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次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見された。
そして、消え行くもの。
運命の輪が回りだす。
紡がれるのは、如何なる結末への道筋か……。
現在の生存者は、氷破学科2年 ライヒアルト、疾風学科3年 ゲルダ、火炎学科1年 ベッティ、影輝学科2年 カルメン、翠樹学科4年 カヤ、月闇学科5年 ゼルギウス、雷撃学科1年 イヴァン、精神学科4年 ウェンデル、流水学科1年 エーファ、大地学科1年 クロエ、機鋼学科1年 ローザ の 11 名。
「あ、あれ? ライ、何かあったのか?」
……もう良い。
[気が削がれてそっぽを向いた。
黙々とふわふわを窓から外へと追いやる]
[ライヒアルトにも訊ねられたので聞いてはみるものの。]
あれはあれ、だって。
…だ、だって分かり難いんだもん!
「ふわもこふわふわ、もこもこふわふわ。あれ動く。どかーんぺしゃーん。あー潰される。」…とか訳しきれないよー!
[じとめで見られそうになると、わたわたいい訳のようなものをしつつ。何か急に剣呑な雰囲気には不思議そうにきょとんと。]
なんじゃそりゃ?馬鹿になんかしてないよ?
んーあーええと…私の世界だと魔法なんて無かったし。
無いものがある世界って、妄想とか夢の世界に近いんだもん…。
[ちょっと口篭ったのは、自分が異世界人な事をぽいぽい言ってもいいもんか悩んだ間だったり。
最後ちょっと声色が落ちたのは、あまり自主的には言いたくないと無意識にでも思っていたからだ。]
って、あらら。
[クロエの姿が室内に無いのに一瞬慌てたが、窓の外で跳ねるのが見えたし、ウェンデルもすぐに動いたのでとりあえず待機]
私は治癒魔法は使えないし。
そも今は発動体とか持ってないからねぇ。
[さてどーしましょ、と幼馴染にはどこかお気楽に答えたり]
[心配そうに声をかけるウェンデルや真紅の龍ににこやかに手を振った。ぽよんぽよんふわもこの上で跳ねながら]
大丈夫ですよ。怪我一つありません。
今戻りますね。ウェンデル先輩どいてください。
[ぽんとはねた瞬間、談話室の窓枠に飛び乗った。すちゃっと室内に戻ると、窓を閉める。菫色のふわふわは中庭を漂い始める]
んー。さっきの死亡フラグ踏んだ人が死んでますね。
一応、僕、治癒魔法習いましたよ。今日の授業で。
でも実地でかけたことないんですけどね。まだ。
[倒れているゼルギウスを見て、有翼人の二人の会話に自分の名前と治癒魔法という単語を聞きとって、元気よく答えた]
……考えてみたら、生命学科は一人もいなかったりするのよね。
[立ち上がろうと思ったものの、足に力が入らないのか、結局は揚力に頼るハメに]
仕方ないなあ、あたしがやるか……。
その前に、こいつら捕まえないと、危なっかしいけど。
[視線を向けるのは、さっき分裂してふわふわしている浅黄緑]
[ふわふわの通訳は無理っぽいので、もう良いや、と言いつつ]
…お前さ、自分の世界が「妄想の産物」って言われたらどう思う?
現実じゃないって、否定された様なもんなんだぞ。
[異世界人は珍しいわけでは無い。
だからベッティがそれに該当すると知っても別に驚くことはない、が。
言われた言葉は気分が良いものでは無いため、それだけを返し掃き掃除(ふわふわ排除)のラストスパートをかけた]
ああ、ベッチーは異界の人なんか。
[二人の会話に、うむうむと頷く]
ライくん、そんなに固い事言わなくていいさ。
ベッチーだって、知らない世界で心細いんだよ。
どいてくだ……うん、何事も無くて何よりだ。
流石大地学科だねえ、身軽だねえ。
[ちょっとヘコんだようだ。
が]
…だ、駄目だぞゼル!
乙女の血を頂こうなんて僕の目の黒いうちは許さん
どうしてもってんなら…そうだな、あっちのライヒアルト君から頂きなさい。割と可愛い顔してるから!
[鮮やかに室内に戻ってきたクロエに拍手。パチパチパチ]
うん、でも神聖魔法の治癒呪文でも大丈夫なのかしらって。
ゼルギウスさんは種族が種族だからねぇ。
[それから浮かぶ幼馴染を見て、無茶したものねぇとか思いつつ]
運が悪いよね、本当に。
じゃあちょっと入ってて貰いますか。
[近くを通ったふわふわを抱きかかえる。
ちょっとの間だから我慢してねとか話しかけているが、通じていない可能性もかなり高いだろう。
途中でゼルギウスの声が聞こえ、思わず取り落としてみたり]
別に?自分にとっての現実なら、妄想だろうがそれが全てだもん。
はいそうですかって感じかなぁ。
[そういや、世界は神様の夢とか誰か言ってたなぁとは、向こうの世界での事。]
でも気分悪くさしたならごめんなさい。
[相手を不快にさせました、にはきちんとぺこんと謝罪した。]
うん、こっち来てかれこれ一ヶ月?になります。
入学したのは数日前なんだけどねー。
[あははとイヴァンには笑ったが、やっぱりちょっと元気が無いような。]
だ、ダイジョウブだよ?もう慣れたから平気平気。
[ちょっと顔を赤くしながらぶんぶん否定するのは、おもいっきり図星指されたからだったり。]
[クロエの帰還と同時に戻って来た真紅の龍は肩にふわり。
紅玉の瞳は、ジト目でゼルギウスを見ているかも]
……ウェン先輩、止めてくれるのはいいんですけど、それもそれで……。
[本人いなくて良かったなあ、なんて思いつつ。
丁度目の前を横切った浅黄緑をふみゅっと捕獲]
平気じゃないだろー?
俺の、かあちゃんも異世界から落っこちてきたんだけど、とうちゃんと一緒になって、何年もたっても、やっぱり産まれた世界が懐かしいし恋しくなるって言ってたさ。
[ぽふぽふり、とベッチーの頭を撫でてみる]
いやあほら、ライヒ君って根は良い奴っぽいのに結構カリカリしてるからさ。血なんか余ってるんじゃないかい。
それか、雷撃学科の男の子でも居れば血くらい有り余ってそうだけどな。
何にせよ、ゲルダやローザちゃんクロエちゃんの血をくれてやる訳にはいかない。
[足元のもふを、ゲルダにぽいっとパス。もふ。]
[妄想だろうがそれが全て。
その言葉は逆に青年の心を抉ったらしく、表情には嫌悪が浮かぶ。
尤も、ベッティ達の方を見ていないために気付かれることは無いのだが。
そのせいか、ベッティの変化にも気付くことは出来ない]
[それ以上の言葉は発さず、否、発せないが正しいか。
黙々と作業を続けるためにいつしか食堂からふわふわはだいぶ居なくなっていた]
[ローザの台詞にゼルギウスを見やる。乙女の血という言葉に、...は理解した]
あ、その死亡フラグの方は吸血鬼なのですね。
「乙女の血」ってゲルダ先輩やローザさんの血を吸うんですか?
吸われたら吸血鬼になってしまったりするのならダメですよ。
[自身が乙女のカテゴリーに入るとは全く思ってもみない]
えっと、神聖魔法の回復呪文は確かアンデットに無効だった気がしますけど・・・あやふやです。実際に試してみましょうか?
[悪気のない笑顔でゼノギウスに訊ねてみた]
ええと、ですね。
本人たちが納得してくれるかどうかもさておき。
[さておいてはいけないかもしれないが]
ゼルギウスさんってそれでも大丈夫なんですか?
つまりは男の子のでも平気なのかとか。
[種族的な制限とか無いのだろうかと、一応心配してるらしい。
積極的に献血してあげられるほどの勇気もないようだが。
取り落としたふわふわを捕まえ直して、籠の中へと下ろした]
[飛んで来たふわふわを翼でぽふっとキャッチした後、ふみっと捕獲。
抱えてる分にはぬくぬく癒しなんだけど、やっぱり怨敵認定な訳で、ちょっと複雑]
あの二人が血の気有り余ってそう、なのは否定できないけどなぁ……。
[一体どんな認識なのかと]
どっちにしても、あたし、さっきので消耗してるから、献血はできないかなー、って。
治癒系の魔法なら、グラナート経由だから、何とかなりそうだけど。
…とても自然に自分を外したわね、クロエちゃん。
[外した理由を微妙に勘違いして、苦笑が浮かんだ]
あー、そういうのがあったら。
男の子たちにも頼めないわよねぇ。
どうなんでしょう。
[クルリとゼルギウスの方を向いた]
え。そ、そうなんだ。そっかー…。
[イヴァンの母親が異界人先輩がなのはちょっと意外で。
でも結婚して子供も生まれてとか聞くと、ああ、やっぱり帰れないんだとは今更ながらに思い知らされる。
ぽふぽふと頭を撫でられると、ぐ、と喉から変な音が出た。]
だっ。
大丈夫、だから!
[がばっと顔を上げて、呪文みたく何度も否定するのは、もう泣いて喉を潰すのが嫌だったからだ。それでも顔は高揚してて赤かったが。
ああ、だから言いたくなかったんだとは今更だ。]
そ、それより掃除!ピノ君以外出しちゃおう!
[とライヒアルトがやるのを真似て、ぽいぽいふわもこを外に掻き出し掻き出し。]
んまぁ、吸血鬼なのは半分だけだからいろいろと曖昧だし、
試してない分はどうなるかしらないんだけどね…
[くてん、と床の上でやわらかくなったまま。]
野郎のでも代用出来なくは無いが、乙女の方がいろいろと美味しいに決まってるじゃないか。
「おばかだねえ」
[てしり、と白いふさふさしっぽが額を叩く]
「これじゃ、泣かせちゃうだろさ」
んーでも、白雪さん、我慢は身体によくないさー
[勢いつけて動き出したベッチーの後ろで、ぼそぼそと]
……先輩、ゼル先輩。
「いろいろと」って、何がどう、「いろいろと」なんですかっ!
