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[冗談じゃない、と。言うのを遮るように、視界が眩む。
一人になって、緊張が緩んだか。
発作の兆候、と認識するより先に、手から本が滑り落ちて]
……やべ……。
[クレメンス辺りに見つかったら、色々とヤバイ、と思うものの。
胸元基点の痛みと痺れ抑えるための薬に手を伸ばすには遅すぎて。
結局、いつもと同じ対処法──気絶という形で、異変を遮断した**]
[リートのコエにオレは小さく肩を竦める。
ま、そう思うのも無理はねぇか。
同胞だと分かってる奴以外にゃ人狼だーなんて言えねぇからな]
残念ながら、人狼は今でもいる。
少なくともオレは、人狼だ。
[リートもそうだとまでは言わなかった。
今はあまり負担をかけない方が良いだろうから]
おぅ、ゆっくり休んどけ。
[頭撫でてやろうかと思ったけど、離れてたしいきなりやったら不審がられちまうから、オレは柔らかく笑む気配だけを聲に載せた]
ありがとうございます。
後で代金の方も教えてください。
[今度ばかりはきちんと心を込めてゼルギウスに感謝を伝えた。>>143
無償で貰おうとはしないのは、相手もこれを生業とするならばと思えばこそ]
……うん。
食欲はないけど、少しだけなら。
[姉の提案に食べなければ心配するかと頷いて。
申し出てくれた人やクレムの手も借りると、本格的に動けなくなる前に二階へと上がった。
言われたように薬を飲んで布団に入って。程なく記憶は*途切れた*]
[ライヒアルトが隻眼の男性の手を借りて二階に上がっていくのは、心配そうに見送って。
フォルカーとエーファが二階に向かうのは、姉妹仲が良いのね、とこんな時なのになんだか微笑ましく思えた。
エーリッヒの表情とミーレの鳴き声>>144には、ようやく柔らかな笑みで応えることが出来。
彼らが上がっていくのも、お気をつけて、と見送った。
ゼルの苦笑と、やっぱり執事のことを言われるとこちらもくすくすと苦笑交じりに笑みを零し。]
ヴァルター、ゼルに厳しいものね。
…うん、そうね。ありがとう、ゼル。
[続いた言葉には、数度瞬きをした後彼の気遣いに微笑み頷いた。]
いやいや、これも仕事だし、元気になってくれればそれでよし。
お金は終わったらちゃんと請求するから気にしないで大丈夫さ。
[ライヒアルト>>155の感謝に応える。
代金については当然ながらそうするのである。だが今手元にお金があっても仕方ないし今起きてる病気に対して手段を講じたら後払いなどしょっちゅうあることであって]
じゃ、後はよろしく。
[と、食事を取るかを聞いているナターリエ、それにクレメンス、そしてヴィリーへと向けていった]
人狼が、みんなリエルみたいだったら。
それは伝承の方が間違っているんだ。
[こちらのことを含めない優しさに気づく余裕は今はまだない。
それでも人狼だと認めて、その上で気遣ってくれるリエルなら、伝承に聞くような人狼ではないだろうと。期待を混めて囁いた]
うん。おやすみ。
[柔らかな笑みの気配に、ふわりとした笑みをコエにして。
部屋で横になると、今はそれを必要として心も一時*閉ざした*]
[ライヒアルトの応えに眉尻を下げてこくこくと頷く。
具合が悪いにも関わらず気を遣わせてしまっている事が心苦しい]
……ごめんね、ラーイ。
ゆっくり休んで。
[あねという立場にありながら支えられぬもどかしさに
義兄たちの手をかり部屋に戻るライヒアルトの後ろ背を見詰めながら
かなしげにその表情を翳らせた]
[もしもその場でみていたら、気絶は対処法じゃない。とかいったりしてそうだが、そこまで踏み込んでない以上エーリッヒの有様など知ることはなく]
ってか、あれは母さんに嵌められたのをいまだ根に持ってるんじゃないかと思ったりしてる。
[大人気ないよなーといわんばかりにブリジット>>156へと答え]
ん…いや、気にするな。
見習いとはいえ薬師ってのもあるが、これは友人として…ね
それに笑ってるほうが似合ってるしな
/*
中発言も少しだけ。
明日は夜に少し覗けるだけ、明後日も夜になってからしか顔出せなさそうなので、動く時は遠慮なく好きにしてって下さい。
合わせる必要があったら後から補完してきます**
*/
─ →厨房─
[お湯の残りでオレは洗い物を始める]
……ほんっと、面倒事に巻き込まれたよなぁ。
[さっさと村を出てりゃ良かったか。
母親に縋られて出発延期したのは失敗だった]
[ぶつぶつと文句を言いながら、オレはしばらくの間洗い物を片付けて*いた*]
[まあ後は大丈夫かな。と周囲を見て思ったところで]
