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エリカちゃんが言うには、堕天尸は羽根の色をごまかす術を持っていたりするらしいし、実際それは難しいだろうな。
[ラスが口ごもった理由を理解していたから、何も触れず、常の口調でそう述べた。
くしゃくしゃと、髪が乱れていくのにも微笑を浮かべるだけで]
あは、難しいな〜
難しいのは楽しいのかなぁ…うん。きっと楽しいよ〜
[エリカが言っている言葉の半分も理解していない様子のまま、頷いて、やっぱり笑う。
伝令がスティーヴになにやら話しているが気にはしなかった
このような状況で陽気に笑っていることに睨まれるが、やはり気にはせずにいながら、休みにいくエリカに]
整ったものと壊れたもの…どっちあるから特に綺麗…
[ぼそりと、届くかどうかわからない言葉を紡ぐと
オーフェンの視線に気づいて、手を振った。
やはり陽気な態度は*変わらなかった*]
確かに…島ごと破壊できればいいでしょうけど。
それには、やはり巫女姫殿の結界が邪魔ですわね。
まだ、アレは生きているようですし。
[ そう言って頭を抱える。]
[ 横で言われる会話を聞いて、頭を抱える。]
見かけでも判断できないと……。
じゃあ、何をもって判断すべきなのでしょうか。
言動なんかじゃ単なる好みになってしまいますし。
――――――…。
長老は…堕天尸でない者も封じてしまうつもりなのでしょうか?
私たちの言葉だけで決めるのだとしたら。
[ それはつまり――――――。]
疑わしきは罰せよ…ですか。
[ 何だか気が重い話だ。]
ごまかす術…ねぇ。
長老さんでもそれは見抜けない、って事かな。
としたら、厄介だな…。
[考え込むように、右手でカルロスの頭をわしゃわしゃしつつ左手で自分の後ろに縛った髪を弄りながら顔を上げて空を見た。
暫くそうしていたが、周りを見渡すと]
俺、家族とか心配になってきたんでやっぱ帰るわ。
リディア、飯また今度。
[膝をぐっと入れ込むと、強く蹴って飛び上がる。
そのまま薄金の羽根を広げ、自宅へと*帰って行った*]
[人々から離れて木の幹に凭れたエリカを心配げに見た。会話の内容は把握できていなかったが]
……心、辛そう……?
みんな……一緒……
[小さく呟き。こちらの視線に気づき手を振るネロには、ぽへっとした顔で手を小さく振り返した。巫女の行方不明を告げに来た男に一度険しい目をやった後、目を閉じ、しばし巫女と婆様の言葉を*思い返している*]
[カルロスの言葉>>121に、]
そうだな……言うとおり、クローディアの責任感が裏目に出た結果なのかもしれない。
のんびりやで、優しい。そして頑固な子、だったかもしれないな、そういえば……わ。
[再びリディアに抱きしめられ、もごもごとしているうちに、長老がやって来る。巫女の行方についての話を、黙って聞いていた]
クローディアは、結界樹の中か。それならば、……当面はクローディアの身にそれ以上の危害が及ぶ事はないのだろうか。
[しかしロザリーの昨日危惧していた、誰を疑えばいいのか分からない状況で、堕天尸と思われる人間を見つけ出さなければならない事。クローディアに任せておくべきだろうと考え、自身が棚上げにしていた事を、放ってはおけなくなり]
……………めんどうだ。
[巡った思考の果て、それだけぽつりと*呟いて*]
[それでも尚、木に凭れて目を閉じたままのエリカに、眉間に刻まれた皺は深くなる。
巫女の行方を告げた少女は、出来れば聖殿の長老の元へと連れて行きたい。姿を消す前の巫女の言葉を聞いたらしき、敵意を向ける少年も。
何を考えているかわからぬケイジや、何をしでかすかわからないネロ、明らかに動揺しているアヤメも、異なる意味でここに残していくのは気が重い。]
『………来いと言っても、素直に従ってくれそうにはないがな。』
[ただ人でしかない己に自嘲を込め、口を歪める。
それがどう受け取られるかは気にもとめず、再び促す。]
………なんだ。言いたい事があるなら手短に言え。
[幾度めかの敵意を込めた視線に、苛立ちを込め吐き捨てる。
余裕がないのもあるが、元々態度を和らげて訊くなどという芸当など出来はしない。]
飛ばない、ねェ。
飛べるのに飛ばないのか
[歪んだ二対の翼を見て、狐は興味深そうに呟いた。
そして木の方へと去るエリカ。
――スティーヴに告げられた言葉に、彼を見た。]
鷹目殿。
残念ながら封じられたのだろう――というより一番遅く此処に来たのだが、俺も必要か?
[狐がわらう。]
あいにくと、何一つ、有用な情報はないもので。
―結界樹―
[傍らに来ていたオーフェンの声と感じた温もりに、一先ず気は鎮まり]
……ああ。
悪いね、驚かして。
[とっさに笑みを作って見せる。
今は、動揺を強く出せない、と自身に言い聞かせつつ。
やって来た伝令の言葉と、その後のスティーヴの言葉には、やれやれ、と息を吐いて]
……旦那、落ち着こうよ。
カリカリしてたら、まとまるモンもまとまりゃしない。
………殺す? 何故だ?
[長い沈黙の経て零れた少年の言葉に、顰め面のまま問い返す。
一歩近づき見下ろす。震える脚が目に入り、舌打ちした。]
クローディアは…巫女は、結界樹に堕天尸を封じ込めると言っていた。巫女のいない今、どうやって封じ込めるかは知らんが、長老には何か策があるのだろう。
………命まで奪いはしまい。
[絶対無いと断定する事は出来ず、客観的事実だけを告げる。]
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