80 夜天銀月
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細工師 クロエは、メモを貼った。
2013/01/10(Thu) 22:49:15
あ、ライヒアルトさんにも伝えて、連れてきていただけると。
[ギュンターの傍に立ったままで少し目を伏せて]
このまま、というわけにもいきませんし。
ギュンターさんもお連れしないと。
(164) 2013/01/10(Thu) 22:51:21
― 外→屋敷 ―
[ギュンターの遺体のことも気になるが、すでになくなった人に自分が出きることは少ない。
ベアトリーチェの熱が心配なので、ユリアンについていくように屋内へと戻り、階段を上がる]
あ、エリちゃん……
ギュンターさんが…
[幼なじみが階段を下りてくる姿が見えれば、眉をハの字にして見上げた。
言葉はひとことふたこと交わしただろうか。
ベアトリーチェの部屋に着けば、ローザも一緒にいて]
リーチェちゃん、具合どう?
[そう問いかけながら。とりあえず、服を着替えさせるべきだろうか]
(165) 2013/01/10(Thu) 22:53:58
─ 屋敷裏手 ─
[階下まで降り、人の気配を辿るように裏手へと向かう。
そこには幾人が残っていたか。
少し近づいて──足を止めた]
……爺様。
[小さく呟いて、唇を噛み締める。
言葉が、上手く出てこなくて。
しばし、その場に立ち尽くしていた]
(166) 2013/01/10(Thu) 22:56:26
― 屋敷/2階廊下 ―
[旅人が廊下に出た時には、少女を連れた若者達も屋敷に着いていた。まだ寝ぼけかけた頭に、微かにエーリッヒとローザの会話の切れ端が届く>>150、>>153]
狼?
[旅人の耳には、やはりその内容は現実感を持って届かない。けれど寒さが増した気がして、両腕を抱くようにして背を丸める。知らぬうちに、旅人の歯はカチカチと音を立てて、身体は細かく震えていた]
(167) 2013/01/10(Thu) 22:56:37
― 屋敷三階 ―
[ロザに向けたのと同じくエリ>>160にも無言で頷き請け負った。その分も含めて、ビチェの頭をなでてからロザ>>162やミリ>>165に場所を譲った]
……ギュン爺。
[廊下に出てから、目を瞑って呟く。
無残な姿が瞼の裏に鮮やかに浮かんで、ドンと音を立てながら壁に手をついた]
(168) 2013/01/10(Thu) 22:57:54
[降りてくる途中ですれ違ったミリィ>>165からも、少し話は聞いていたから。
だから、状況は大体理解していて。
その分、取り乱すことはなかった、けれど]
……なんだって、また。
こんな、ことに。
[ぐるぐると廻る感情を、上手く表せなくて。
額に手を当てて前髪をかき上げつつ、は、と大きく息を吐いた]
(169) 2013/01/10(Thu) 22:59:12
エリ、にぃ…?
[名を呼ぶ声>>160に、くったりとしたまま。
二重の意味で慕う人の名を口にする。
口にはしたものの、熱の影響で少女の声は弱く、階下へと向かう人には届かなかったか。]
やす、む、たいせ、つ…。
[自室のベッドまで運んでくれたユリアンの言葉>>158を、繰り返しながら頷く。]
お水、ほしい。
……熱くて、しんどい。
…でも、寒く、ない。
[ローザの言葉>>162に少し考えながら口にする。
風邪による悪寒は、ないのだが。
ローザの手が少女の額に触れれば、発熱しているのが分かるか。]
(170) 2013/01/10(Thu) 22:59:28
少女 ベアトリーチェは、薬屋 ミリィ>>165にも、同じよう>>170に答えた。
2013/01/10(Thu) 23:00:57
─ 屋敷の裏手 ─
…風邪かも知れない。
それか、ショックかも。
[漸く自分に気づいたらしきカルメンに、頷いた。
ベアトリーチェの熱を口にする>>124のに返し、
続いてやってきた人々、
ことにベアトリーチェを運ぼうとするユリアンに場所を譲る。
視線が交わる。こくりと、頷きを返した>>133]
(171) 2013/01/10(Thu) 23:04:07
― 屋敷 ―
[やがて、少女を連れた若者達は三階へと昇っていき、二階に人の気配が無くなっているのを感じると、旅人はふらふらと歩き出し、三階へと向かう。何か目的があるわけでもなかったが、一人でいるのは、どうにも耐えきれなかったのだ]
……狼が、出たって?
