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――中央ビル・1階モニタールーム――
[エルザに促されるままモニターの前へと向かう。
彼女の意図がどうであれ、親切は素直に受け取るつもりであった。
自身の思考力に関しては、端から諦めているのもあるが]
そうか、そうだよなあ……。
こんなすごい『組織』の長だもんなあ……。
[ライヒアルトの言葉に頷く。
『総帥』を直接目にしたのは1分にも満たない時間であったろうが、それでも彼の圧倒的な『力』は伝わっていた]
『力』って、戦闘の力だけでもないもんな。
オラには想像もつかねえ。
[言いながら、それでもその『力』の一端を見るべく、モニターに目を向けた。
エルザの説明通り、日時と場所から先程の戦闘を検索し、それらしきものを見付ければ再生の操作をする]
[迫り来る巨体にも彼女は笑みを崩すことなく、手にしたカードにひとつキスをすると十字架の上部にあるカードスロットにそれを刺し込み、スライド。]
「FORMRIDE CCCCCCCCCLAW!!」
[電子音とともに十字架が形状を大きく変え、まるで巨大な獣の爪のように変形する。
その時分になって黒犬も本能的な恐怖を感じたようだが、時既に遅し。
ぐわっと爪を振りかぶると、迫り来る黒犬を容赦なく叩き潰した。
ぎゃんっという呻き声を上げる黒犬を今度が掴んで持ち上げると、サディスティックな笑みを浮かべ、]
…………ぐしゃっぼたぼたぼた……
[そのまま『握り潰した』。]
……いくぞグリズ。
『へ?あはーい、4階ね。階段あっち側。
そいじゃ嬢ちゃん坊ちゃんお姉さま、まーたあーとでー。』
[これ以上ここに居るのは色々と面倒だと感じたのか、主は広間を出て、食事の取れる場所へと向かっていった。
剣はひらりと手を振るかわりに、飾り紐をゆらんと愛想良く*揺らしていった。*]
―中央エリアビル街―
…ありがとう。
[戸惑った顔で頷いた。
請けている仕事がある以上、それを頼むことは絶対ありえないが。このまま甘えてみたくなるのはどうしてだろう]
でも、戦うことになったらその時は手を抜かないから。
そのつもりでいてね。
[なぜこんな余計なことを言うのだろう。
首を左右に振って意識を入れ替えた]
大物と戦った後でお疲れでしょう。
お邪魔したわ。またね。
[そう言ってアーベルに背を向けた。
無防備だったと思うのは一人になってからのこと*だった*]
─中央ビル・一階モニタールーム─
確かにね。
あれだけの気迫背負ってるのが偽だったら、それこそ本物どーなってんだ、って話だ。
[エルザの言葉に、刹那、交差した深紫を思い返す]
単に、戦闘力が高いだけなら、これだけ大規模な組織を、長年維持できるはず、ないからねぇ。
[ロミの言葉には頷きながらこう返し。
その手によって再生される光景を、異眸を僅かに細めて、追う]
……念動障壁……とはまた、違うのか?
[弾かれる最初の一撃の様子には、こんな呟きをもらしていたり]
─中央ビル一階・広間─
[朧紗ののんびりとした声には笑みを返して。片目の男──ヴィリーの返答には軽く首を傾ぐ仕草。チリリ、とイヤリングが鳴る]
……そうですわね。
変わろうとも特に問題はありませんわ。
それで仕事がやりやすくなるのでしたら、貴方の利となるのでしょうし。
[変わる、の部分には別の意味も含まれていたが、気付く者は居たかどうか]
回復が早くて何よりですわ。
こうして『遊戯』にも参加出来たのですしね。
[そう返した後、ヴィリーと剣は立ち去るようで。引き留めることなくその後ろ姿を見送る。手を振ることは無く、笑みを向けるのみだったが]
―広間―
あぁ。
そう言うたら、途中にも大きい犬が倒れてましたなぁ。
[納得したように両手を打った。
虎は変わらず金の視線を向けるのみ]
ふぅん。
[信用したのかしていないのか、続きに返すのはそれだけ]
─中央ビル・一階モニタールーム─
TOPにたつべきものに求められるのはさまざまですからね。
大きな組織ほど特に。
[そんな言葉を漏らし、
端末を操作するロミには笑顔]
飲み込みが早く助かります。
[3人でモニターを眺めながらライヒアルトの呟きに]
映らないほどの高速で弾いてる、というわけではなさそうですかね。
どちらかといえば不可視の力、映像には見えない力でしょうか。
周辺にゆがみは感じないことから空間事態に作用を及ぼすよりは…
[分析するような言葉、考え込むように視線は画像に向けたまま]
[べしゃりと黒犬だったものを投げ捨てると、巨大な爪はがしゃがしゃと元の十字架に。
とそこで、腕から血がダラダラ流れてるのに気づき。]
おっと。いけないいけない。
ああもう本当に人間の体って不便ですわぁ。
[言葉の割には楽しげにそう言うと、簡単な応急処置だけして上機嫌に中央ビルへと戻っていった。]
[ユーディトが見えなくなるまでその背を見送った後、自らも踵を返した]
[と、その場に屈み込んで小石を幾つか集めると、おもむろにそれらを円形に並べて置き始めた]
[一分弱後にはそこには小さなストーンヘンジが完成し、そしてアーベルは何処かへ*消えた*]
─中央ビル一階・広間─
[近付いて何も操作していなかった広間の端末に指を滑らせる。入力、読み出しを繰り返し、自分の携帯端末へと移動、保存。手早く済ませると広間の端末から携帯端末を外した]
