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─ 広間 ─
すみません、ちょっと寝すぎてしまいました……。
食事の仕度とか……まだお手伝いできること残っているでしょうか。
[アメリアの遺体が発見されてから、どのくらいの時間が経っていたか。
広間に現れ、その場に誰か居れば何気なく声をかけた。]
― →広間―
[広間に顔を出した時には、いつものように身支度はしっかりと整えられていたが]
おはよう。
[そこで会話をしていた者たち>>134>>135に掛けた声は静かなもの。
織子の声>>139がすればそちらを見遣り――何かを言おうとして]
アメリア君が、何か。
[丁度発された名前>>135を拾い、そちらに視線を向ける。眉を寄せた]
─ 前日 ─
[温室と、外と、自室と。たまに物置と。
温室の手入れのためにあちこち動き回っている内に、時間は過ぎていた。
土いじり以外にもやることがあるんじゃ、と思いつつ、じゃあ具体的に何をどうする、と言われても答えは出ず。
草取りや水遣り、花木一つ一つの世話をしている内に日は暮れて。
ベアトリーチェが広間にあれこれ持ち込んでいたのにも気づかずじまいのまま、自室に戻ると深い眠りに落ちていた]
─ 翌日 ─
……ん……。
[前日動き回った反動か、目覚めが訪れたのはそれなりに時間がたってから。
ふる、と頭を振って身を起こし、身支度を整える]
……っと。
そういえば。
[ベアトリーチェはどうしたか、と。
すっかり抜け落ちていたそれを思い出し、まずは少女の部屋へと向かい、その扉を叩く。
けれど返事はなく、声をかけて覗いた室内は無人。
念のため、家主の私室も覗いたがやはり姿はなく]
……あいつ。
どこで寝た?
[二部屋とも、誰かが休んだ形跡はなく。
舌打ちをして、階下へと足を向けた]
……見つかった、か。
ま、特に隠しもしなかったし、なぁ。
[青年は驚きを示していても、その内の銀の獣には既に知れたこと。
故に、零れたのはこんなコエ]
そうですか。なら……
──…えっ。アメリア…が!?
そ、そんな……。
人狼って、そ、それは確かなのです、か。
[何か作りましょう、と言いかけた言葉が、ローザの話に驚いて途切れる。
つっかえながら尋ねるが、問いかけは他の者と重なったかもしれない。]
―回想/廊下―
[クロエの言葉>>102に少しだけ考えて]
ある程度、知れているのかな。
口止めしていた風でもないから――
[いずれ皆が知ることになるだろうと思っている]
ライヒアルトの事を聞いた時に
カルメンとエーリッヒには見出す者がもう一人居る事を伝えた。
カルメンは――…誰か知りたがっていたようだけど
それが誰かは言っていない。
伝えたのは、もう一人は俺を視たという事だけ。
[探ってみようとは思う、などと言われれば
複雑な顔をして頸を縦に振ることは出来ない]
シスターナターリエを、調べるのは賛成だよ。
彼女が人であるなら、思いを晴らしておきたい。
─広間─
…… そう、か。
彼女が。
[返った言葉>>143に僅かに目を瞠る。
人狼と断言された事に違和を覚えた様子は無く、ややあってただ頷いた]
……遺体は如何したのかね。
[遺体が出たなら祈りを捧げるが男の役目であり、故に尋ねる。
だが答えを聞いてもすぐにはその場を動かず、何やら思い悩むように眉を寄せていた**]
─ 広間 ─
[エイリの姿>>144も見えて、そっちん視線向ける。
名前繰り返すん聞いて、うちは頷き返してん。
カルメンさんの問いかけ>>145にはちょい顔歪めてんけど、伝えんわけにも行かん思うて口開いた]
……ミリィの心臓、無ぅなっとった。
あと、首に深っかい牙ん痕、あってん。
それ以外はなぁんも傷、あらへんかった。
[そん説明だけで納得行くんかはしらん。
うちは見たままを口にして、カルメンさんに答えてん]
遺体は、アベルさんに頼んで部屋ん運んでもろた。
外に置いたままには出来んかったさかい。
[ライさんの問い>>150は尤もやったさかい、疑問は抱かへん。
やけど、直ぐに動かんのにはちょい首傾げてもうた]
―アメリアの部屋―
[血の失せたアメリアの身体は思いの外軽く感じられた。
まっすぐ彼女の部屋に向かい
そっと寝台の上にアメリアを寝かせる]
アメリア……、少し、傷口を見せて貰うよ。
[言い置いてからシーツを捲り彼女の身体を検分した。
無論、専門的な知識などないから大した成果はあげられないが]
――…また、心臓を抉られてる。
喉を狙い、それから、……
人狼は人の心臓を好むのだろうか。
[答えは出ないが心臓に執着があるのだと思った]
―広間―
いる、の。
[はっきりと返る言葉>>135と。
小さくなった声に、最後のピースがハマるような感覚を覚えた。]
――…人狼がいなかったら。
お祖父ちゃんも、生きてた…?
[自分の手のひらを見て。]
(―自分がもっとしっかりしていれば防げた?―)
[ぎゅ、と手を握りしめた。]
―アメリアの部屋―
こんなことになるなら――…
一緒に夜明けまで酌み交わせば良かったかな。
[昨夜の事を思いぽつとアメリアに話しかける。
一人で過ごしたのはもしもの事を考え誰も巻き込まぬように
なんて意図があったのだが実際に襲われたのは彼女だった]
アメリア。
[名を呼んで、顔を伏せる。
何か堪えるような、掠れた息を吐き出し
前髪に隠れた目頭を蒼花の咲く右手が押さえる]
……また、心臓……が。
牙……。
[うつむき、何か考えるかのように手を口に当てて。また顔を上げる。]
アメリアさんは……どのような様子で、倒れてらっしゃったんですか?
例えば、その……争ったり抵抗したような様子、とか……。
[もう少し状況を聞きたいと思い、質問を重ねる。
内心は、獣の仕業とはとても考えにくいと殆ど思いかけているが。まだ、信じたくない心が働いてしまう。]
―広間―
[青年の問い掛け>>154を受けて、一拍程の間を置き]
…… 嗚呼。
その事について、なのだが。
[視線を巡らせた広間の中には、果たして何人が集まっていたか。
意を決したように、少し息を吸って]
恐らくだが…… 人狼を見つけた。
[その場の誰にも聞こえるよう、声を発した]
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