んじゃ、俺も一休みしてくるかな。
なんかあったら呼んでー
[と、最後は気楽な態度で、二階へと*あがっていった*]
―→ 二階の部屋―
―リネン室→広間→二階―
[反対側は浴室だった。
宿屋の作りははじめて目にしたが、今は浴室に入りたいとも思わずに、広間へと向かう。
片付けを手伝おうかと厨房に目を向けたものの、多分今は無理だと判断するのは早い]
僕も部屋に行くかな。
さすがにまたここで寝るのはね。
[広間にいた人たちに軽く手を振って、二階へあがる。
崖の方は見なかった。一番端の部屋にたどり着くと、ベッドにそのままもぐりこんで、身を丸めた**]
[ゲルダの言葉>>158にこくと頷き
振られる手に釣られるように手を振り返した。
食欲が無いらしい彼にはミルク粥でも少し重いだろうと
食料庫に足を運び林檎を見つけ出すと
洗い物に勤しむエルゼリート>>162の隣で其れを摩り下ろし
カップにそれを注いでスプーンを添えたものを持ち
二階のライヒアルトの部屋の扉を叩いた。
急げば薬を飲む前に間に合っただろうか。
布団に入るまでおとうとの傍を離れようとはしなかったが
彼の意識が無くなれば食器を片付けに一度厨房へと戻る]
[ナターリエとクレメンスもライヒアルトについていったろうか。
ゲルダが毛布を運ぶのは、手伝わなくて良いかしらとは思ったものの結局立ち上がれず見送るのみで。
ゼルが執事について言った言葉>>160には瞬き数度。]
まぁ、ゼルったら。
いくらヴァルターだって、そこまで大人げなくは…
[言いかけて、無いとは言い切れないと気付き視線を彷徨わせた。
そんな様子にゼルだけでなくアーベルからもツッコミを入れられたかもしれない。
けれど続いた言葉には、またきょととした後はにかむような微笑みに変わった。]
…ありがとう。
ゼルも、無理はしないでね。
[二階に上がる彼に、そう声をかけ。
自分も一度部屋に戻ろうか、と傍らのアーベルを見た。]
[伝承が間違っていると言うリートの言葉に、オレは敢えて何も返さなかった。
ただ、笑む気配を返すのみ]
お休み。
……まっさか、オレが知らぬ子に教える羽目になるとはな。
[コエが聞こえなくなるのを確認してからの呟き。
聲に溜息が混じる]
…リート、伝承は間違ってるようで、間違ってねぇんだよ。
ま、オレもまだ体験したことはねぇんだけどな。
[感情の昂りで事を為したことはあったけどよ。
でもそれは事故みたいなもんだったからな。
だから外に居た同胞の一部が体験した感覚はまだ経験していない。
けれど、それも今日までと言う漠然とした感覚が、今オレの中に根付きつつ*あった*]
/*
>>*20
予定了解。
無理なく行きましょう。
こちらも不在時に必要があるなら、好きに動かして貰って構いません**
ね、アーベル。
なんだか此処に暫く居る必要があるみたいだし、一度お部屋に戻らない?
荷物も出しておきたいし、ちょっと休みたくなっちゃったから。
[そう問いかけ首を傾げる。
彼がまだ上がらないと言うなら自分一人で上に上がるつもりで。**]
[再び厨房に足を運ぶ頃には
エルゼリートの片付けも終わってる頃か。
流しでカップとスプーンを洗い布で拭いて元の場所に仕舞う]
……おとうと、だから。
心配になるのは、当然で……
看病するのも……、当然、よ、ね。
[確かめるように呟いて水桶とタオルを用意して
そろそろと階段を上りライヒアルトの部屋を訪れた]
――…ラーイの体調が早くよくなりますように。
[祈るように紡いでかたく絞った濡れタオルを
ライヒアルトの額に宛がう。
備え付けの椅子を寝台の傍に引き寄せて其処に座り
熱が高いようなら幾度かタオルをかえてして――。
いつの間にかそのまま寝台の端に伏せるようにして
うつらうつらと微睡の中へと誘われていった**]
ひっでぇのー。
[口で言いつつもくっくっと表情には笑みが残る。
可愛らしいという様>>161には、まぁねぇと曖昧な同意を見せて。]
まったく可愛いのと美人のとが沢山で選り取りみどりですナ。
[などと軽く言う。
暫くはそこで周囲の様子や、ブリジットの様子を伺っていたが、>>167部屋に戻るという主の声を聞いて。]
そうねェ。一旦休んでまた後で…かな?
[特に今ここでする事が思いつかない。
殆どの人間が上へと上がっていったのもあり、ならって一旦部屋へと戻る事に。
階段を上がる時にまた手を貸そうとしながら、主が部屋に入るのを見届けてから自身も借りた部屋へと戻った**]
― →二階の部屋 ―
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