[三階の廊下にユリアンの姿を見つけると>>168旅人は、おそるおそる声をかけた]
(172) 2013/01/10(Thu) 23:04:37
手伝うよ。
[ユリアンがベアトリーチェを抱きかかえる。
それについて、玄関ドアを開けたりなどしながら>>149
共にベアトリーチェの部屋へ向かった。ただその前に、]
…カルメン。
良かったら、先に戻って広間暖めておいてくれない…?
[青ざめた女友達に、こう声を掛けた。
別段、彼女が広間に行かずとも良いのは良いのだ。
けれどきっと、人のいるところで何かしていれば気が紛れる。
そう思っての言葉だった。だから言葉に強さはない。
そしてもうひとつ、]
(173) 2013/01/10(Thu) 23:05:43
[ざわつく、思わず震えた右手を左手で抑える。
衝動に震える手を]
ええ、ずいぶんと派手に…やりましたね。
[ギュンターの様子は凄惨で……、
すごく……羨ましい思いが沸き立つ]
(*14) 2013/01/10(Thu) 23:05:55
アーベル。
[こちらも立ち尽くす友へ声を掛ける>>139
彼には伝えたいことがあった。
けれども今はそれよりも、]
…剣を。
[彼の打った抜き身の剣が、雪の中に転がっている。
それを示して、蒼に視線を合わせ、]
あと、出来たら…。ギュンター、お願い。
[男だからと頼むのは酷だろうか。
それでも、死者をこのまま晒すのが良いとは思えなかった]
(174) 2013/01/10(Thu) 23:07:34
─ 屋敷内 ─
ん、分かった。
ほなちょっと起きんとな。
[ベスが水欲しがった>>170さかい、水差しからグラスに水移して、ベスん上半身起こそうとした。
熱くてしんどいんに、寒ぅない…?
なんや、昨日んうちの症状に似とる…]
熱、結構あんなぁ。
ミリィ、解熱剤ある?
[ベスん額から感じる熱に眉根寄せて、薬あるかミリィん聞いてみた。
薬箱持っとったみたいやし、多分あるよな。
ベスが上半身起こせるようなら背中支えて、無理やったら横向きに寝かせたまま、グラスを口に運んでゆっくり飲まそう思てん]
(175) 2013/01/10(Thu) 23:08:37
[途中、エーリッヒの姿が見えればやはり、
気遣わしげな視線が彼へと向かう。
出来ればギュンターの姿を見せたくはなかった。
けれどそうもいかないだろうと、引止めはしない。
ただ、案ずるような目線が弟分の幼馴染に向けられていた]
(176) 2013/01/10(Thu) 23:09:33
― 屋敷 3階廊下 ―
狼……多分。
[ハンスさん>>172の声に顔を上げる。
少し迷ってから頷いた]
ギュン爺が。
ビチェが見つけたみたいで。
[冷静な声で、言葉少なく状況を説明する]
(177) 2013/01/10(Thu) 23:13:29
……成り行きだよ。
[派手に、といわれて返したのはこんな言葉]
あんなモノ持ち出して、絶対殺す、って態度出されたら。
嫌でも、身体が動く。
[そんな風に返して、それから]
……あんまり、大丈夫じゃなさそう、だな。
誰か食わんと、落ち着かない……か?
[自分は家主を喰らった事で落ち着いている。
だから、どうすればいいかは、わかっているから。
それをそのまま、直球で投げかけた]
(*15) 2013/01/10(Thu) 23:13:53
─ 屋敷三階 ─
[ベアトリーチェの部屋までついて来たものの、
既に部屋の中はローザが整えてくれていたし、
ミリィもいればすることはさしてない]
…そういえば、ローザはもう平気なのか?
[ベアトリーチェをローザが起こそうとするのに、
捲れ落ちた掛布を横から整えてやる。
ふと、昨日ローザが倒れていたのを思い出した。
もう平気なのだろうかと、顔を見る]
(178) 2013/01/10(Thu) 23:16:56
―ギュンターの私室―
[傍に添えられた一冊は先の絵本と違って、表紙には何も書かれていない。
一見しただけでは何か分からぬそれを手に取り、何気なくページを開いて]
これは……ギュンター殿の日記か?
―― !
[僅かに躊躇うものの、書かれた一文に目を落とし。
直後、男の目は瞠られた]
人狼に……
……彼は、経験者だったのか。
[“あの時”“似ている”“また”
短い文の中には、家主の過去を思わせる文字が散りばめられていた]
(179) 2013/01/10(Thu) 23:18:59
[ベアトリーチェの事は既に手を貸す者に任せる事にし見送る。
ギュンターの亡骸と近くに落ちる抜き身の長剣。
気にかかるそれらに視線を遣る頃、クロエから声が掛かる>>174]
――…嗚呼、わかった。
こっちは任されよう。
[二つの存在に対して、漆黒に蒼を重ね頷く]
それよりも――…
キミは、大丈夫かい?