[くてん、としているゼルギウスに反射的に突っ込み入れつつ。
続いた感染関係の説明にくらっと来たのか、ぽてっと落ちてそのままぺたっと座り込む。
妙なとこだけ、*箱入りなのでした*]
[ローザの苦笑に...は首を傾げた。
何故苦笑されているのか本人にはさっぱりわからなかった]
え、だって、乙女って女の子のことですよ。
そしたらカルメン先輩とかゲルダ先輩とかローザさんとかでしょう。
[やわらかく床に寝ころんでいるぜルギウスの台詞に]
じゃあ、今試してみませんか?
僕、一度治癒魔法を使ってみたかったんです。
練習も兼ねて実験体になってください。
[返事も聞かず、詠唱の準備に入ろうとする...。
両手を胸の前で合わせ―― そこで動きが止まる。
そして自分の左手をまじまじと見つめている]
[まだ何匹かふわふわが残っていたが、食堂内を移動するには問題ないくらいにまで減っていて]
……こんなもんで良いだろ。
何か食いたいなら勝手に食え。
[それだけ言い残し、トレイを片付けると出入口へと足を向ける]
な、泣いてないよ?平気平気。
[うっかり聞こえた一人と一匹の会話にぶんぶん勢いよく首を振って返しながら。
そうこうしている間に、そろそろ毛玉は片付いてきただろうか。]
っと、こんなもんかなー。これなら食堂は使用可能…。
配給の人達戻ってきてくれればだけど。
[避難しっぱなしだといいなぁ、とは少々。]
う、感染するのか?
ええいこうなったら僕が…! いや
ゼル、やっぱりライヒ君とかで我慢しないか?
[ゼルギウスをじとっと見た。]
よしクロエちゃん、やってしまえ…どうしたの?
感染ったって、俺の場合は因子弱いからさー、
精々数日太陽が妙にまぶしく感じたり、喉がやたら渇いたりするくらいだよ。
うん、風邪と同じくらいあっさり直る。
えーとぉ。
[ゼルギウスの答えにはどう突っ込めばいいのかと目が泳いだ]
あらら、ほら無茶するからぁ。
体力に恵まれてる方じゃないんだし、気をつけなさいよね。
[くったりとした幼馴染に溜息を吐き、クッション(ふわふわに非ず)を運ぶとそれに寄り掛からせて]
女の子だったらクロエちゃんも入るでしょ。
立派に可愛い女の子。
そうね何事も実践を経験しないと…?
[動きの止まったクロエに首を傾げた]
[右手で左手をぺたぺた触ったりなどしばらくは挙動不審な動きをしていたが、ウェンデルに声をかけられ、はっと我に返り、慌てて手を振る]
いいえ、なんでもありませんわ。
色々ありすぎてちょっと疲れているのかもしれません。
目がかすんでいるのでしょう。
[目をごしごし擦って、何もない空間をもう一度まじまじとみて、そしてゼルギウスと反対側に首をかしげた]
治癒魔法でしたね。今からやってみます。
[慌てて何かを取り繕うように、気を取り直して再び手を胸の前で合わせて、神経を集中し始めた]
おおお疲れ様でしたー!
[未だ不機嫌そうなライアヒルトに、こっちは全く気づかず変わらず(若干泣きそうな残りはあるが)ひらっと手を振りかけて。
イヴァンの言葉にあ、そういやと思い、ちょっと後ろから見ていたり。
頭の上のピノ君は、とりあえず安定したままもさーん。]
…いらねぇ。
[イヴァンには一言だけ返して食堂を出て行く。
残った鴉が宙を羽ばたきながら]
「あちゃー……ありゃしばらく戻らないなぁ。
済まないね二人とも。
ああなっちゃったら落ち着くまで放っておくしかないんだ」
[もう一度、済まないと謝りながら鴉は頭を下げる]
んー、気にしない気にしない。
[鴉の言葉には、にぱと笑って、片手をはたはた]
「あんたは気にしなさすぎだよ」
[疲れたように白雪さんが溜め息をついた]
[精神を集中させると、青白い光がその両手に灯り始める]
『わが祈り、母なる大地の灯火となりて
汝の傷をいやさん…、ヒーリング!』
[大地に祈り詠唱すると、光が...を離れ、ゼノギウスを包んで消えた]
これは成功したの・・・ですか?
えっと、大丈夫ですか?先輩。
[初めてのことなので手ごたえが分からず、じっとゼノギウスの様子を*見守った*]
あれ、ライさん?どうかした?
…まだ怒ってるのかなぁ。
[原因とか、自分のさっきのあれくらいしか思い当たらず。
とはいえ、あれ以上返せる言葉は自分には無いので困った。
鴉に謝られればふるふるっと首を振って。]
うーうん、というか私のせいっぽいしー…ごめんなさい。
[鴉に頭を下げ返した。]
[鴉は気にしないと言うイヴァンに、ありがとう、と礼を言って。
疑問符を浮かべるベッティには]
「うーん、昔ちょっとね…。
怒ってるわけではないんだけ、ど」
[鴉の言葉も歯切れが悪い。
青年の許可なく話せることでは無いと、流石に自覚しているための歯切れの悪さだった]
「ああいや、お嬢さんが謝らなくても。
ライが吹っ切れてないだけ、でもあるから。
それじゃあ俺もこれで」
[頭を下げられて鴉がわたわた。
辞す挨拶をして再び頭を下げると、鴉は青年を追って食堂を出て行った]
…くっ!?
[クロエからの暖かな光に多少焦げたけど、足し引きするとトータルでは地味に回復したらしい。]
ありがとな、うん。
…でも出来るだけ世話んならんようにするわ。
[痛いものは痛かったらしい。]
[青年は食堂を出ると外に向かう]
………。
[外では無数のふわふわが縦横無尽にふわついていたが、そんなことは気にも留めず。
胸元に下げられていたアクセサリを手に取った。
それは小さなプラチナのリング。
魔法の発動体でもあるそれは、自分の手には嵌らないために首から下げて使っていた。
それを見つめると表情が僅かに歪む。
鴉が追い付いてきて肩に止まるとリングから手を離し。
ゆっくりとした足取りで、気分転換がてらの散歩を*し始めた*]
昔ー…。
あ、いえいえこちらこそ。
[何かあったのかなぁ、とは思ったが。あまり踏み込んで聞くような場面でもなかろーとか思って、ディルクが去っていくのを手を振って見送った。
残ったイヴァンらの方を見上げて。]
どしよ。イヴァンさんと白雪さんはごはん食べて行きます?
ついでに何か、おやつになる物失敬しようかなぁ…。
[とか言いつつ厨房のほうへととてとてっと。]
そだな。
[鴉の言葉は聞いていたけれど、敢えてそれに感想は差し挟まずに、ベッチーの言葉に頷く]
ついでに、なんか多めに料理でもつくっとくか?ボルシチくらいなら作れるし。
[言いながら、厨房へと向かう。そのうちシチューのいい匂いがしてくるだろう**]
大丈夫?
あんまり疲れているときに無理しちゃダメよ。
[目を擦るクロエを少し心配そうに。
でも詠唱が始まれば大人しく二人の様子を見ていた]
プラスマイナスでちょっとプラス、ってところです?
でも回復したなら大丈夫ですね。
[ホッと胸を撫で下ろしているのは、何かあったら覚悟を決めるべきなのだろうかなどと思っていたためらしい]
うん、それから。
初挑戦の成功、おめでとう!
[クロエにニッコリ微笑むとパチパチ拍手を*送った*]
うん、まずはおめでとう。
慣れない魔法を使ったあとはまず休息!
[ローザに続いて拍手を送る。
それから上着を脱いで、ぐったり中のゲルダへかけた。
深呼吸。]
えーとゼル、の、飲むか?
[腕を出してみた]
ですねー。何にもないよりマシだろうし。お腹空いたら誰か来るだろうし。
あ、手伝います!
[と言いながら、ボルシチの作り方は知らないので、切ったり材料探したり、ついでに干し肉とかドライフルーツとか見つけて失敬しながらお手伝い。
えらい量作った気がするが、後にイヴァンがけっこう食べたので差し引きこんなもんかと思うことになるのだが。
ついでに自分もあったかいうちにと、出来た料理を頂いた。はふはふ。]
[食事中、ふと頭のうえのもさーんがむくっと起き上がり、ころころと動いて背中まで降りてきて食事の手を止めた。]
え、何ピノ君?
気をつけてねってどゆこと?
[頭の上のふわもこの声をひろって、きょとん。
相変わらず難解なふわもこのテレパシーをむーっと難しい顔で聞いている。]
ええと…。
「原因出さないと、もっと危ないかも?
自分たちでもやるけど、ごめんね?」
え。ごめんって何?ピノくーん!
[頭の上のふわもこは、それだけ言って寝たっぽい。がくり。]
? ???
[はてなが頭の上にいくつも浮かぶ。
けれど、答えてくれる人は誰もいない。
そりゃ、疑問だってきっとわからないもの。]
(どうしてきみはあおいの?)
[いちばんにエーファの力を受けたから。
あおい子はそう答えますが、やっぱりさっぱり。]
[ピノ君はもう何も言わないもんだから。ゆっくりまったり食事再開。
ボルシチとか初めて食べたけど美味しいなぁとか思いながら、作った人をあらためて見る。
ふと彼のお母さんのこととか、色々聞きたくもなったが、我慢した。
見たり考えたりしてちょっと胸が痛いのは、自分とこの母親を思い出したからだ。
何にも言わずに黙々と、美味しいボルシチをお腹に収めていく。
まぁそんな事やってたもんだから。巨大なふわもこにギュンターが押しつぶされたりとかいう事を知るのは、暫く後に*なるわけですが。*]
[けれど、どうしたことでしょう。
人の姿のときよりずっと速い歩みで、
あちこちをまわってみようとしているのに、
どうしてか別の方向に引っぱられる感じがするのです。]
‥‥‥‥‥?
