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[声の源に人が集う。
逃れる先に、宛てはない。
一先ず玄関から外へ出ようとして、
前方には男の影、階上には少女の姿。
背後には、あの“鼠”も来ているのだろう]
鬼ごっこは得意じゃないんだけれど。
[呟きつつ、選んだ先は外ではなく階段。
一段飛ばしに駆け昇る]
[歩みを進めて行けば、向かって来る足音が聞こえます。
近くの部屋に隠れました。
目の前を少年が駆けて行くのを確認してから、何も知らぬ振りをして廊下へと出て来ます。
恐らくは追って来ているであろう者を、少しでも足止めする為に。
それに何の意味もなくても、できることといえばそのくらいでした。]
[階段を降りようと向かったところで件の少年が駆け上がって来るのが見えた]
っ、ラッセル!
[立ち位置から立ちはだかる形になるだろうか。クインジーが護りたいと思った人物。しかし彼は不精髭の男に言わせれば終焉の獣だと言う。信ずるに足るを考えれば、自分はどちらにつくことになるか──答えは、一つ]
……なんだ?
ネズミ男に危害が……?
いや。そういう類の話じゃあ無さそうだ。
[音を立てずに階段を降りる。いくら朝でも、獣の巣くう城の中で警戒を解くわけにはいかぬのだ――…]
[ギロリ。
琥珀色の右目が、周囲を見渡す。]
[小さくとも、城と呼ばれる程の場所。
階段の幅は、ゆうに人が三人ばかり通れる程。
四足の獣の如く身を屈めて脇を擦り抜け、背後を奪おうとする]
[一言の断りもなくナイフを振るったのは、相手が獣だったことを思えば結果的には正解だったのだろう。逃げ出した少年を追いかける。走りながら叫ぶのはさすがに無理]
獣だっ! 追え!
[途中で問う声に短く返し、剥き出しのナイフ片手に廊下を走り階段を下りる]
[「ネズミ男」の声が、先ほどよりもくっきりと聞こえてきた。]
……獣?誰がだ……?
[足音を立てず、ひとつ、ふたつ、階段を降りる。]
(獣を告発する声ならば、きっとその先に「逃げている」人間がいる……。
落ち着け。耳を澄ませろ。
………見極めるんだ。)
[少女の身では階段いっぱいを封鎖することは出来ず。何なく横をすり抜けられてしまう。それでもその速さに追いすがるよう、即座に振り返る]
逃がさないっ…!
[右手はケープの中に滑り込み、ナイフの柄を握った]
[足でも引っ掛けられれば、と思ったのですが、一足遅かったようです。
大きく息を吐いて、壁に凭れます。
どうせ追いつけはしませんから、今更追う気もありませんでした。]
[足音は二つ、]
[既に玄関ホールへと移動しているのを感じ取る]
[逃げる者と追う者を確かめるために男は階段へとひた走る。]
ごめんねっ
[結果を見る事はなく、
すぐさま足を引いて廊下の先へと駆け出す。
傍の階下ばかりに気を取られ、
他の階上に潜む男には気付かぬ侭]
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