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[耳に届いた彼の猫の声に、私は彼へと視線を向けて一音啼く。
白の猫が無事であるを見、黒の猫と仲良く寄り添うに安堵すれば、意識は自然震える幼子へと向こうか]
[少し前に来たであれば、その疲労にも気付けたであろうが。
今はそれだけの余裕が、私には在りませなんだ]
[驚きかくすぐったさにか。
頬を舐められたセレスの震えが止んだのを見、私は彼の仔から唇を離して、唄を口ずさむ。
それは――震える彼の仔へと、落ちし月が紡いだ唄]
[一度しか聞かぬそれを、私は間違える事なく紡いでゆく。
彼の仔が、心痛める者が、落ち着くように。
姿消えし彼等がどうか無事であるように、との*祈りを込めて*]
[ユリアンにもう一度頷いて。
麒麟が紡ぐ唄に聴き入っていた。闇と生命の微かな波動。
目を閉じて聴いているうちに疲労もあってふわりと意識が*解けた*]
[他者の目はあったろうか?]
[声を投げられたかも定かでなく]
[意識に入れる事は無く彼は動いた]
−中央塔外周通路下部・メンテナンスエリア−
[整備機器や][数多のパーツ]
[一室には未完成の翼も置かれた場所]
[その一角に、屋敷の広間のものと似た、一冊の本]
[異なるのは][触れても反応は起きず]
[開いた頁には何も書かれてもおらず]
[ただ、中央に小さな真四角が埋め込まれていること]
[刻み込まれし文字は、]
[ David von Feuer ]
[対象を捕えし際に得た][データを詰め込んだチップ]
[それに手を触れても、常人ならば、何も読めはしないだろう]
[専用の装置を用いるか、][機鋼のちからを持つ者でなければ]
[――そして彼は、後者だった。]
[手を触れて]
" 174038136 30190: 30213 211413 5420417 "
[コトバを紡ぐ]
[隠された右眼][天青石の睛]
[其処に浮かぶ文字の羅列]
[対象の記憶][経験][ちから][その一部を、得る。]
" qPA#r'p fiP "
足りない。
" uhlp geh "
だから。
" cluUSp Jy "
手に入れる。
" Eli "
奪う。
" l#Mcv bgpb. "
[散り散りの言葉][聞くものがいれば][二重音声と聞こえたか]
―ファクトリーエリア―
[竜は、語る。
翼亡き躯で
繋がれた頚の先、自由に動く眼を
ダーヴィッドに据えて。
自由が欲しいと
力が必要だと
力あるもののそれが必要*だと*]
―屋敷二階・個室―
[ユリアンが様子を見に来た。
廊下から光が射し込み、すぐに室内はまた暗くなった。
足音が遠ざかる]
……。
[暫し待機]
…………。
[むくりと起き上がった]
そんなのお見通しよっ
[見張りに立っているものが居るようだった。静まった屋敷の中でも、活動しているものの気配が幾つかある。
外には出られない、だが
暗闇の中、静かに宣言*した*]
[ポケットから転送機を取り出し]
ねーねー。
昔ね、”界の狭間”ってとこでちょっとした事件があったんだけど。
[理解させる気があるのか無いのか、手短な説明]
その時にね、なんかこー。
犯人を見分けられる人がいたんだって。
あ、人じゃなくて精霊で、今はもう王様……の、ハズなんだけど。
でね、でね
「犯人が誰だか分かっちゃうんでーす」
ってもしリディが言ったら
色々やりやすくなったりしないかな?
[悪戯を思い付いたように、楽しげだがその表情を見るものは居ない。”さっさと終わらせたい”一言で言えばその程度のことしか考えてはいないが]
ちょっと訊いてみたんだけど、そういうの出来そうな人は居なかった気がするの。だからリディが嘘ついてもバレないんじゃないかな
[どうかな?と言って、ベッドの上に置いた転送機を見ている]
─ファクトリー─
[ダクトの上から、ダーヴィッドと機鋼竜の一部始終を眺めていたが、リディからの通信が入ると、少し思案し]
なるほど。……面白いんじゃない? やってみれば?
[そう返答した口元には楽しそうな笑み]
―屋敷外/昨夜―
[壁を殴り付けた姿勢で立ち尽くしていたのは、どれだけの時間だったのか。
決して、長い時間ではないだろうけれど]
……とにかく。
防衛手段は、確保しねぇと。
……エターナル・ロンド!
[呼び出したそれを確りと握り、天へとかざす。
ゆうらり、揺らめく、煌めく、黒]
護りの力……欠片となりて……天と、地へ。
エターナル・ロンド……護法天陣!
[声に応じて天へ向け、光鎖が翔ける。
黒が天蓋に描く六芒星を、不寝番に立った者は目にしたか。
そして、それが煌めきとなって崩れ、舞い散る様を。
天と地に、散りばめられしは、護りの欠片]
……とりあえず。
これで、物理的な……ドロイドの攻撃なんかは止められるが。
[二人の同族を消した力。
それに対しては、無力であるのもわかっていた]
っとに……恨むぜ、機竜卿。こんなに事態をややこしくしてくれて。
……心なき力は、暴走する。
『魂』無き、『器』も然り。
例え……それがどんなに重荷だとしても……。
[続いた言葉は、ため息に飲まれて]
……ま。
どうせ俺が言っても、説得力ない、って言うんだろうけどな!
[っとにもう、と。
疲れたように言いつつ、頭を掻いて。
も一度夜空を見上げたなら、広間に戻り。
預けた従魔を引き取って、*自室へと*]
< ソファの上におろされて、猫はおねんね。ぽかぽか、ふわふわ。
気持ちよさそうになでられて、 >
―朝:広間―
< 朝はやく、目をさました猫は、左の前あしに布がまいてあるのに気がつきました。
あらあら、おどろいちゃう。にゃあ と ひとなきしてしまいました。
寄りそうような黒猫に、すりっ、身をよせて、猫はソファから床にとびおりました。
しゅたん。うん、だいぶ、楽になったみたい。でも、人の姿になろうかなって思うとむりでした。こまったなぁ。
猫はそれから、てとてと、とてとて、あるいてゆきました。お水のそばに、いきたかったのですけれど――ねえ、おそわれたの、おぼえてないのかしら。昨夜のうちに、時空の竜が、どうもとめておいてくれたみたいですけれど。 >
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