[くきっ と首が傾いて ひときわ大きなはてな。]
あ、ありがと……。
これでも、こっち出てきてから大分体力ついたんだけどなぁ。
[クッションと一緒にもらった苦言にむう、と口を尖らせ。
上着をかけられたなら、一瞬きょとり、と]
あ、ありがとうございますー。
[きょとーん、としつつ、意を決したように献血志願するウェンデルとゼルギウスの掛け合いを見やり。
それから、ふと思い出したように]
……そういえば、いない連中、どこ行ったの?
[今更のようにローザに聞いてみた]
そっか、食堂の確保に……そういや、あたしもクッキーしか食べてないや。
[それじゃ力も出やしません。
なんか食べに行った方がいいかなあ、と思ったその矢先]
[すっぱーーーーーーーーーん]
[いい音と共に、後頭部に衝撃がはいりました]
いったあ……って、ちょっと、何よっ!?
[振り返った先には、白金の龍のゆらゆら尻尾]
グリューヴルム……?
あれ、アーデル姐さんは……って、なんであたしが殴られるのよーっ!
「自分の胸によおく問いただしなさい、ゲルダ=カッツェンアウゲ?」
[思わず文句言った直後に、当の寮母の声が聞こえ。
一歩遅れて、その場に現れる金髪碧眼美人の姿]
自分の胸に……って?
[きょと、と瞬き。
思い当たる節は、さっきのディメンジョン・トラップくらいなのだが。
冷や汗じわり]
[冷や汗に気づいたのか、寮母はにっこり笑いました。
そりゃもういい笑顔。
それに、返す言葉もなく固まっているのを他所に、アーデルハイドはぐるりと談話室内を見回し(ゼルギウスにもいい笑顔はむいた。かも知れない)。
寮とその周辺が強固な結界に閉ざされている事やら、ふわふわの突然の増殖が、なんらかの魔力波動の影響によるとか、その辺りを簡単に説明して]
「もしかしたら、ここにいる誰かがそのコアなのかも知れないけど、はっきりしない。外部干渉の線もまだ消えてないし。
用務員のギュンターさんも色々と調べててくれたんだけど、さっきから連絡取れないのよね。
とにかく、私はもう少しそこらを調べてくるから……おとなしくしてらっしゃいね?」
[そんな言葉とにっこり笑顔を残して、寮母とその相方は再び空間転移。
籠の中の浅黄緑がちょっと反応したかも知れない]
……結界……アーデル姐さんの転移でもでれないのかあ……。
[それってどんだけよ、とか思いつつ。
白金の龍に一閃された辺りをさすって、うー、とか*唸ってみたり*]
[風の精霊は自分達が面白い話を中心に運んでくる。
なのでペンギンやドワーフより、雷が真っ先に伝わった]
そ。だから今は談話室に近づかない方がいいよ。
雷が落っこちそうだから。
[ライヒアルトとベッティの反応に小さな肩を竦める。
するとイヴァンがふわふわから出てきてのでビックリした]
あわわ、そこにも居たんだ。
大丈夫?
[どう見ても大丈夫そうな様子にテーブルの上で足をパタパタ]
[窓際のテーブルに座ると外で風の精霊の噂も聞こえる。
適時、追加情報を摘みながら奮闘を見てた。
せめて背の高さより減らないと手伝いも出来ない。
こういう時、背の小さい種族は役立たず]
ま、皆イロイロあるもんさ。
[ベッティとライヒアルトの異界に関する話には短い言葉。
この学院に長く在籍するほど本当にイロイロ見聞きする。
なので余計な口は挟まず、テープルからぴょんと飛び降りる。
ラストスパート頃には自力で立てる量に減ってるので参戦]
[出て行くライヒアルトを見送って、残りふわふわの掃除完了]
あ、料理するなら手伝うよ。
お腹すいた。
[イヴァンの料理の作り方は知らないから下準備だけ手伝う。
ウエストポーチからナイフ出して野菜の皮クルクル。
出来上がったボルシチに剥いた洋梨をデザートに添えた。
お腹いっぱい、けれど量減らしには役立たない程度食べた頃]
…え、ホント?
ううん、疑ってるんじゃないよ。
もっと詳しく教えて!
[風の精霊達が一斉にギュンターが押し潰されたとか大騒ぎ。
中にはペンギンに拘ってるのもいたけど声の大きさが違った]
大変だ、用務員さんが潰されちゃったって!
寮母さんに知らせてくる!
―外―
[しばらく歩き続けて辿り着いたのは結界の傍。
そこでもふわふわがわんさか居たが、無視して足下の石を拾い上げ]
-仮初めの生命(いのち)を宿し
-我が命に従う僕を作り成せ
[空いている手でリングを握り、拾い上げた石を地面へと投げやる。
途端、石は急速に膨れ上がり、その姿は人型へと変貌した]
そいつらこの周囲から追いやれ。
[ふわふわを指し、人型の石―ストーンゴーレムに命じる。
命じられたストーンゴーレムは向きを変えると、ゆっくりとした動作でふわふわを追い回し始めた。
逃げ回るふわふわが「オニ、ゴコ!」やら「オイ、カケコ!」とテレパシーを飛ばしているが、青年の受信機は作動しませんでしたとさ]
ディルク、お前もこいつら追い払え。
ちょっと試してみる。
「了解っ!」
[鴉にも命じて周囲からふわふわを減らしていく。
尤も、ストーンゴーレムに触られたふわふわは、一つ、また一つと増えてたりするわけだが]
[粗方ふわふわが周囲から居なくなると、結界に向き直り集中を始める]
-煌めくは稲光
-集え我が手に
-その身に破壊の力を宿し
-全てを巻き込み駆け抜けろ!
[攻撃魔法・ライトニングの詠唱。
向ける対象は――視線の先にある結界]
[轟音と共に1メートル四方の光が結界へと走る。
運悪く飛び込んできたふわふわが消し炭……にはならず十倍くらいに増殖して飛び散った。
結界には綻び一つ無い]
ちっ……やっぱ無駄だったk……ってぇ!
[舌打ちした直後、頭を襲う痛み。
振り向けばそこには最強の寮母]
『何やってるの。
そんなことしてもふわふわが増えるだけよ』
[自分のことは棚上げにしてのセリフ。
しかし青年はその様子を見ていないためにツッコミは不可能だった]
…すみません。
破壊出来たら出られるかなと思って。
『気持ちは分かるけどねぇ。
私の空間転移でも出られないんだから、多分破壊も無理よ』
[諭され、現状の説明を受ける。
結界の中にそのコアが居る可能性やギュンターと連絡がつかない事など様々聞き]
…じゃあ、俺もギュン爺探してみる。
『あまり動き回るんじゃないわよ。
この様子じゃ何が起きるかも分からないんだから』
[その言葉には一応承諾の返事をして寮母とは別れた]
「ライ、探すったってどうやって探すんだ?
探査系の魔法、得意じゃないだろう」
……足。
[詰まるところ地道に歩いて探すとのこと。
ストーンゴーレムを解除し石を投げ捨てると、ギュンターを探しに外や寮内を歩き回る。
探し人が巨大ふわふわに潰されたと知るのは*もうしばらく先*]
―談話室―
いやもっと吸えとは言って無い、その大して痛くないモンだなって。これで僕も一日店長ならぬ一日ダンピール。
て、あああコラ、おい、やめっ
あ…アーデル女史?
[がっぷり噛まれるとひっぺがすにひっぺがせず…とかやってると、女傑登場。人が結界のコアになってるかもとか、そんな話を聞きつつ]
…とりあえず、だ。
ゲルダ。
僕の墓碑には『乙女の純血は守られた』って書いておいて。
[ソファーに沈む。*]
[カヤが慌てて言った内容に目を丸くする。]
え?用務員さんが潰されたって…ひょっとしなくてもこれに?
[といいつつ指差すのは頭のふわふわ。だが返事を聞く前にカヤは飛び出して行ってしまったり。]
あ、まって私もい…っと、片付け先だねー。
[一緒になって飛び出そうとするのを辛うじて我慢。
カヤの分の食器ももって、厨房へと。イヴァンらは自分で片付けるようだったらお任せしつつ。
とかやってたら、入り口に人の気配。
誰だろうと思って顔を出すと、そこには泣く子も黙る寮母の姿が。カヤとは丁度入れ違いっぽい。
何かイイ笑顔っぽいので背筋が寒くなったものの、ボルシチ食べますー?と寮母に食事を用意したら寒気は消えた。…ほっ。]
―まだ食堂―
[ついでに寮母さんからコア云々の話も聞いておく。]
んー、その人達を見つけたら騒動が止まる…んですか?
[まぁ見つけただけじゃ駄目だけど、分からないよりは的な事を言われて、むーんと思案。]
そんな魔法習ってないしなー。…というかそもそも魔法自体殆ど知らないし。寮母さんは?
[聞くがゆっくりと、首を振られてあらら。最強無敵女傑が知らないんじゃ。]
やっぱり無いのか。
[とぽつり。呟いたらピノ君が突然起きた。]
へ?な、何ピノ君。あるの?
