情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
ふむふむ。なるほど。
[クインジーの話、ナサニエルの話。
聞いたことを、模式的にメモに取る。
クインジーの名前に、ナサニエルから向かって
矢印が引かれ、何やら書き込みがなされる。]
聞いたのはてめえだろ、なんか文句あるのか。…ん?
[眉を寄せる姿に文句を言った後で、手の中の布の感触に気づく。反対の手で手首を取り、不躾に指を覆う布を解こうと動く]
なんだこれは? 見せろ。
冗談にしてもゾッとしませんね、それ。
[酷く苦い笑い。]
しかし、見分ける者が居たとして、ひょっとしてネリーさんだったりする可能性もある訳で……。
やはりゾッとしませんよ。
[ゆっくりと首を振った。]
髭……、ああ、鼠の人だね。
[同胞の言葉を成る程と内心頷きながら聴く]
殺したいのと食べたいのは、違うね。
殺したいわけでも食べたいわけでもないのに、命を奪うのも。
ともかく。
そろそろネリーさんを埋めましょうか。
このままでは彼女も落ち着かないでしょうし。
[検分を望んだのは自分なのだが]
[そう言って緋の花の生える土を掘り返し始めた。]
…いえ。
[そういうわけでは、と首を振ろうとしたのですが。
手首を取られて、次いで掛けられた言葉にはたりと瞬きます。]
あ。
ええと、…少し、指を切ってしまって。
[言いながら、わたしの眼もその白に向きます。
抵抗はしませんでした。
できなかったというほうが、正しいかも知れません。]
中に戻る前に切ってしまいたかったのですが。
どうせきれいな死体だったのですから、うつくしいあかを最後に塗ってさしあげたかったのですけれど。
[結び目の先。疼く部分まで傷つけたあかで、少女の口許にくれないを指そうと]
[碧の眼差しは、青の色彩を持つ男へと向く]
貴方も、刃物は持っていませんか?
ああ、そうだ。
喰いたい人間と殺したい人間は違う。
それは、俺たちの同族なら誰しも等しく知ることなんだが。
人間はだが、喰いもせずに自らの同胞を殺す。
じゃあ、私は彼女を横たえるのを手伝いますね。
それくらいなら、私でも問題なくできるでしょう。
[メモを閉じて懐に仕舞い込む。そして、服の袖を捲り上げた。
相応にずんぐりとした腕が露わになる。]
さすがに、あまり力はないもので。
刃物はないのだけれども……
[懐をあちこち探ってみる。出てきたのは万年筆。]
ペン先は鋭いけど、さすがにこれでは切れませんか。
[廊下から人の気配が消えた頃。そっと扉を開き、辺りを確認してからするりと部屋から抜け出た。目指すのは鏡のある奥の私室]
[慌てていたために足音がぱたぱたと立っていたかも知れない。しかし気が急くあまりそこまでは意識が向かず、そのまま奥の私室へと入って行く。浮彫の扉をあけ、戸棚の傍の小さな扉も潜り、寝室にある大きな鏡の前へと立った]
……ホントだわ、左右で違う……。
[明るい紅紫の左目、暗い滅紫の右目。基調とする色は同じでも、大きな違いとして見て取れた]
これじゃ直ぐ不思議がられるわ…。
どうにかならないかしら。
[しばらく右目を瞑ったり、右手で覆い隠してみたりと。元の紅紫の色へ戻らないかと試行錯誤を続ける。頭に過る白と紅の華。それを意識せぬよう、強く念じた]
切った?
番人や…誰かを裂いたわけじゃなくか?
[言うより早く手馴れた動きが包帯代わりの布を解く。現れた傷口を睨む様に見、口元を歪めた]
なるほど、こりゃ確かに獣とは関係なさそうな傷だな。
どうせ痛い思いしたんならついでにちっと我慢してろ。
[言われた方には意味不明なことを呟き、薄く滲む赤を舐め取る。泉に持ち込むより手っ取り早い方法だとわかっていた。酒の染みた舌が消毒になるかは怪しいがそんなことは気にならない。少女がどう思うのかも]
――ぐっ、まっじぃ…!
[ぺっと血の跡に唾棄して急ぎ口元を拭う。それでも飽き足らずニーナを離し酒で口をすすぐ。渋面の声が不機嫌に掠れ、ごく近くにしか聞こえない呟きを落とす]
なんだ、コイツもハズレかよ…。
切れすぎても問題だと思うんだがな
[キャロルを見て悩む様子]
[それから仕方ないと、左手を右手に滑らせた]
殺したのは己だからな
それくらいならしてやる
どうせばれても――抵抗は出来るしな
[衣服を破いてあらわれた刃を、キャロルへと向けた]
[スケッチブックを持って、再び部屋を出る。
先程の場所へは戻る気にならず、
さりとて外へ向かうのも躊躇われた。
ふと慌しい足音が聞こえ、顔を動かす]
ベルは好奇心旺盛だから。
あの眼で見詰められたら、
何でも謂わないといけない気分になりそう。
[互い違いに動く両の眼を思い返しながら謂う]
…お戯れを。
[この眼でどうしたらそんなことができるのか。
見えないことは彼自身確かめた筈ですから、言外にそんなことを滲ませて。
すると不意に指先に生暖かい感触。
びっくりして手を引こうとしましたが、それより早く離れていました。
何をされたのかはよく分かりません。
ただ、]
…ハズレ?
[その声は聞こえて、首を傾げます。]
それで出来るのは、切るでなく、刺す、でございましょう。
[万年筆を見て、首を横に振る]
[豊かな金色が背で揺れた]
やはり中まで戻らないとでしょうか。
[良い答えが得られぬのに、形の良い眉を寄せ]
[それでもくれないを開いた]
その。
ありがとうございます。
何処だろう。
[きょろりと辺りを見回して歩み出す。
城の間取りに詳しくはないが、自然と臭いから逃れ歩み行く。
程なくして、他とは違う扉が眼前に現れた]
わー。立派。
[暢気な声を上げ、扉に手をかける]
この地は咎人のためにある。
罪は、彼らの忘れられた記憶の中に。
罰は、彼らが求める想い出の中に。
そうして我らは終焉という名の救済を齎す。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新