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[...はダーヴィットには巨大親子丼二つを持ってきた]
さて、これで足りる?
アマンダさんにもサービス。
[アマンダの前にはクランベリージャムが一杯かかったスコーンと石清水]
[アマンダは目の前に置かれた美味しそうな品に目を丸くする。
果実を好むアマンダには、とても魅力的な品だけど、どうやって食べればいいのかよく判らない]
あ、うん。ありがと?
[幾度か目を瞬いて、フォークはないので手に取って齧り付く。
甘酸っぱいクランベリージャムが口の中に広がり、美味しそうに目を細めて嚥下する]
ん、美味し。
[唇に紅のように付いたジャムまで舌先で舐め取り、*ご満悦*]
[フライドポテトをつまみ食いしながら、
アマンダの言葉に返事する]
うん。仲良しさんで羨ましいでしょう。
[ふふふと笑いかけようとすると、
丁度アマンダが唇を舐めるのが目に入り、
自分でも理由がわからないのに顔が*赤くなった*]
あぁ、さんきゅ。
[大きな丼ふたつを受け取ると、箸をつける。
給仕の思春期らしい素直な反応をほほえましげに見守りつつ、確実に目の前の小山を片付けていく。]
─昨夜・???─
[ブリジットと別れたあとも教会には帰る気が起きず、光の届かぬ路地裏を当てもなく彷徨う
彼女と別れたあと、影輝からの影響が消えたせいか、再びナターリエの脳裏には呪言が響き渡る]
うるさ…い。私は……そんなこと望んで……ない
[蹲り、頭を抱え拒絶の意思を示そうとする]
─北の遺跡/朝─
[深夜に始まった歪みへの時の干渉は、結局夜明けまで続き。
時計塔が時を知らせる音を聞く頃に、ようやく荒療治は一段落した]
まあ……根本的な原因を解決するまでは、持ってくれれば御の字……だな。
[一つ、息を吐いて鎖を腕輪に戻し。
色彩を変えて行く空を、眩しそうに見上げる]
[もちろん路地裏にいるのは彼女だけでない
柄の悪そうな冒険者風の男たちがにやけた笑みを浮かべて近寄ってくる
馴れ馴れしく声を掛けてくるキッと顔を上げると]
…うる……さいっ!!
[ぶわりと路地裏に吹き荒れる風。彼女の右手には連結刃の形状を取った剣
男たちは一瞬のうちにすべてを吸収され灰と化し、吹き荒れる風に消えていく
はぁはぁと肩で息をする彼女の右眼は蒼でも赤でもなく金色に染まりつつあり、その瞳孔は蛇のように縦に割れていた]
さて……とっ……。
[しばしそうして立ち尽くしていたものの、やがて感じたのは目眩。
昨夜、時計の旋律から吸収できた力は、全て使い果たしてしまったらしい]
……まずいな……。
[小さく、呟く。
力の均衡のはかれていない状況下では、属の力の強いものほど状態を確りと保たなくてはならない]
……邪魔の入らない場所で、少し休むか……。
[可能なら時計塔の側がいいのだが、さすがにそれはできず。
Kirschbaumに戻って力を使い果たした様子を見せるのも、何やら気が引けて]
……あの辺りなら、誰もいない……か?
[呟いて、残っていた僅かな力を凝らす。
最低距離の移動。
たどり着いたのは、緑の空間]
……ここなら、もし……。
[何かあっても、少なくとも周囲に迷惑はかけまい、と。
そんな事を考えつつ、鎖を出して手近な木の根元に座り込む]
……まあ、寝過ごさないように気をつけて……。
[若竜に小言を言わねばならぬのだから、と迷惑な決意を固めつつ。
周囲に鎖をゆるく、護るように舞わせながら目を閉じた]
─北東部・森林/現在─
[目覚めを呼び込んだのは、冷えた風。
それと、疲れが大分癒えているのを感じて、ゆっくりと目を開く。
最初に目に入ったのは、じっとこちらを見つめる白梟。
それに、大丈夫だ、と笑いかけ、展開していた鎖を戻す]
……さて。
一度、Kirschbaumに戻るとしますか。
[呟いて、ゆっくりと町へ向けて歩き出す]
─広場→Kirschbaum─
[広場を通りかかる際、時計塔に軽く、手を触れる。
手を離した後には、微かに煌めく漆黒の何かが一瞬だけ残り、直後にふっと消えた。
それを確かめてから、西通り、Kirschbaumへと]
[扉を開ければ、見慣れた面々の姿と、険しい表情を向けてくる影輝の王。
さすがに、昨夜からの行動は見通されていたらしい。
それに、苦笑を返しつつ、例によって紅茶を頼み]
……さて、と。
[向けられる、視線の先にいるのは多分、言わずもがな]
[その時、過去にないほど激しい虚脱感が彼女を襲う
それがブリジットの消滅であると気付いたときにはもう遅い]
!? 駄目ッ!!
あ、ああ、ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ……
[髪を顔を掻き毟り、絶叫]
[数刻、絶叫を響かせていたが、ぴたりと絶叫を止めると]
…………行かないと
[虚ろな眼でそう呟くと、ふらふらと路地裏をあとにした
その右眼はさらに金色に染まっていた]
[食べろと言うようなユリアンに食べられそうにないとコエを返す。
それからただ水を、本当に丁寧にのんで。]
―Kirschbaum―
[戻ってきた時の竜を見、目礼]
−Kirschbaumの桜の下−
[アマンダは甘味を食べ終えた後、桜の下で休んでいた。
影輝の王が支配するこの空間は、鍵の書が奪われた今でも均衡を保つ場所ゆえに。
西の桜の地は安定させてきたばかりで、力を貰うのはまだ早い]
『力を手にし、うねりに飲み込まれた神父。
けれど教会には、鍵の書の気配らしきものはなかった……
鍵の書は、いずこ?
隠したのは、だれ?』
[物思いは、ドアベルの音にかき消される。やってきたのは時の竜]
―Kirschbaum―
[...は踵を返すと、ティルの元に行き、
一旦手渡した茶色の紙袋の中に
手を突っ込んでごそごそ。
そして牛乳パックを取り出して、
ストローをさして飲み始めた]
[「照れ隠しの行動じゃない!」と本人は言い張るだろう]
[取りあえず、小言のターゲットが食事を終えるのをまとうか、と思いつつ、自分も紅茶を味わって。
絆を結んだ二人の様子に、何となく、柔らかな笑みを浮べるのは無意識だろうか]
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