[ふわもこは所定位置になった頭に移動してころころ。]
え、うんちょとまって。
[何やらピノ君と意識交換した後で、食堂におきっぱだった配布されていた古代魔法練習用の杖を手に取り、構えて目を閉じ集中。
頭のピノ君はもさっと杖のてっぺんにのっかった。]
探せ探せ 変な人探せ ふわふわ増やす 不思議な人
[ピノ君から教わった呪文まんまを口にして。
ふわん、目を開け杖を振るうと、目の前には大きな、ふわもこに似た魔力の塊が。
それを近くに居たイヴァンに飛ばそうとして―――どこかに飛んでいった。]
…………。
や、難しいね、魔法って。
[あはははと笑って誤魔化した。]
[ちなみに。飛んでった魔力のふわふわは、カヤに向けて一直線。
たどりつけば、カヤを問答無用でぬくーく包み込んで青色に光り、そのままぱんっと霧散するだろう。
霧散するのは当然魔力で、近くにふわもこが居たら増殖開始するわけだが。
そこまでこっちは分かるはずもない*わけです。*]
―談話室―
そうね、今なら私よりありそう。
それでも増えた体力より無茶してちゃ同じでしょ。
[口をとがらせる幼馴染の額を指で突付いた。
上着を掛けに来て、ゼルギウスへの勇気ある立候補は、おぉ、と感心して見ていた。でもはがれてくれなくてもみーてーるーだーけー]
えーっと。
確か食堂よ。ライヒアルト君をベッティちゃんたちが追いかけて。
生命線確保だっけ?
[直接会話していたのはカルメンだったはず。
周囲にも確認をとってみたり]
なるほどねぇ。それじゃ空腹で苛立ちもするってものか。
あたしもカレーをちょっとしか食べてな…あ。
[ゲルダの背後に浮かび上がった白金龍を見て動きを止める。
けれど何かを言うよりずっと早く、その尻尾はゲルダの頭に華麗に振り下ろされた。
景気良く響いた音に思わず瞼を瞑る。別に自分は痛くも何ともないのだけれど]
アーデルさん、おかえりなさい。
[目を開けるとイイ笑顔の寮母登場に、笑顔で一歩二歩後ずさる。
少しでも距離を離しておこうというのは本能に近い。
結果として見捨てた幼馴染にはごめんねーと小さく手を振った]
アーデルさんの手にも負えない結界?
コアになってる人が分かれば違うのかしら。
でもどうやって見分ければいいのか、ねえ?
[クロエの横まで退避して、寮母の説明を聞いていた。
とはいえ切羽詰っていないからかどうにも危機感は薄く]
はぁい、気をつけます。
[返事だけは調子よく、消えるアーデルを見送った。
直後、籠がバタバタタっと大きく揺れる]
あららら。
今の魔力に反応しちゃったのかしら。
[籠の隙間から毛がちょろっとはみ出しているのが見えた。増殖したのか巨大化したのか…どちらにしてもちょっと可哀想になって]
大きさは倍、動かせるように脚車付。
ついでに手すりもついている、っと。
[少し複雑になるので集中時間は3秒ほど。
パチリと手を打って、新しい籠(もはや手押し車)を作り出した]
ええと、移すの手伝ってくれる?
[作ってからその手間を思い出したらしい。
協力要請しているところにカヤが駆け込んできた]
ヌシさまもおかえりなさ……
はい、ギュンターさんが?
[カヤの報告に目をぱちくり]
アーデルさんなら今出て行ったとこで。
結界がアーデルさんでも破れないほどらしいとか。
多分他の人たちにも教えにいったんじゃないかなって。
[まさか本当に入れ違ったとは知りませんが]
今はどうなってるのかしら…?
[食堂から談話室へとカヤは一直線に駆けていく。
談話室→外→食堂の順で巡ってた寮母とは見事に行き違った。
途中、外への寄り道は結界への衝撃を見に行ったせいだとか]
大変だ! 用務員さんが潰されちゃった!
[寮母を探すけど、ライヒアルトのせいで擦れ違ったとは知らない。
紅葉色の細い眉がしゅんと落ちる]
−談話室−
[ローザの呼びかけにクリクリした常緑の瞳が下から見上げる。
ぱちくりする空のような瞳にコクコク頷いて]
そ、ふわふわに潰されちゃったって風さんが。
寮母さんとは入れ違っちゃったんだ…困ったな。
[お互いに情報交換し、人差し指で自分の頬をトントン叩く。
その頃、ちょうどベッティから話が通ってるとか知りません]
うう、闇が…遠くに瞬く……ギュンターさん?
[うなされていた。がばっ]
…なんだい、カヤ。
それで、ええとつまり、ギュンターさんはどうなっちゃったんだ?
まさか潰れてお亡くなりになったって事もあるまい。
そこまでは聞いてないんだ。
お願いしたんじゃなくて自主的な噂話を耳に挟んだだけだから。
[ソファーから急復活したウェンデルに首を横にフルフル振る。
けれど亡くなったとか言われたら不安になって来た]
…ん、非常事態だ。仕方ナイナイ。
ちょっと精霊さんに『お願い』して訊いてみるよ。
ローザ、その籠押さえといてね。
[パステルカラーの毛が覗く籠(小)に、人差し指を向けた時。
なんだか一直線にやってくる大きなふわふわもどきの魔力。
風の精霊達が騒ぐより早く包み込まれて]
―…ぅっわぁ!
[フカフカ、ヌクヌク、モフモフ、…ぱんっ!
青色の光が霧散する瞬間、帽子を押さえて目を瞑る]
おおお、今度は何なんだい
[モフモフの名残、ぬっくい風が辺りを駆け抜けていった。
ウェンデルはぶるっと身震い。]
あ、僕これちょっと苦手かも。
カヤ、無事かい?
[新しいもふ籠は早くもみっしりになりつつある模様。]
[未体験ゾーンの経験談が語られるのが後になった理由。
それは飛び散ったフワフワの光――魔力が籠に命中したから。
元々みっちり詰まってたふわふわは魔力を吸って倍に膨れ上がり
ぼ っ ふ ー ー ー ー ん ☆
と籠(小)を内から破壊してそりゃあもう勢い良く飛び散った。
当然、まともに近くにいたカヤが直撃されない訳もなく。
色とりどりのふわふわに埋もれ、びっくりまなこで座り込む姿]
…えーと、あんまり、無事じゃない。
[帽子もふわふわに紛れ吹っ飛んで、ピコピコ長い耳が返事]
…籠、新しいの作ってて良かったね。
あ、どうも。
[滑車付き籠(大)の手すりに凭れ硬直しているローザに言う。
というか、他にかける言葉が無かったのだが。
その間にぽふ、と手に乗せられた物体を見る。
とても見覚えのあるそれは愛用の帽子の形をしていた]
………えええと、ふわふわ片付けないと。
[即行で帽子を被りウェンデルの視線から兎耳を隠す。
引きずる長さの髪は纏め上げるのが大変なので諦めた]
[カヤの埋もれていったふかふかごと抱き締める勢いで飛び付いた。
更に高く舞い上がるふわふわ。]
…良い!
非常に良いぞ!
[おなかがすいたら、ごはんをたべます。
おなかいっぱいになったら、もうわかりますね?
そう、おひるねのじかん。]
[なのですやすや熟睡だから、ふわふわたいふーんを避けられるはずがないのです。
埋まった上空でコウモリがおろおろしてますよ。]
[重なる失態に凹み、起き上がる気力がナカナカ出てこない。
そんな時にダイブをかわせるはずなく、捕獲されました]
わ、わわ、わー!
こら、ウェンデル、何がいいんだよっ、離せっ!
[(兎耳抜くと)身長約一メートル。
つまり抱き上げられてる状態では足がピコピコ動くだけ。
埋もれてるゼルギウスに気づく余裕もなかったり]
何が良いって
非常に愛くるしいよ!
どうしていつも隠しているんだい?
[カヤを捕獲してご満悦。
蝙蝠の意図には気付かず、つまりゼルギウスが埋没している事など露知らず、その辺りのふわふわを踏んだ。]
仕舞えないんだから、ちっとも良くなーい!
触るなったら絶対触るなよっ!
[足をパタパタ無駄な足掻きをしながら捕獲してる腕をペチペチ。
もう片手はずり落ちそうな帽子を押さえるのに必死。
はみ出かけた兎耳は薄茶色]
さ、触るなと言われたくなると触りたくなるのが人情ではないか…
[じたばたするカヤを抱えているものだから、ふらふら、うろうろ、踏み踏み]
[片手でカヤの耳を、そーっとそーっと触ろうとしている]
そんな人情っ、今すぐ捨てろ!
[パタパタ、ジタジタ。
暴れる衝撃が振動と化し踏まれてる人に伝わってるかもですが。
そんなことより身(耳)に迫る危険から逃れようと必死。
ついうっかり、はみ出た耳が触ろうとしてる手をペシペシ]
ふふ…ふ あれ
はしゃいでたら、目眩…そういやあ、血い抜かれて…た
[ゆらーっとウェンデルの身体が傾き、ふわふわの海へ。もふっと舞い上がったふわふわは、一回り大きくなっていたそうな*]
ひっ、ひゃあっ!
バカバカっ、やめっ!
[掴まれるよりましだが擽られるのは別の意味で辛い。
イロイロ限界突破して、後のことなんて思考に回らず]
『光の精霊、貴方に希う。
彼の者の目を眩まさんことを』
[眩暈+精霊の光でクラクラきたウェンデルの腕から逃亡。
もふっと沈む相手も見ず、長い髪靡かせ外へと*走り去った*]
―食堂―
[と。自分が放った魔力が何やらかしたとか全く知らず。
談話室の騒ぎを知らないままなのはこれ幸いか。
尤も魔法きちんと使えてない事は、寮母さんに注意されました。まぁまだ初心者とかいうレベル以前の問題だから、口頭注意で済んだけど。]
うーん、今度は人の多いとこでやるべきか…。
[いやそれ以前にコントロールをとかいう突っ込みはされたかどうか。]
[寮母さんの食事が終わるころ、そういやぁと思い出したように。]
あ、寮母さん。さっき………あれ。あの人何て名前でしたっけ?
