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[ざぷりと風呂がまのヘリに腕をかけながら、頭の上に手ぬぐいを乗せて、頭上を仰ぎ見る]
んー。それにしても師匠さん見つかんねえな。いやまあ、ベッティのことを知ってる人なら誰でもいいんだけどさ。
もっと言うなら、その間に他のことしてればいいんだけど、いまいち思いつかんしなあ。
本当はローザも調べたほうがいいんだろうけど、アタイと同じように旅のもんだろうしなあ。どうしようもねえ。
色々なところに足を運んでも、なーんも見つかんねえし。
はてさて。どうすればいいのやら……おっふぅ。気持ちいー。
[言葉の最後に、恍惚の息を吐いた]
[疲労の深さ故か、目覚めの訪れはいつもよりも遅く。
置き出した時には、人の気配は薄れていた]
……姉さん、もう出たのか……?
ん……少しは、マシ、かな。
[小さく呟きながら身支度を整えて部屋を出る。
残されていた伝言には]
……疲れてるけど寝てらんないし、言われなくてもサボります、っての。
[苦笑まじりに呟いて。
朝食と、その片付けを済ませた後、家を出る。
待ち構えていたかのように舞い降りる隼を肩に乗せて歩き出す。
そのまま、大通りへ抜けるか、抜けないか、という所。
ふと、耳に届いた会話に足を止めた]
――そう言われても、
存じ上げないものは申し上げられません。
[ぴしゃりと断じる否定の言葉。
いきり立つ自衛団員相手にも、
楽師たる女は怯む様子を見せなかった]
―屋根の上―
[少女はマフラーを鼻の上まで引き上げ、風に先を揺らして街並みを見下ろす。
細めた眼の前を、ひらりひらりと花弁が舞う。
キラリ。
突然手の中で何かが光る。
が次の瞬間にはそれは消えさった。]
「……露天商の子が、どこにもいないって……」
「団長さんも、見つかっていないっていうし……」
[耳に届いたのは、お喋りな主婦たちの噂話。
瞬き、一つ。
ふと、生じたのは、嫌な予感が一つ]
あ、ねぇ、おねーさんたち。
……それ、何の話?
[何気ない風を装い、声をかける。
二言、三言、言葉を交わして。
引き出したのは、ベッティが行方不明という事]
……ベッティ……が?
[微かに寄せられる眉。
しかし、その場では笑顔は崩さずに礼を言い、離れた所でしばし、思案を巡らせる]
……とりあえず、どっちかのにーさん辺りに話を聞くと、して……。
先に、行っといた方がいい、か。
[呟き、歩き出す。歩みはやがて、駆け足となり。
向かうのは、下街。蒼の瞳はいつになく、険しい色を帯びていた]
[それは、魔法の小さな筒。
キラキラと光るガラスのそれは、中に紙を入れて蓋をすれば筒ごと消え、「あの人」へと伝わるのだ。]
ん。
これで行ったはずだぜ、ゲルダ。
[先ほどの伝言を、投げたと告げる。]
─裏通り─
「……ベル! お前、こないだなんて……」
[裏通りに入り少し進むと、向けられるのはこんな声]
……わぁってるよ。
御師さんとちょっと話したら、すぐに出てく。
[それに、素っ気無い返事をして。
駆けて行く先は、風との付き合い方を教えてくれた呪術師の家]
御師さん!
「わしゃ、なんも知らんぞ」
…………。
[会話になりません]
[カヤの言葉に満足そうに微笑むと]
そう、ありがとう
……さて、私もそろそろ動き出しましょうか
[そう言って、席を立つ
酒の影響など実のところ微塵もなかったわけで]
─大通り→広場─
[露天商が泊まっていた宿屋から自衛団長の家までの間]
[そこにある店屋や住人に話を聞くも]
[先に行商人も聞き込みをしていたらしく]
[それ以上の情報は集まらなかった]
[その後は一服も兼ねて行商人を待つべく、広場の噴水傍の段差に腰掛けた]
……次に誰を調べるか決めてなかったな。
調べておきたい奴は居る、が。
[先日の二択で選ばなかった選択]
[それを調べてみるかと考えながら手巻きタバコをふかした]
じゃあ今日はオレ、要らない?
オレ、仕事…
[ふたりで、という言葉には、低い声。
焦りを抑えたあせった声と伝わるかもしれない。]
今回だけ、だよな…?
……まだ、なんにも言ってねぇだろ……じゃなくて!
前に言ってた呪式とかなんとか!
あれ、教えて!
「……なんじゃ。一年前はいらん、と言ったくせに」
色々、変わったんだよ!
……今度は、必要になるかも知んない。
何にもしないで、後悔したく、ないから。
[静かな言葉。
向けられる、探るような視線を真っ向から受け止めて。
そのまま、五分ばかり固まっていたか]
「……呪式というても、今までと変わらん。
御主が願い、風が応じる。
……ま、制御具くらいは貸してやろう」
[沈黙を経て、呪術師は大袈裟なため息を一つ、落とし。
近くの箱から掴み出した腕輪を投げて寄越した]
さんきゅ、御師さん! 時間取れないし、礼は、後でね!
[投げ渡されたそれを受け取ると、早口にこう言って、また駆け出していく。
その背を見送る呪術師が、嘆息していた事は知る由もなく]
―大通り―
[孤児院の一件から、大分時間は過ぎている。
昨日の連行と、今日の失踪の噂が耳に届く。
けれど大通りで囁かれるそれらは何度も聞いたものばかりで、新たな情報や手掛かりは期待できそうになかった。
場所は丁度、連行現場辺りに差し掛かっただろうか]
―広場―
……日和見より性質が悪い。
[かなり疲れた顔で噴水の方へと向かう]
[自衛団に目当ての姿はなかった]
何が保護だ。
牽制しあっているのが目に見えてるような状態で。
[噴水が見えてくる][隻眼の姿を見つけてそちらへと向かう]
―広場の一角―
昨晩、カヤちゃんの出掛けたのは確かです。
べティちゃんが来ると言うのも、聞いていました。
でも、それだけです。
……後の事は、知りません。
[毅然としていた態度は終わりが近づくにつれて勢いを弱め、表情は翳りを帯びる]
宿に行くよう進めれば良かったとは、思っていますが。
…勿論、今後必要ならまた動いてもらうさ。
[少女の心情は理解したのかどうか、何でもないように声は告げる]
大丈夫だ。
[もう1人の言葉には一言だけ返した]
……さて、と。
[裏通りを抜け、陽射しの下に出てきた所で一つ、息を吐く]
とはいえ、ほんとに出来るかどうかは、わかんないんだよなぁ……。
[理論自体は、一年前の失踪事件の時に聞かされていた。
意識の波長を合わせた大気の流れに直接干渉する方法。
今までは、音を拾ったり制したり、という事くらいにしか意識して風を動かした事はなかったから、できるかどうかの不安はついて回るものの]
……ま、やらなきゃなんないなら、やる。
そんだけ、だよな。
[小さく呟いて、腕輪をはめる。
一応見えぬよに、服の下に隠して]
さってと……とりあえず、もうちょっとまともに話聞かないとなぁ……。
─広場・噴水傍─
[咥えていた手巻きタバコも短くなり]
[それを投げ捨て宙で燃やし尽くす]
[胸ポケットから予め作っておいた手巻きタバコを取り出し]
[馴染んで居るかの確認をしているところで行商人の姿が見えた]
よぉ、来たか。
そっちの収穫はどうだ?
[行商人に対し右手を上げ、左手は摘まんでいた手巻きタバコを口へと運ぶ]
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