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[そして無言だった赤い世界に、銀の意識は戻ってくる。]
[明るい声は消えてしまったようで。]
[銀の意識も無言のままだが。][どこか不機嫌そうに低く、唸りながら。]
[緋色の世界を介して感じる、気配。
表の世界に漂う香り。
月の誘いと共に、渇きが疼くのは感じた、けれど。
それは、押さえ込む]
……人って……案外、あっさり、人、殺せんだよね……。
[宛もなく零れる、コエ。
蘇るのは、父が殺された瞬間。
自身の、最初の覚醒を促したもの]
[息が荒い。][どれだけ走っただろうか。]
[気がつけば、随分森の中へと入り込んでいて。][靴もろくに履かないまま。][防寒具も身に付けていない。]
[酷く、寒かった。]
しかた、ない…?
仕方ないのは、人狼だって…っ!
[リディの言葉は、それだけはハッキリと聞こえた。
ナターリエに縋っていた顔を上げて]
っあァッ!
[声は、途切れる]
[男は、扉の外でアマンダの遺体を運び出していたマテウスとミハエルに、ブリジットを探しに行くと告げた]
後、頼むぜ。
[こう言うのは何度目だろうかと、ちらりと頭に浮かんだ]
[アマンダを外に連れ出し、胸に手を当てて頭を垂れ、...なりにしばし死者を悼む
それを終えると同時ぐらいか、ミハエルの呟きが聞こえて]
…死者の分まで生きるっていう仕事がある…生きてるってのも忙しいからな
[...なりの慰めのつもりであるが、最も己にそういう役割が不向きであるのは知っているため返事を聞かずに]
さて、んじゃブリジットでも探しに行くか…って、そういやノーラもいなかったんだっけか?集会所内にいるかもしれないが、一応気に掛けとくか
[動きやすいように木箱を背負いなおした]
…ぁ、ここ、どこ…?
[ここは自分が住んでいた森とは違うが。][ようやく戻ってきた意識を働かせ、ふるふると首を振り辺りを見回し。]
[頭痛はもう、しなかったが。][暫く動かずにぼんやりと、佇んだまま。][両手で体を抱く。][寒い。][とても、寒い。]
[震えていたら。][知った匂いを感じた。][そうよく知った。][血の匂いを。]
[マテウスの慰めに、ほんの少し笑みが浮かんだ]
……そう、ですね……。
[それ以上の言葉は彼から出てこなかったが、ノーラという名前に、反応した]
そういえばですね……。
[そして改めて集会所のピアノが鳴っていたこと。
覗いたら人影があったこと。
そしてノーラの名前を呟いたら、音は止んで人影も消えていた事を語った]
広間に戻ると、ノーラさん以外全員居ましたし、考えられるのは彼女だけなんですが……。
[と、その時ハインリヒが出てくるのが目に入った]
[問いかけに、無意識の一言に今更のように気づく。
とっさに何でもない、と言いかけるものの。
追求されるのは、目に見えていて]
……母さんが、忘れさせてくれてたモノの、一つ……。
父さんが……。
[殺された時のこと、と。
呟きは、辛うじて聞き取れるか否か、という程度で]
[ぽつぽつと言葉を落とすのは、まだ混乱しているからなのだろう]
……そうね、誰もこんな事は望んでいない…。
[それは彼女の言葉の意図とは違うのだろうけれど、
だけどそう返すことしか出来ず]
[声をあげて泣く彼女を、もう一度そっと宥めて]
泣きなさい…今は泣いても良い時だわ。
[そう言って、彼女の気のすむままに]
[そして彼女が泣き止むまで]
[そのままで*見守っている事だろう*]
仕方ないよ。
人狼はぼくらを殺す。
ぼくらは人狼を殺す。
だって、そうしないと。
痛いでしょう?
[何を言っているのか理解しないまま、声は淡々と紡いだ。
表情は矛盾したままだった。]
[ミハエルの言葉に、男は眉をひそめる]
いや、けどお前さんは武器とか持ってないんじゃないか?俺かマテウスと一緒に行動した方がいいと思うぜ。
[まず真っ先に浮かぶのは、昨日の血塗れた海。][月明かりに照らされた、白と赤の鮮やかな色。]
[だから、ここはその場所に近いのかと思って。][そこからなら帰り道が分かるかもと思い。][震える足はそちらの方へと向けられる。]
[彼らが火葬され、すでに土の住人と化したことなど知らなかった。]
[ノーラの話題を口にすれば、ミハエルからさっきはそれどころではなかったからまともに聞いていなかったのか。そのときの奇妙な話を聞き、顔を顰めたが、それに対して何か言うまでもなく、ハインリヒが出てきてハインリヒが出てきて、ブリジットを探しに行くと告げて]
なっ。おいっ。後って。待て。俺も行く。
もしかしたらノーラも外にいるのかもしれんからな。人手が必要だ。
[草叢の向こう。][木の陰。][そこは月明かりに照らされて。][ひどく綺麗な。]
[赤と白の混ざり合った。][血の匂い、噎せるような。]
[ハインリヒの言葉に、小さく微笑み]
一応護身術の心得程度ならあります。
……尤も、あまり役には立ちませんが。そんな事よりも、今はブリジットさんを保護するほうが先決ですから。
[狼の群れを思い出し、ぎゅっと拳を握り締めた]
[淡々と、紡がれる、声が聞こえる]
仕方ない?
痛い?
[痛い、は痛みの事だろうか。
獣の性に、在り方に。
逆らった時のあの痛み]
でも……。
仕方ない、から……で?
[言葉を紡いでいるのは、大事と認識してるモノ、だけれども。
でも、どこか。
何か。
軋む、心地]
[さくと雪を踏み分け、傍らにとさりと座り込む。]
[ノーラの無残な亡骸の傍らに。]
ぁ、ああ……ぁ………
いやあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!
[悲鳴は、遠く響いただろうか。]
――そう。
[手を持ち上げる。
頭を撫ぜるには、彼の方が背が高かったから、代わりに、頬へ。
いつかの時のように、冷たくはない、温かい手のひら]
[なのに、心はどこか、冷めていた。
彼の話は聞こえているのに、胸の奥にまで届かない]
[鴉の鳴き声は、慰めか、それとも]
[リディの声に反応するように顔を上げ、苦しげに言葉を詰まらせるイレーネを落ち着かせようと]
[だけど、それ以上どうすればいいのかは判らずに]
[ただ、その場に居る者達の様子を*伺ったまま*]
…師匠、俺…間違ってる?
けど…
こうしていかなきゃ…守れねぇじゃん。
[床に転がったまま、呟く。
違うとわかったあの人を、守るためにも…
奴等を殺し尽くす以外、方法はないのだ。]
[一瞬、自分の錯覚かと思った。
何せさっきノーラがいると勘違いしたばかりなのだ。疲れで頭がぼやけていると思っていてもおかしくない。
だから、その悲鳴が聞こえた時、...はマテウスとハインリヒへ視線を向けた]
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