[そういやまだ、カヤの名前を聞いてないような。
と、尋ねる相手はイヴァン。教えてもらった名前を口にしたが、微妙に違う かもしれない。]
で、その人が寮母さんの事探してましたよ。
何か、用務員さんが潰されて大変だっ―――。
「そういう事は早く言いなさい!」
[ぴしゃーん。言い終わる前に一撃。直撃は免れたが、余波を食らってしびびびび。ピノ君は2割り増しくらいに大きくなったり。
その間、寮母さんは食堂出て何処かへと走り去っていきましたと。]
――回想:談話室――
[ゼルギウスからぷすぷす煙が出て、何かが焦げるような匂いがしたけど、とりあえず回復には成功したらしい。]
よかったです・・・。もし失敗したらどうしようかと思いました。
無事に回復してよかったです。あ、有難うございます。
[ローザとウェンデルの拍手を受けて、顔を赤らめて消えた]
[その後、ゼルギウスがウェンデルの血を味わっているのを興味深げに観戦していると、ゲルダの叫びとともに一瞬にして空気に緊張が走った。アーデルハイドのお帰りだ]
[結界の話やら、ギュンター失踪などの話を、ローザの横で聞く。
思ったよりも話が大きくてただ唖然とする。]
え、アーデルハイドさんでもどうにもならない結界に閉じ込められるなんて。じゃあ、いつのまにかふわふわが結界内大繁殖して、僕たちのいるスペースなくなったりしちゃったりして・・・。
[転移する寮母を見送って溜め息が思わず漏れた]
[ローザの作り出した籠を運ぼうとした時に丁度カヤがやってきて、手を止めた]
ギュンターさんは大地学科のOBでしたね。
そんな人ですら対抗できないなんて、僕はどうしたら――
[また愚痴ろうとしたら魔力の奔流がさっと...の横を通り過ぎた。
魔力がカヤと籠に見事に命中して、ふわふわが溢れだす]
え・・・。折角居なくなったのに、またですか。
あれ?カヤ先輩可愛いですね。そのお耳。
[ふわふわに紛れて、カヤの耳がひょこひょこ動くのが見えた。
ウェンデルがその耳に興味深々な光景も目に入った]
取り敢えず、ふわふわをまた籠に詰めるか、窓の外に逃がすかしましょうか。せめて人がいるスペースを確保しないと。
[窓を再び開けて、ぽいぽいふわふわどもを外に放り投げているとカエルの潰れた様な声がして、室内に目をこらした。
ウェンデルとカヤが走りまわっている。]
あの辺りにさっき、ゼルギウス先輩いませんでしたっけ?
[慌てて蝙蝠がいる真下辺りに駆け寄り、ふわふわを掻き分ける。程なくして倒れている吸血鬼を発見。しかし、女の身では抱きかかえることもできずに、ずるずる床を引きずって運び、壁に凭れかけさせる]
ゼルギウス先輩大丈夫ですか!?
よし、ここはまた治癒魔法の出番ですね!
[再び許可もなく治癒魔法を唱える。ゼルギウスはまた焦げただろう]
[駆け抜けるペンギンに ぽふぽふーん と
真っ白な魔法生物たちは弾き飛ばされていきます。
けれど、外より中のほうがふわふわは多くって。
つるっ
とうっかり踏んで滑ったのが運のつき。]
[ しゃーーーーーーーーーーっ ]
[ ぼふんっ ]
[そのまま談話室にだいびんぐ。
ふわふわの大群にぶつかってストップしました。]
―回想―
[クロエが治癒魔術を使うのや、ゼルギウスがウェンディの血を吸うところを、ふふっといつもどおりの笑みを浮かべながら見ていたところで、ローザにいなくなった面々のことを話しかけられ]
ええ。食堂のふわふわを追い出すんですって。
…働き者よねぇ…んふっ
[ライヒアルトがお人好しという言葉にはこっそり頷いていた
そうこうしているうちに寮母の登場とともに調べたことを聞き、続いてカヤからギュンターのことも聞いて]
―回想終了―
[二度目の治癒魔法の成功?にほっとした時、いきなり部屋が一瞬白くなり目が眩んだ]
何、今の――。あれ?カヤ先輩とウェンデル先輩がいない
どこに行っちゃったのかしら?
[カヤが逃げてウェンデルがふわもこに埋まっていることなど露知らず。きょろきょろしていると、突然何かが談話室に飛び込んできた]
・・・えっと、ペンギン?
[ふわふわの大群にまぎれているペンギンをじーーと見た。
穴が開くくらい見つめた]
…コアになってる人か外部干渉か…なんですってねぇ。
どちらなのかしらぁ…あ、食べる?ちゃんと分けるのよ
[と、魔力たっぷりルーンカードを食べさせる無自覚なコアな人]
私にはわるぅいことしちゃだめよぉ…他の人にはちょっとぐらいならいいけどね…ふふっ
[甘ったるい声がちゃんとふわふわに届いているかどうかはわからない]
…あらぁ?残念ねぇ。私も触ってみたかったのに…
[ほぉ…っと嘆息して、光には些少目が眩みながらもウェンディを羨ましげに見る…つもりでふわふわのなかで見失って]
ペンギン?
[クロエの声にそっとみた、ペンギンだ。ふわふわとペンギンだ]
[ギュンターを探し歩き、外から寮内へ入ろうとして。
自分の腰辺りの高さの何かが横を通過して行った]
……カヤ先輩?
[服装他を見れば彼の先輩なのは明らかなのだが。
疑問符が浮かんだのは普段見られぬ長い髪やちょろりとはみ出た耳のため。
声はかけども止まりそうにない相手をそのまま見送り、青年は寮内へと入る。
向かう先は皆が居るであろう談話室]
[目を回しているペンギンに近づいてみる。つんつん突っついた]
ペンギンさん、大丈夫ですか?
あら。ゴミを一杯くっつけてますね。
[ペンギンの傍にしゃがみこんで、丁寧にゴミをとる。と、やおらペンギンの左前脚を手にとり、不思議そうな表情を浮かべた]
[廊下でふよつくふわふわを避けながら歩み進めて。
辿り着いた談話室の扉を開ける]
………。
[中がふわふわだらけになっているのを見て速攻で閉めた]
[その“ごみ”のひとつは、
あおい子だったりするのですけれど。
ぺいっと捨てられちゃって あわあわ きょろきょろ。]
…何か食って来よ。
「ライ…良いのか? あれ」
特に害はないだろ。
[鴉がおろつきながら青年に訊ねるが、即答されて黙りこむ。
ふわふわを掻き出すような労働はもうしたくないのが心情]
[ はっ ][ ふるふる ]
[つんつんされて、くるくるがぴたり。
まんまるのひとみが、クロエを見上げました。]
[ごみを取ってもらうのは少しくすぐったくて、
じたじた暴れかけたのですけれど、
不思議そうなかおを見て首を傾げます。]
あら?…戻りたいのかしらぁ…ふふっ…
[わたわたしてるあおい子をとろんとした眼差しでそっとみて、手を伸ばし、手の中に入れば、肩にそっと乗せてみる]
あーえーとー。
…どうしようこれから。
[とりあえず食堂掃除と腹ごなしは済んだ。
他にやることとなると、やっぱり例の原因探し、になるわけだが。
とりあえずさっきのアレが成功したかどうかもままならないのが。]
うーん、やっぱりも一回、人の多いところで使った方がいいよなぁ。
またすっぽ抜けても最悪誰かに当たればいい、はず!
[とか前向きに考えて。
人の多いところといえば、とりあえずさっきの談話室くらいしか思いつかないもので。]
わ、私談話室にいってみます!
食堂片付いたって言ってもこようかなーっと。
[そんなこんなで杖もったまま、食堂を出ようと入り口に走ってって。]
─回想/談話室─
[心境を一言で説明すると]
……何がどうしてどうなってんのよ。
[で、終わった。
寮母を見送った後、ウェンデルの遺言?を聞き。
その後にやって来たカヤと情報を交換した後の魔力の波動。
あふれ出るふわふわを見た瞬間──]
あ、あたしもう、無理だかんねっ!
こんな大量の、さばききれないからっ!
[カヤの耳とか、埋もれたゼルギウスとか、突っ込みいれてる余裕はなく。
即行、開いた窓から離脱していた]
[ペンギンが首をかしげるのを見て、慌てて前足を離した]
あ、起きました。よかったですね。
暴れちゃ駄目ですよ。ほら、ゴミがまだ付いてます。
[頭についていた大きなゴミを取ると、頭を一回撫でた]
もしかして、ペンギンさんも魔力で生まれたのですかね。
ふわふわみたいに大量発生しちゃうのかしら?
[疑問を口にした]
─そして現在、上空─
[離脱後、最初に目指したのは上。
寮母から聞いた結界の範囲や強度など、確かめたい事は色々とあったから。
……ついでに、上空なら、ふわふわも数が少ない、と思ったのも、ある。のだが]
……甘かった。
こいつら、気流にのると何時までも飛んでるんだっけ……。
[何かの弾みで気流に乗ったのか。
高い所にもふわふわはふよふよと]
んー……。
[つんつん。
ぺたぺた。
ぺしぺし。
……げしっ]
物理攻撃も、ダメか。
アーデル姐さんクラスで転移できないんじゃ、あたし程度じゃ無理よねぇ……。
アストラルサイドにも、干渉あるって事でしょ?
