートをよろしく。
[そういうと、オーヴァンを媒体にして引き出した異界の力でふわふわを押し戻し始める。
その時にヘルムートが巻き込まれても、きっちりオーヴァンが回収して横道に。
その後、ベアトも*回収されたとさ*]
え、今度は何?
[ブリギッテの声に釣られて上を見ながら一歩進む。
カチリ]
ちょ。ちょっと!
世界に満ちたるマナよ、集いて……
[急いで詠唱に入るも。
加速度のついた巨体は落下も早く]
―― Falli……
[べふっ。ぐしゃっ]
[余計な動きをしなければ良かったのかもしれない。
もふっとしてても当たり所が悪ければ]
きゅう。
[しっかりと潰されるのである]
[べちゃ、と二人が巨大ふわふわの下敷きになり、数分後。
ふわふわの下で風が渦巻き、徐々にふわふわを持ち上げていく。]
あああああ…………どっせぇぇい!!
[ぶわんと、一際強烈なつむじ風によってどこかへ飛んでいく巨大ふわふわ。
うつ伏せで、はぁはぁと肩で息をする。]
やばい、ふわふわやヴぁい。
もこもこぬくぬくマジやヴぁい。
[心なしかお肌がつやつやしていた。]
[ちょろりちょろりと、各所に顔を覗かせて]
ふわふわ発生率が高いなぁ。
しかもきっちり食らってる辺りが。
学長の魔力吸い過ぎたんじゃねぇの、こいつら。
「迷宮ん中、ふわふわで埋め尽くされたりせぇへんやろか」
その時は時空移動させちまおう。
ふわふわ達も自分でどっか行ったりするだろうし、大丈夫だとは思うが。
[ふわふわに関してはしばらく様子を見て。
増えすぎるようなら先程と同じように、生徒が移動してから半分くらい回収して行く*ことだろう*]
[巨大ふわふわを吹き飛ばしてもらった後もどこか暢気に]
くー。
[魔力にしっかりと捕まっている人と猫はうつ伏せたままだったり]
[うつ伏せでちょっぴり恍惚としている彼女の背に背負われたブロードソード。
そこに巻かれた布は何時の間にか解け、その刀身を露にしていた。
それは一見したところ、とてもでないが剣として使えるようには見えないぼろっちいものであった。]
んぅ?
[ぽやーとした顔で寝返りを打ちブリギットを見る]
あ、助けてくれたのね。
ありがと。
[ふわりと微笑む。
背負われた剣の様子に気づくのはもう少し目が覚めてから*だろう*]
あーうー。
いあいあ、どういたしましてー。
[まだぼんやりしているのか、受け答えもどこか覚束ない。
しっかりとした意識を持ち直すのはもう少し*後になってから*。]
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