わたくしも用事が済みましたし、失礼致しますわね。
お邪魔致しましたわ。
[朧紗にそう告げると広間の出入り口へと向かう。呼び止められる等が無ければ、そのまま広間の*外へと*]
─中央ビル・一階モニタールーム─
[エルザの漏らした言葉には、ああ、と同意の頷きを一つ]
……推測できる射速も、相当なモンだからな。
高速であわせた、というよりは、何かしらの防御陣があるんだろ。
それが何かは、さっぱり読めんけど。
[右の瞳──『龍眼』の動体視力は、人のそれを大きく上回る。
それを持ってしても、動きらしきものは捉えきれなかった。
後でもう一度、精査してみるか、などと考えつつ。
対峙の様子を、常磐緑で静かに*追った*]
―広間―
えぇ、またぁ。
[1人と剣を見送った。
傍らの話は聞いていたのか否か、娘は端末の方を向く。
先客の操作が終わるのを待ち、入れ違うようにその元へ。
出て行く女性を同じように見送って]
さぁ、どんなもんやろか。
[独りごちながら、細い指で端末に*触れた*]
――中央ビル・一階モニタールーム――
『組織』……ねえ。
[自分が属している組織の事をを思い、思想の違いに愕然とする。
まるで、ヒトの視点と神の視点のような――]
ま、『総帥』のような事が出来る人が、世の中に何人もいるはずねえけどな……。
[そうしている間にも、画面に映し出された映像は動き始めていた。
両側から聞こえてくる分析の言葉に、始めの内はへーだのほーだのと相槌を打っていたが。
段々と言葉少なになり、気付けば齧り付くようにして画面に見入っている]
(すごい……。なんというか……圧倒、されるだよ)
[『総帥』は勿論の事、彼に肉薄する『死神』も。
命を掛けた遣り合いの空気が、画面越しにも伝わってくるようで。
一通り再生が終わるまで、動けぬままに全てを見詰めて*いた*]
─中央ビル・一階モニタールーム─
映像では見えない変化は感じられませんからね。
生で見れなかったことが非常に残念です。
[ライヒアルトに自然と答えるように、
言葉とは裏腹に楽しそうに笑みを浮かべてはいたが]
アーベルさんは他に何かをもっているのかどうか…、
それよりは他を……。
[考えながら断片的に口に出て、二人の反応はどうだったか、あまり気にしてなかったかも*しれない*]
―中央都市部の辺縁、とある一軒家―
[残されていた缶詰で簡単な食事を済ませ、眠っている]
[久しく見ることのなかった昔の夢を見ていた]
[スラムを歩く小汚い少年―自分だ―と、その服を掴んで着いて歩く同じようにみすぼらしい格好をした少女]
[よく覚えている。一日かけてくず鉄を拾って得た僅かばかりの金を、同じストリートチルドレンのガキ大将とその取り巻きに寄ってたかって奪われた日だ]
「――――」
泣くなよユーディー、明日は食べ物が見つかるよ。次はあんなクソどもに負けるもんか。
[もう三日も何も口にしていない]
[アーベルはまだ片手で数えられるような歳でありながら、その倍といっても通用しそうなほど成長が早く、身体も丈夫だったが、妹は逆に年齢通りの小さな女の子だった。我慢できるはずがないし、そもそも命に関わる]
[それでも、妹は空腹ではなく、自分の傷を見て泣いているようだった]
「―――?」
俺は大丈夫だよ、痛くなんかない。大丈夫だって。
[嘘だった。たんこぶだらけだし、口の中は切れて赤錆の味がしたし、青アザもできていて、とにかくぼろぼろだった]
[痛みと空腹と惨めさと、滲んでくる涙を必死にこらえて、妹に笑って見せようとしていた]
[そんなときだ、『そいつら』に出会ったのは]
養子?
[そいつらは、戦災孤児のための養子縁組の斡旋組織と名乗った]
[丁度、子供を亡くしたばかりの若い夫婦がいて、養子を探している、と]
[ただし、1人だけ]
俺か、妹を?
それなら―
―――
――
―
止めろ!!
[叫びながら、飛び起きる]
[良かれと思ってしたことだった。自分はその男達に、泣いて拒む妹を差し出した]
[しかしその数日後に、聞いたのだ。子供を攫って人体実験の材料にする輩の噂を]
[そしてそいつらの良く使う手口の一つとして、自分が妹を差し出した組織の名前を]
ハッ…ハッ……。
[荒い息をつきながら、ベッドを下りる]
[暑いわけでもないのに、汗でじっとりと湿った体を洗うため、浴室へ]
[シャツを脱いだその首の付け根には、星型の痣がある]
─中央ビル・屋上─
[しばらく前に広間の端末に入力した情報]
『協力者との接触完了。通信機器他の異常は無し。次段階へ移る』
[暗号化したそれを敢えて他の者も使う端末から発信した。受信側がどこなのかを探ることは出来ないが、発信側を探ろうとすれば可能なように細工して]
気付く人は居るかしらね。
気付かないならそれはそれで構わないわ。
[屋上の縁に座り、脚を組んだ。フリルスリットからすらりとした脚が露わになる]
次の一手は……どうしましょうかしらね。
突かなくても動いてくれそうなのは何人か居そうだけれど。
……念には念を入れておいた方が良いかしら。
[左手で左耳のイヤリングを弾く。チリン、と澄んだ音色が辺りに響いた]
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