[傍らに浮かぶ真紅の龍に問えば、返るのは肯定]
……はあ。
打つ手ナシ、か。
[更に移動した先は食料保管庫。
先のこともあって食堂に向かうつもりはなかった。
まだ彼女らが居るかも知れないため、顔を合わせ辛い]
果物でも何かあれば…お、みっけ。
[収穫済みの林檎を二つ三つ失敬して左腕に抱え込む。
食料を確保すると再び外へと向かった。
中に居てはまた何かに巻き込まれるような気がしたためでもある]
[外と言っても寮から然程離れるでもなく。
傍に生えている樹の根元に座り、しゃくりと林檎に齧り付いた]
[あおい子、おとなしく、カルメンの肩の上。
なんだか落ち着いているのは、
コアだってわかっているのかもしれません。
そんなカルメンを、エーファはじっと、見ます。]
(気に入ったのかな?)
[こころの声は、あおい子へとは直に伝わります。]
とりあえず、ここにいても仕方ないし。
……降りよ。
[やっぱり、まだまだ疲労は残っているようで。
はふ、と息を抜いて下へと滑空する。
いつもなら、何て事のない着地動作──なのだが]
て、ちょっ!
[着地予定ポイントに、ふわふわがいたもんだから。
慌てて回避しようとして、目測を誤り、結果]
[離された左の手とクロエとを交互に見たのはいっとき。
それからはカルメンに視線を奪われていたのでした。
零れ出た疑問には ふるふる ふるる と首を振るのです。
いっぱいの自分を考えたら、ちょっとこわくなったみたい。
でも、この状態だとうまく喋れないものですから、辺りをきょろきょろ。]
─外─
[しゃく、と何度目か林檎を齧ったところで。
目端に空から降りて来る何かを捉える。
視線を向けて眺めていると……]
………。
[コケるのが見えました。
もしゃもしゃ林檎を租借しながらコケた誰かを眺め見てたり]
……いったたた……。
[普通なら、両足でちゃんと着地できる所が、結果は前方飛び込み姿勢でスライディング。
傍目には、白と黒の塊の墜落と見えるかも]
あー……誰もいない……よ、ね?
[さすがに今のは間が悪すぎる、と。
慌てて起き上がって周囲きょろきょろ]
あら?お気に入りになったのかしら?
[意思疎通ではなく単に落ち着いたからそう判断していてだけだが。]
うふ…どうかしたの?
[とこちらをじっとみるエーファにそっと聞く]
[カルメンの言葉に目を見開いた。ペンギンはその言葉に頷いている]
え、獣人・・・ですか?ペンギンの?
すみません、僕、今までペンギン型の獣人を見たことがありませんでしたので、てっきりふわふわの仲間だと思ってました。
だって可愛いし。ごめんなさいね。
[ぺこぺこペンギンに謝った]
[しっかり一部始終見ていましたとも]
……大丈夫か?
[声はかけるが林檎を食べながらのまま。
手を貸す素振りは見せない]
(うん?
あのね、あのね。
あなたのそば、居心地がいいんだって。)
[羽先をぱたぱた動かしながらのこころの声。
‥‥‥届くのかしら、それはわかりませんけれど。
代わりのように、あおい子がカルメンの肩上で跳ねるのでした。]
[よもや見られていたとは思わず、なんとなく凹んだかも知れない]
あー……うん。
一応。
[かけられた声に、こっくり頷く。
その場に座り込んでいるのもどうかと思いつつ。
立ち上がるには、まだしばらくかかりそうだった]
うん、何とかね。
色々あって、疲れてるだけだから。
[近づいてきた鴉の問いにも、一つ頷いた]
ええ、ペンギン型…よぉ
だってほら…気配がねぇ
[とクロエに曖昧な説明。探査系の魔術というほど高級でもない常時持っている感覚であるが、言葉で言うには難しく]
ふふっ。そうよねぇ…可愛いわ…あら?
[空腹の音に少し瞬き]
何かあるかしらぁ?
[そういえば食堂にいった面々が戻ってきてないなぁと思い出し]
疲れてる、か。
まぁ、この状況で疲れない方が不思議な気がするけどな。
[自分もあれこれあり過ぎて今休憩を取っているような形でもあり。
ゲルダの言葉に納得しながら、再び林檎をしゃくり]
…食うか?
[唐突に訊ねながら、ぽんと林檎を一つ宙へ投げる。
鴉がその落下地点に滑り込み、ボレー状態でゲルダへと林檎を仲介した]
アーデルさんから話は聞いたか?
結界が強固過ぎて破壊での脱出は無理そうだ。
ギュン爺とは連絡取れねーっつーし。
ふふっ。可愛い。お腹すいたのね
[当然ながらか伝わらなかった。そもそもふわふわとさえ意思疎通も曖昧だから仕方ないが]
あら?ご機嫌ね
[ふわふわがはねるのをみてくすくす笑う。一応伝わったかも]
気配でわかるのですか。
うーん、僕はまだひよっこだから全然気配とか分からないんです。
[カルメンの言葉に感心し、そして響いたお腹の音が聞こえれば、ポケットの中をがさごぞ]
前にカレーが合ったような気がしましたけど、もうふわふわに埋もれてどこにあるのかわかりませんね。
あ、飴がありますけど、ペンギンさんは魚の方がいいのかしら・・。
[非常食代わりの苺飴をペンギンの左手に持たせてみる]
[可愛いと言われてうれしくないわけはありませんから、
くちばしをあんぐり開けて キュウ と小さく鳴きました。
何かあるかしらのことばに、期待をこめて、きょろきょろり。]
[伝わらなくて、ちょっぴり‥‥‥
いえ、かなりがっかりですけれど、しかたのないことです。
あおい子もおなかが空いたらしく きょろ きょろ 。
もっとも、この子のごはんが普通の生き物のごはんと違うのは、
きっと、この場にいる人たちならば誰もがわかっていることでしょう。]
……そうよねー。
普通に疲れるわ、コレ。
[妙にしみじみと頷いて]
え? あ、うんっ!
助かったあ……ちょうど、お腹空いてたんだぁ。
[絶妙のアシスト経由で飛んで来た林檎をキャッチして、にっこり笑顔。
ありがとー、と言いつつ軽く磨いてから齧りつく]
あ、うん、それはさっき聞いたわ。
[ついでに、お仕置きされたのは置いといて]
ギュンター爺……って、あれ。
そういや、さっき主様が何か言ってたような……。
― 食堂 ―
[調味料も何も目分量、それでもおおざっぱな分だけ出来上がるのは早いボルシチにカヤからの差し入れの洋梨が加わるとなかなか立派な食事が出来た。魔女の大鍋並みの鍋の半分近くは、自分で平らげて、やってきた最強寮母から状況を聞く。どれだけを覚えているかは不明だが]
しかしベッチー、随分、そのふわふわと馴染んでるなあ。
いっそ使い魔にしちゃえばいんじゃね?
[厨房の中で、洗い物とかしながら、ベッチーが吹っ飛ばしたふわふわ魔法を眺めて感想など漏らす。それが自分に向かうはずだったとか、気付くわけもない。気付いたって気にしませんが。…そうして、カヤの名を問われると]
ああ、さっきのな、あれは…
「カヤって子だよ」
ああ、そう、カヤ。うん、そだった、そだった。
[口にする前の白雪さんの突っ込みに、こくこく頷いてるところを見ると、多分間違える所だった模様]
[乗せられた飴と、じいっとにらめっこ。
ひとまず食べてみようと口に運ぼうと、
‥‥‥したけれど。
ペンギンの手ではうまくいかずに、じたじた。
じたじた。じたじたじた。じた。]
[同じような心境らしい相手のしみじみとした頷きに、だよなぁ、と心の中だけで相槌。
林檎の礼には短く、ん、と返して]
…何かって?
見つかったって話ならそれはそれで良いんだ、が。
[ゲルダに視線を向けながら半分くらいになった林檎を齧り続ける]
[結局寮母とベッチーの両方が食堂を飛び出していき、一人で厨房に残ることになる]
さて、白雪さんどうしたもんかね?
[調理器具をぴかぴかに磨き上げながら、頭の上の盟約者に語りかけると、白いふさふさがゆらりと揺れた]
「どうしたもこうしたもありゃしない。怪我する子が出ないように気をつけるくらいっきゃ出来ないんじゃないかね」
あー、やっぱりかあ、まあアーデルさんとグリューヴルムでもどうにもならないんじゃ、無理さねえ。
[寮母の名前は、叩き込まれたに違いない。異界龍の名だけは長くても覚えているのは、色々と幼児体験に帰来するのだが以下略]
[ちょっと食べるのに集中したのはご愛嬌。
何せ、騒動開始前にミルクとクッキーを少し食べたきりだったわけですから]
んー……良い報せじゃなかったんだけど。
なんか、潰されたとか、何とか……。
主様も、はっきりした事はわかってなかったみたい。
[飴を手にじたばたしているペンギンが倒れると、慌てて起こした。そして飴を手にとると、ペンギンのくちばしの前に持って行った]
気がきかなくて、ごめんなさいね。はい。あーん。
[楽しげにペンギンの様子を*見ている*]
ふふっ…色んな魔法生物を見たり出会ったりしてくればクロエちゃんだって自然と身につくわよぉ…
[これでも流水学科から転化して現在に至るためそれなりに学園生活は長い]
そうよねぇ…さっき食堂からふわふわ追い出しにいった人たちが何か作ってるかも?
[やはり他人任せでいながらもきゅうと鳴いているペンギンにクロエが飴を渡してるのを見遣って]
あらあら?
[後ろにコロンと転がるペンギンを見て、助ける前にくすくすと笑った]
…は? 潰された?
一体どこで…。
結界内は、くまなく探したはずなんだが。
ギュン爺はどこにも居なかったぞ。
[潰されただけなのであれば、その場に潰されて倒れて居ても良さそうなものだが。
その痕跡すら見ていないためにしばし考え込む]
そんなの、あたしに聞かれても困るってば。
[疑問の声に、ちょっと眉を寄せ]
情報源は風の精霊だろうから、見たまんま伝えてきてるんだと思うけど。
結界の中にいないってのは……妙ね。
……まさか、潰されたショックで弾き飛ばされた……とか?
