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そっか、元気で平気なら良かった。
[笑うユリアンに安心して、小さく笑った。
アーベルの言葉に、やっぱり属性の関係かなぁ? と少しだけ考えて]
……ユリアンの力は、美味しそうだったのかなー…。
[…そういえば、どういう基準で選んでるんだろう?
メーアが後で怒ったらしいから、今日はオレを食べなかったけど。
何か、あるんだろうな。多分。
ユリアンの言葉に、漸く気付いて考えてみる。けど、やっぱり判らない。
まぁ、いいか。 中に戻ろうという言葉には、一つ頷いて]
仮に手伝っている奴が居るのなら、機鋼竜は直接手を出せていないと言うこと。
そいつを押さえれば機鋼竜が何をしようとしているのかも分かり、やろうとしていることを阻止出来る、か?
直接手を出してるんなら、お手上げだがな。
[誰に言うでもなく声に出して。リディの声には]
人間と比べちゃ分が悪すぎらぁ。
勝手が分からん。
当てはまる常識が当てはまらなけりゃ、どうにもならんだろ。
いやちょっと待て。
いつドロイドが出てくるか分からんのにふらつくのは…。
[そう言って止めようとしたが、何かを見て二階へと上がっていく様子にそのまま姿を見送って]
[返された笑みに、私は密かに安堵の息を吐く。
掠めた指先は、僅かなりとも対の竜を鎮めただろうか。
未だ私は彼の対ならぬ対という自覚は持たぬままであったなれど]
……お気をつけて。
[震える彼の仔を抱き寄せ、去り行く姿を見送る。
不安そうに見送る幼子の頬へと鼻先を摺り寄せ、柔らかな頬を濡れた舌先で触れたろうか]
ああ……ちょっと、風に当たってくる。
[ユリアンの問いには、短く答え。
すぐ戻るから、というや、足早に──というか、捕まらぬよに、多少の『加速』も交えて、外へ。
外に出れば、一つ息を吐いて夜空を見上げ。
なるべく、広間から離れた所で、おもむろに拳を握り締め]
……上等っ……。
[低い言葉と共に、それを壁へと打ち当てる。
異眸にあるのは。珍しくも、憤りの色彩。
それがどこに向けられたものか、恐らく知るのは*魂分かつ、白梟のみ*]
[アーベルとユリアンの薔薇な展開をぽかーんと眺めていたわけだが]
……節操なしは嫌われるよ。
[それだけ言って、スタスタと中へと入っていった。
その声にほんの少し苛立ちが混じっていたのに何人が気づくか。]
…おいしくない?
[アーベルの言葉に、思わず首を傾げる。味じゃないのかな。
だったら、何でだろう。オレは機鋼の三対の一つだから。
多分……アーベルの言葉で言うなら、食べにくいと思うんだけど。
ぼんやり考えながら、すれ違うオトフリートの様子に、僅かに眉を寄せて、
しかしそのまま、アーベルたちを追うように*広間へと*]
[時空竜の表情に…声はかけてみたものの、止まらないとは判って]
迷子にならないでくださいよーー!
[背中に向かって叫んで見送った]
[食器を片付け戻ってくれば、アーベル達が戻ってきたところで]
あ…おかえりなさい。
[ちょっと間が空いたのは先程の影響。
でも違う。この目の前の青年は同じじゃない。
再び猫達の傍へと行って、ちょこんと座った]
[広間に入ると][挨拶の声]
ん。ただいま。
[声を返して][普段通り壁際に陣取り]
[座り込んでぼんやりと。]
[視線は猫達を気にしていたが。]
ん、ただいまー。
[遠くへ出掛けていたわけではないが、ブリジットの出迎えにそう答えて近付く]
大丈夫だからね?
[多くは言わずに、そっと頭を撫でようと手を伸ばす]
[ミリィの言葉は聞こえたが、何があったのかなぞは知る由もなく。何イライラしてんだ、とか思ったが、言ったらまた荒れそうなので止めておいた]
動いたことは多々あれど、根本的な解決には届いていないっと。
…今やれることをやるしかねーな。
おーし、マテウス。
見張りでもすっかー。
[アーベル達を通してまた玄関に鼻を覗かせたマテウスにそう告げて、その鼻先をぽんぽんと叩く。外に出ればマテウスは玄関前で、ハインリヒは屋根の上に上がり、睡魔が襲ってくるか、誰かが交代してくれるまで警戒に入る*だろうか*]
[猫達をそっと撫でていたら、ユリアンに頭を撫でられて]
…うん。
[暫くぼんやりと見つめ返してから、コクリと頷いた。
それは知っている者ならではの一言なのだと理解して]
私も、頑張るから。
[例え力が弱くても。出来る限りを]
[そうしていたのも暫くの事]
[ふらりと立ち上がると広間を出て]
[今日は階段を昇ってはゆくけれど]
[*彼がどの部屋に居るか知る者はいるだろうか?*]
[頑張るから、というブリジットの言葉に微笑んで]
ん、僕も頑張るよ。
[それから、一度、二階に上がって、リディの部屋を確かめてから、ハインリヒかマテウスが眠そうなら、途中で見張りを*交代しただろう*]
[階段を昇り人目が無くなると同時]
[転送装置へと手を触れる]
[その動作はもう既に慣れたもので]
[粒子へと分解されて][此処より遥か地下へと]
−中央塔下部・ファクトリーエリア−
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