気分が優れないなら少し休むといい。
身体も、冷えてしまっただろうし。
[案じる言葉を掛けるがエーリッヒの方に意識を向けるのを感じ
男はギュンターの方に顔を向けた]
(180) 2013/01/10(Thu) 23:19:37
―ギュンターの私室→ ―
[暫しの間黙り込んだ男は、廊下から響いた音>>168に顔を上げ、ややあって動き出す。
家主の日記帳は、最後の頁を開いて机の上に。
古いお伽噺は、男の腕に抱えられ。
私室の扉を開き、廊下へと出た]
(181) 2013/01/10(Thu) 23:20:09
細工師 クロエは、メモを貼った。
2013/01/10(Thu) 23:20:35
─ 屋敷内 ─
うん、うちは大丈夫やで。
あれ以降熱ぶり返したりしてへんし、体調も問題あらへん。
[クロエさんに聞かれて>>178、一旦顔そっち向けてん。
顔色も悪ぅないはずやで。
原因さーっぱ分からんのやけどな]
(182) 2013/01/10(Thu) 23:21:53
― 屋敷/3階廊下 ―
[旅人は、ユリアンの迷い>>177を感じ取れるほどには親しくもなく、勘も良くない。だから、多分という言葉は額面通りの肯定と受け取った]
そう、ですか…まさか、ギュンターさんがそんな…お嬢ちゃんは無事で?
[過去には村を救った戦士なのだと、雑貨屋が聞かせてくれた英雄譚のような屋敷の主の逸話を思い出しながら、旅人は落ち着かない表情で少女の部屋のドアを見た]
(183) 2013/01/10(Thu) 23:23:49
[アーベルが手伝ってくれるならともに、
もし、そうでなくライヒアルトもくるのに時間がかかりそうならば自分ひとりでなんとかしようとするだろうか。
エーリッヒには頼みづらかった為、そちらには視線を一度気遣わしげに向けるだけで頼むことはしなかった]
(184) 2013/01/10(Thu) 23:25:33
―三階廊下―
おはようございます。
…… 狼?
[男が家主の部屋から出てくるのは不自然極まりなかっただろうが、自らその理由を口にはせず。
廊下に居た狩人>>177と旅人>>172に挨拶を向け、会話の中の単語を拾い上げて首を傾けてみせた]
(185) 2013/01/10(Thu) 23:25:42
さむけがないなら、あまり熱あがらないで済むかなぁ。
でもしんどいなら、ゆっくり寝てた方が良いね。
[ベアトリーチェ>>170から自分も話を聞けば、ぽふぽふとなだめるように頭を撫でて。
解熱剤についてローザ>>175から聞かれれば、カゴから錠剤を取り出した]
うん、ちゃんと子供用の糖衣錠もあるよ。
リーチェちゃん、お薬飲めそう?
[ローザが水を飲ませようとするベアトリーチェの背を自分も一緒に支えようとしながら、そう訊ねた]
(186) 2013/01/10(Thu) 23:26:03
─ 屋敷の裏手 ─
[来る途中、クロエから向けられた視線>>176には、大丈夫だよ、という思いを込めた笑みだけで返していた。
こうして、家主の状態を目の当たりにすれば、彼女が何を案じていたのかも理解できる]
……ここで、記憶に捕まって取り乱すほど、ヤワじゃないってのに。
[そんな呟きが、こぼれ、そして]
……爺様、どうするの。
このままにはできないし……埋葬して、ライヒさんに、祈ってもらう……?
[投げかけたのは、こんな問いかけ。
ナターリエから向いた視線>>184には、クロエに返したのと似たような笑みで返していた]
(187) 2013/01/10(Thu) 23:28:45
ん…、そうか。なら良かった。
[ローザ>>182に微笑むクロエの方が、或いは白い顔をしていたか。
外に出て冷え切っていたということもある。
死を間近に見て、衝撃を受けた所為もある。
カルメンがいて、ベアトリーチェがいた。
どうにかしないとと思う気力で動けては来たけれど、
蒼い瞳に案じる色を見とめたあの時>>180、
少し、気力が揺らぎそうになった。
その時はへいき、と。
微かに漆黒を緩めて、頷くにとどめたけれども]
(188) 2013/01/10(Thu) 23:29:15
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