て、それはないわよねぇ。
食堂に行けば何かあるからそれまで我慢してねぇ…ふふっ
[がっかりしてることさえも伝わらなかったらしく。思案気に人任せで]
あら?あなたも欲しいのかしらぁ…
[だったら一緒に食べましょうねぇ?と念を送ったりしてみる。
ただ一緒に食べだしたら食事どころではないだろうとかは現在考えていない]
潰す……潰す……。
あ。
[考え込んで居た状態から何かを思い出したかのように声を漏らす]
そう言えばあいつがそんなこと言ってたな…。
なんだっけ、『あれが動く』とか何とかも言ってたような。
うーん、辻褄は合わなくはない、かもしれない、が。
[ぶつぶつ言いながらゲルダの言葉を聞いて]
案外、あるかもしれないぞ、それ。
[ぶつぶつと呟くライヒアルトの様子に一つ瞬き]
あいつとか『あれ』とか、何の事よ、それ?
[疑問をそのままぶつけた直後、自分でもあり得ない、と思っていた言葉を肯定されて]
あるかも、って……。
んじゃ、ギュンター爺、外にいるって事?
食堂行ってた時、ベッティとか言う奴が…。
[少女の名を紡いだところで少し表情が歪むが、隠すように消して]
そいつが、ふわふわの声が聞こえるとか何とか言い始めて。
通訳が難しいみたいだったけど、ふわふわに『あれが動く』とか『潰される』とか言われてたみたいで。
ここから先は俺の推測でしかないんだが。
もしふわふわ共がこの状況を解決しようと動いてるのであれば、何かしら手を打って来るんじゃねぇかな。
こいつらだって一応知能はあるって言われてるし。
結界のコアとなる人物が居るのだとしたら、そいつを外に出そうと働きかけたりするんじゃ、と思って。
もしこの推測が合ってるんだとしたら、ギュン爺は外に出されたってことになるかも知れない。
この結界の中でギュン爺を潰せる物なんて限られてる。
取り残された俺らの中にギュン爺を潰した心当たりがないのだとしたら、潰した犯人はふわふわだとは考えられないか?
ベッティ……ああ、あの迷子か。
[なんか覚え方が失礼なのはさておき。
微妙な表情の変化は、それ所ではない事もあり、突っ込みはしないでおいた]
ふわふわについては、まだわかんない事も多いって言うし。
そのくらいはやりかねない、か……。
[ライヒアルトの推論に、腕組みしながら考え込み]
少なくとも、この結界内でドワーフの爺潰せるようなのって、巨大化したふわふわくらいしかいないもんねぇ。
でも、どう考えてもコアとは思えない爺が潰されたって事は。
……それって、無差別の可能性、高いわよ、ね?
[生真面目一本で知られるドワーフ用務員。
何かの事故でこんな状態になったのなら、もっと早く動くだろうし。
そうでなくても、取得している魔法の系列的に、そう言った方面に明るいとは思えないわけで]
ドワーフ潰すとなると相当だしな。
誰か別の奴が仕掛けたとするなら、カヤ先輩に頼んで風の精霊に詳細を聞けば分かるし。
それ以外で潰せるとしたら、巨大ふわふわぐらいしか居ない。
[その巨大ふわふわがその辺を転がってたりもするわけだが。
無差別、の言葉には僅かに嫌そうに表情を歪める]
思いたくはないが、その可能性が高いと思うぜ。
別の仕掛け人、かあ。
……それこそ、アーデル姐さんに殺されそうよね……。
[ふっと遠い目をした。
白金の龍にどつかれた所がちょっとイタイ]
ま、そこらは主様にちゃんと聞いてもらうしかないかな。
アーデル姐さんも、調べてはいるだろうしね。
にしても、無差別かあ……それ、かなりあったま痛い話よねぇ。
ちゃんと、狙うべき相手狙ってくれればいいけど、わかんないわけだし。
そんな命知らずが居るのかどうかは知らねぇが。
とにかくカヤ先輩に頼んだ方が早いかな。
……そのカヤ先輩がさっきどっかに逃走したけど。
[そう言えばすれ違ったか、と思い出す]
その辺りはまぁ、諦めるしか。
実際虱潰しに弾いて行けば、いつかはコアに当たるわけだし。
ぶっちゃけ俺らの中にコアにされてる人物がいるとも限らねぇかもしれないけど。
そうね……って、逃走って、なにそれ?
[一連の騒動の序盤で逃げた事もあり、その理由は全く知らなかったりする]
あんまり諦めたくないけど、意思の疎通するのも限度あるし、コレ。
[言いながら、翼の先で近くに転がってきたふわふわをぺいっと飛ばす]
んー、そこらもどうなんだろね。
そもそも、いるとしてなんで、コアになんかなってるんだか……。
あー、わかんない事ばっかりで、なんか、頭痛くなって来たわ……。
[ちょうどどこかで噂されている頃。
脱兎で逃げたカヤは結界に正面衝突してひっくり返ってたり]
ぃったー、たたた。痛。
[動揺は収まったけど代わりに打った鼻がほんのり赤い。
手でナデナデしつつ寝転がったまま空飛ぶふわふわを見た]
知るか。
聞く前に走って行っちまった。
……そういや珍しく髪が帽子から出てたかな。
あと耳も。
[こちらも外に居たために寮内での騒動は一切関知しておらず。
垣間見えたことだけをゲルダに告げる]
聞こえても極たまに、尚且つ片言だしなぁ…。
ああ、ベッティに聞けばもう少し詳しく分るかも知れない。
[顔は合わせ辛いが、情報共有のためには聞いておいた方が良いか、と判断をつけ口に出す]
分かんねぇ部分は今は置いとけ。
考えたって先に進まん。
[話をしながらも残っていた林檎は全て食べ終えていて。
立ち上がると服についた土などを払う]
俺は中に行って話聞ける奴に聞いてくるけど、そっちは?
[その視界に微笑む寮母が入り、びくっとはみ出た兎耳が跳ねた。
落ち着いて考えるとイロイロ状況のまずさに冷や汗がタラタラ]
え、あの、寮母さん?
…あ、そうだ! 用務員さんが!
「その話は聞いたわ。けれど探しても見つからないの。
どういう状況だったか説明してちょうだい」
[否やと言える訳もなく、一息で起き上がって風の精霊に尋ねる。
と言っても精霊魔法に探査系はなく、噂話を聞く程度。
支配すれば別だがそんな時間も空きもない]
ああ、そう言えば、最後に見た時なんか見えたような……?
[こてり、と首を傾げつつ呟いて]
あー、意思疎通ができる子が居るなら、そっちに任せた方がいいわね。
……グラナートも、一応は会話できるみたいだけど、嫌そうだし。
[ちらりと視線を向けた真紅の龍はこくこくと。
どうやら、努力はしていたようです]
ん、それもそっか。
わかんないんだし。
あたしは……も少し休んでから、中戻るわ。
談話室とか、人居るだろうけど行きたくないし……。
[ちょっと遠い目]
ん、そっか。
潰れて、居なくなった、だね。
他には何か知らない?
[風の精霊が話すのは巨大なふわふわに用務員が潰されたこと。
そしてその後、用務員は消えていたこと。
その他はペンギンとか、落ちたとか関係なさそうな話ばかり]
「そうなの。なら結果以内にはもう居ないと見るべきね」
[そう言ってまたどこかへ消える寮母を見送り、溜息をついた]
んじゃあ、カヤ先輩見つけたらさっきのこと聞いてみてくれ。
戻って来た様子がないからまだ外に居ると思うし。
談話室は……また掃き掃除しかねぇのかな……。
[物凄く嫌そうな顔をした]
そんじゃあまた後ででも。
[ひらり片手を上げると寮内へと向かう。
大人しく地面を転がっていた鴉も、ゲルダに頭を下げてから青年の後へと続いた]
ん、そうするわ。
[見かけたら、という言葉に頷いて。
掃き掃除、という言葉には、かもね、とため息一つ]
んー、じゃあまた後でねー。
林檎ありがとー。
[ライヒアルトと鴉と、両方に手を振り、その背を見送った]
あっちい…
[なんだか暑くて目を覚ました。テーブルに突っ伏してよだれたらして寝ていた背中には、もっさりもふもふ、中サイズのふわふわたちが五つばかり、ひなたぼっこよろしく乗っかっていたり]
私は忘れていた!自分が方向音痴だという事を!
[一人で叫んであっちこっち。
目的の談話室に着くまでには、大分時間がかかった。ぐってり。
ちわーっ!と扉をがらっと開けると、中からふわもこがごろごろ転がって出てきた。]
わわ、また増えてるし!
[と中を覗いてきょろきょろ。]
ま、また誰か魔法使ったのー?
[原因の大半は自分だが、突っ込めるほど状況把握した人は誰も居なかった。]
んー、ここで座ってても仕方ないな。
…あんまり戻りたくないけど。
[髪の埃を払い、器用にクルクル丸めて帽子へと元通りに仕舞う。
薄茶色の兎耳がピコピコ跳ねるのも一緒に押し込みかけて]
あーうー。
[敏感な兎耳が拾った言葉とか目撃されたとか思い出して撃沈。
帽子を両手で抱えて唸ってる]
なんつーか、このふわふわって、人なつこいんかね?
