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[お守り、という音彩の言葉に、掠めしは曖昧なる笑みか。
それには、何も答えはせずに]
そうだね、お食事。
みなで、一緒に。
[みなで、という言葉には、奇妙に力が込められて]
うん、お食事。一緒にしよ!
[嬉しそうに小兄に笑みかけて]
[はっと白の花びらを、思い出すはあやめの顔でか]
[きょろ、きょろとまわりを見て]
[小さく走ってそばに寄る]
あやめねえさま、これ。
おらより、ねえさまのほうが似合うけん
[頭から冠を取ると、背伸びして彼女の頭に乗せようとする]
[しかしやはり、届きはせずに]
ああ、遊んでいたよ。
今日は森の方に行って来た。
仔うさぎが、たくさんいたから、坊達もいつか見に行くといい。
[大人に接するそれとは異なる瞳の色は、昨日までより、更に和らいでもいようか]
[嬉しげな音彩に、笑みつ、頷き返す。
そこには、それまでの陰りめいたものはなく]
森?
いきものが、いるの?
[烏の言葉に、紅緋の瞳を好奇で煌かせつつ、続くように歩き出し]
[ねいろの言葉にけらりと笑い]
いじめないとも。いじめるように見えるかい?
[風漣の問いには頷きひとつ]
ああ、たくさんいるようだよ。みんな大人しい動物ばかりだったから、坊達でも危なくはなかろうさ。
[やがて、館の入り口をくぐれば、童子達が差し招くまま、座敷にあがって縁側の楽無き舞を目にするか]
[すう、と息を吐き出して太刀は鞘に収まろう。
ぽかんとしたような視線を背に感じたものだから、ちらりと蜜色を背にやれば雅詠の様子が目に入り、それがあまりにも不思議だったから首をひねる]
[やがて夕餉を用意する童子に元いた位置へと戻るだろう]
からすにいさまはいじめっこじゃぁ
[思い出すのは、昨夜の酒か]
危なくなかね。
嬉しかよ!
ぜったい、いってみたいと思うんじゃ
[にこと笑って]
[同じ顔の童子たちにはやはり少しおびえるも]
[ぎうと自分の袖を握って]
[舞が終わったばかりだろうか]
[その姿に、きょとんとし]
[太刀を収めた揺藍の姿に、ぱちぱちと手を打って、惚けたような雅詠の様子には、くすくすと忍び笑い]
いや、御見事。雅詠の旦那はすっかり見惚れて、魂も抜けたと見えますな。
たくさん、いるの!
[烏の言葉に、声を弾ませ。
続くようにやって来た座敷で、揺藍と、雅詠に向けて一つ、礼をする]
揺藍のにいさま、舞をなさるのだね。
[舞弥のにいさまのよう、と。
その呟きは、とても小さく]
[小兄の言葉に、その名を知るも]
[こてんと首を傾げて見やるのみ]
[大兄の言葉には、ちょっと驚く]
からすにいさま。
……うーん。ゆるすんじゃ。
じゃけ、おらもごめんなさいじゃ
ありがとうね、臙脂の童。
坊がそう言うのなら受け取っておこうかな。
けれども此方にはこれがあるものだからさ。
[言いつつ指さすは紅緋の花かんざし]
森には鳥に兎に、小さきものが大勢居るよ。
危なくはなかろうけれども、遊びすぎぬようにね。
[ゆるりと歩を進め皆の後をついてゆき]
空の君に、象牙の旦那かね。
何やら好いものを見逃しかけたよう。
さても、白の君は未だ戻らぬのかな。
[館に辿り着けば小さく呟きを洩らした]
…おや。
[烏を筆頭に人がそろそろと戻りくる様子に首をひねり]
…たいした者ではないよ、鳥殿。
…ああ、そちが「ねいろ」か。
[梔子の布を解けば羽毛のように癖のついた髪がふわりと踊る。
烏の袖を握った子供に少しだけ蜜色を緩ませ]
…ああ、我は舞うことしか知らぬ。
ほかには、なにもなかった。
[一度解いた梔子を首の裏でもう一度くすんだ空をまとめるために結わく]
…漣坊の兄君も、舞われるお方か。
それならば、そちは舞手と縁があるのじゃろうなぁ。
[くすくすと、微かな笑い声が風に揺れた]
そうかぁ、あやめねえさまには、綺麗なかんざしがあるんねぇ。
あやめねえさまも物知りじゃあ
[森の話をする彼女に、ふわふわ、小さく笑み零れ]
[それから、名を呼ばれ、その人をみやる]
おら、ねいろじゃぁ。
にいさま?
にいさまは、ゆら、にいさまとおっしゃるんじゃろか?
[烏と音彩の仲直りの様子ににこり、と笑みつ]
うん、舞弥のにいさまも、舞手であられたの。
剣も舞も、とてもお上手だったのだよ。
[揺藍の言葉に、嬉しげに返す。
記憶の淵の若人と、似て非なる揺藍の髪色は、思い出した存在をより強く意識に印象付けるのか。
紅緋の瞳は、嬉しげで]
花の君。
…それほどたいしたものではないよ。
我でなくとも、修練さえ積めば誰でも舞える。
[ふわふわとした髪の先にすこうし指を絡めようか]
…そうか、そちがねいろ。
我は…ああ。揺藍という。仲良うしてたも。
[蜂蜜色の瞳を笑ませて*微笑んだ*]
[大兄の照れた様子に、きょとんとして]
[しかし酒精の気配には、近く寄ることはないだろう]
ゆらにいさま。
おらこそ、仲ようしてほしかぁ
[嬉しそうな笑みこぼし]
……ふぁ
[ちいさくちいさく、あくびが一つ]
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