やたらにひっついたり群がったりしてくるけどもさ。
[涎拭き拭き、背中のふわふわを払い落として溜め息]
「魔法生物だからねえ、魔力に惹かれるんだろうよ」
えー、俺そういうの、あんまり無いと思うさー
「それはあんたの思い込み」
[ぺし、としっぽでぺしられた]
さってと……。
[ふぁさ。
白の翼を動かし、揚力を発生させて浮き上がる。
歩くより、こちらがラクと思ってしまうのは種族特性か]
とりあえず、主様探し、かな。
[そんな呟きを漏らしつつ、ふわ、ふわ、と跳ねるように移動する。
白い翼の動きに引かれるように集まるふわふわは、起こした風でぺいっ、と追いやった]
それにしても、誰も食事に来ないねえ、ちょっと見てくっかな。
[立ち上がって大欠伸。なんか呼びに行ったベッチーが迷ってそうな気がしたとかそんな]
─外→寮内・談話室─
[あのふわもこ空間に向かうのはかなり気が重いのだが。
そうも言っていられないため、がらりと談話室の扉を開けた]
……おい、あの後ふわふわ何か言ったか?
[何もかもすっ飛ばして目の前に居たベッティに話しかけた]
[ウェンデルは談話室の隅までもふもふに流されたようだ。
青白い顔で床の上に伸びているが、すっかり埋っている。
どこに流されて行くか行かないかはふわふわ次第*]
って、なんか聞こえたような……。
[呟いて、肩の上の真紅の龍を見やる]
「……カヤ殿の声……のようだが」
うん、それっぽいけど。
なんか、苦しそうな気がするのは、あたしの気のせいじゃないよね?
[向こうの状態とかはやっぱりわかっていないので、むしろ唸っている、という状態の方が気になったらしく]
主様、いるー?
[声をかけながら、唸り声の聞こえる方へと飛んで行く]
[中を改めて覗き込むと。
ふわもこの中でペンギンが居る。
餌をやる人が居る。
それをにこにこ眺めてるカルメンさんがいて、あとはぐってりしている人が一人。もう一人はここからは見えませんはい。ええと、と。きょとん。
何があったのか中の人に尋ねかけたら、背後から声がしてひゃぁと跳ねた。]
わ、ライさん!
びっくりしたー。え?何か言ったって…
[とりあえず端的な質問に、ちょっとライヒアルトが去ってからの経緯を思い出す。頭の上のピノ君はころころん。]
えーと。
ピノ君が、ふわもこに影響与えてるかどうか見分ける魔法教えてくれたんだけど、失敗したー。
[あははははと思いっきり笑って誤魔化した。]
うー、うーうー。
ウェンデルと…クロエが絶対駄目。
それから…他に見られた人って誰だったっけ…?
[羽音=誰かとは脳内に行き着かず、兎耳だけがピコピコ。
やがてはっきり聞こえた呼びかけに、はっとして上を見た]
あ。ゲルダ。
…えーと大丈夫?
[飛んでくるゲルダに慌てて兎耳を隠しながら問いかける。
揚力を支えてた大気の精霊達が落ちたとか言ってるので]
[クロエに答えようとして。
ふわふわ大爆発にやっぱり巻き込まれたのが一人。
飛ばされた先、運悪い角度で壁に頭をぶつけて、ばたんきゅう。
となるとやはりそこにはふわふわだかりが出来ているとか]
[慌てて何かを隠す仕種にきょとり、としつつ、とん、と近くに舞い降りる]
大丈夫って……なんで?
[落ちてコケたと知られている事に思い至らず、首傾げ]
それ、今あたしが聞こうと思ったんだけど。
なんか、苦しそうだったし。
[真紅の龍は何かに気づいたっぽいけれど。
隠そうとしている様子を見て、知らぬフリ]
[白雪さんを頭に乗っけて、のしのしと談話室へ取って返す。先刻別れた二人を見つけて、にぱと笑った]
おー、ライさんもベッチーも無事に戻ってたか。
[この様子だと着いたばかりだな、と二人を追い越して、室内に声をかける]
食堂の方に、ボルシチ出来てるから、みんな腹減ったらあっためて食うといいさー
[なんかふわふわがおっきくなったりふえたりしてるけど、今更、だった]
ふわふわに影響を与えてるかどうかを見分ける魔法…?
この異常増殖に関わってる奴が居るってことか?
つかそれじゃなくて。
確かお前、ふわふわが『あれが動く』とか『潰される』とか何とか言ってたって言ったよな。
その辺のことで他に何か言って無かったか?
[周りのことはさておき、今はベッティから情報を手に入れようとあれこれ訊ね続ける]
ん。だって落ちたって聞いたから。
苦しくないよ、ちょっと…イロイロ悩んでただけ。
それよりどうしたの、何か用事?
[きょとりと見られてる視線を手をパタパタ動かし誤魔化し。
端的に説明して話の矛先を変えようと試みる]
[上手にキャッチするペンギンに...はご満悦。苺飴を{5}個を更にペンギンの口めがけて飛ばしてみた]
[元気そうな少女――見覚えがあるから多分同学年だろう――が談話室にやってきて何があったのか尋ねる]
えっと、ゲルダ先輩が魔法でふわふわ一層したのですが、
さっき何処からか飛んできた魔力が、カヤ先輩とふわふわ閉じ込めた籠に直撃して、その影響でまたふわふわが増えたんです。
「ピノ君」?「ふわもこに影響与えてるかどうか見分ける魔法」?
[聞きなれない単語が聞こえて首をかしげた]
え。
あー……さっきのかあ。
ん、そっちは平気。ちょっと、痛かったけど。
[聞いた、という話に合点が言って、さらりと返す。
悩んで、という言葉には一つ瞬くも、突っ込んでいいかどうかもわからないため、自分の用事を優先する事に]
あ、うん。
さっき、談話室でちらっと言ってたけど、ギュンター爺が潰された、って話。
それって、どんな状況だったのか、聞いておこうと思って。
[本人はばたんきゅーしたまま。やはりお腹は空いてたりなんだりと、体力的にも微妙だったようで。
ふわだまりの一つ、もぞもぞと動く一匹に薔薇色の羽が一枚、飾りのように揺れたりしている]
「どうも、混乱してるねえ、ここも」
だよなあ。とりあえず、掘ってみるっきゃねえかも?
[白雪さんの意見に頷いて、ふわだまりをかき分けて掘ってみる、もっふもっふ、ふわふわ、もっさもっさ]
あー、やっぱ埋まってるさ、これ。
[最初に掘り出したのは金色のふわふわもどき]
確か、ウィンダムだっけ?
[イヴァンの問いに、ペンギンを愛でつつ、ふわふわだらけの部屋を見渡した]
ふわふわが増える前は、他にゲルダ先輩とローザさんとウェンデル先輩とカヤ先輩が居たんですけど・・・。
ゲルダ先輩が窓から出て行ったのは見ました。
あ、あの薔薇色の羽はローザさんでしょうか。
[吹きだまりの中に薔薇色の羽が揺れているのを見て、立ち上がってそっちの方向へ行こうとすると、窓から菫色の何かが飛び込んできて、...に体当たりしてきた]
痛っ!――また、紫ふわふわですか!
さっきのよりも幾分か小さいので、別人・・別ふわふわ?
[倒れることは無く、30cmくらいになっている菫色ふわふわをキャッチして一人ごちる]
[平気という言葉と流血の惨事ではない様子に頷いて。
優先された用事に感謝しつつ、常緑の瞳をクリクリ動かす]
あ、寮母さんの用事と一緒だね。
用務員さんは巨大ふわふわに潰されて消えちゃったみたい。
たぶん、結界内には居ないんじゃないかなって。
[風の精霊と寮母の探索の結果を話す。
それにライヒアルトの足も加われば、居ないことはほぼ確信か]
[掘り出した頭はぼんやりと光っている]
「おや、精霊だねえ」
マーカーかな?便利だよねえ。
「あっちにも何か埋まってないかい?」
[よいしょ、と掘り出したウィンダム(違)を床に寝かせた所で、白雪さんが薔薇色の羽を指し示した]
ああ、あれはローズか。
[クロエの言葉に頷く。今聞いたばかりの名前も間違えるとかどうなのか]
おーい、だいじょぶかー?
[もっさもっさと、掘り出し開始]
あ、イヴァンさん!
…だだだ大丈夫だよ!迷子とかなってないよ!
[思いっきり動揺しつつも返事しながら、ライヒアルトの質問にきょときょとしながら。]
食堂はは殆ど掃除しちゃったからあんまり聞かなかったよ。
ピノ君が
「原因出さないと、もっと危ないかも?
こっちでもやるけど、ごめんね?」
って言ったくらいで。
えーと、ちょっと待っててー。
[とか重要情報出しながら、ちょっと上を向く。ピノ君、および室内のふわふわの会話をむーっとしながら聞いている。]
ウィンダム・・・もしかしてウェンデル先輩のことですか?
[菫色ふわふわをぽいっと部屋の反対側めがけて投げながら、イヴァンの言葉に突っ込む。そしてイヴァンを手伝い、慌てて薔薇色の羽のある辺りのふわふわをどけ始めた]
(?)
[のんきにつっつきつつ、みんなの話を聞きつつ。
あおい子のことばが聴こえたのは、そんなとき。]
(じゃまな、もの?)
[うるさいから、要らない子をはじき出しちゃえ。
――そんな宣言を聞くのはエーファだけでしたけれど。]
ああ、アーデル姐さんも聞きに来てたんだ。
[そりゃそうか、と呟いて]
潰されて、消えた、って……。
んー、それじゃ、ライヒアルトの推測が大体当たり、ってコトか……。
結界の中、全域見たけどギュンター爺いない、って言ってたしねぇ。
[説明された状況に、ため息一つ。
それは、ふわふわの無差別攻撃への憂鬱も、ちょっとは帯びていたかも]
『こっちでもやるけど』…か。
それだけあれば十分だ。
[ベッティからの返答にほぼ確信に近い心持になる]
となると、やっぱ無差別でやらかしてる可能性のが高いかなぁ…。
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