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下男 アーベル は バーテンダー エルザ に投票した。
バーテンダー エルザ は 双生児 フォルカー に投票した。
小説家 ブリジット は バーテンダー エルザ に投票した。
双生児 フォルカー は バーテンダー エルザ に投票した。
バーテンダー エルザ に 3人が投票した。
双生児 フォルカー に 1人が投票した。
バーテンダー エルザ は村人達の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。何かの介入か、それとも……?
訪れたのは、夜明け。差し込む光に、人は何を思うのか。
名前 | ID | 生死 | 役職 |
---|---|---|---|
自衛団長 ギュンター | master | 死亡 | 村人 (村人を希望) |
研究生 エーリッヒ | tasuku | 死亡 | 村人 (聖痕者を希望) |
下男 アーベル | t_nuke | 生存 | 村人 (狂信者を希望) |
バーテンダー エルザ | rokoa | 死亡 | 智狼 (智狼を希望) |
シスター ナターリエ | helmut | 死亡 | 占い師 (占い師を希望) |
双生児 エーファ | akIka | 死亡 | 守護者 (守護者を希望) |
商人 ゲルダ | hishou | 死亡 | 聖痕者 (聖痕者を希望) |
小説家 ブリジット | nadia | 生存 | 村人 (おまかせを希望) |
薬師見習い ゼルギウス | S.K | 死亡 | 霊能者 (おまかせを希望) |
双生児 フォルカー | shuchan | 生存 | 村人 (聖痕者を希望) |
流れ者 ヴィリー | fuka | 死亡 | 狂信者 (狂信者を希望) |
修道士 ライヒアルト | Mey | 死亡 | 智狼 (智狼を希望) |
神父 クレメンス | rinne | 死亡 | 聖痕者 (聖痕者を希望) |
[横薙ぎの一閃はよけられて、ゲルダのことを口にするのが聞こえた]
とりはしないよ。
アーベルの唇は奪われたけど。
[奪ったのはむしろアーベルだったけど。
飛び掛るその姿に包丁を振り下ろす。
爪を大きく振り上げ、開いた上体、その鎖骨の間から心臓にめがけて勢いよく振り下ろした。
アーベルから教わった狙うべきポイントのもう一つ。
爪を振るわれるなら、その一撃をたとえ受けながらでも、はずすつもりはない]
知るか、そんなこと。
[アーベルのことを言われても、オレは突き放した言葉しか紡がない。
あれはアーベルが勝手にやったことだったから、オレには関係が無かった。
襲う爪に逃げるかと思ったフォルカーは臆さず刃を振るってきて。
爪を肩に食い込ませながらもオレの心臓を狙ってきた。
途中で気付きはしたけど、オレはもう止まることは無くて。
相手の振り下ろしと自分の勢いの威力を両方受けて、深く、心臓に刃を受けた]
……!!
っ、ぁ……ぐ。
…は、ぁ……!
[咄嗟に離れたせいで胸から刃が抜け、大量の生命の元を地面へと落とす。
急激に失ったために視界は揺れ、意識が朦朧とし。
足に力が入らなくて、がくりと膝から崩れ落ちた]
ぁ…あ……しぬ………の、か……。
[あっけないものだと、朦朧とする意識の中で考える。
けれど死に対しての恐怖は無く、薄ら笑みさえ浮かんだ。
獣の姿でそれが他に伝わったかは定かではないけど]
───……ゲ ル ダ。
[そんな状態でも、オレが意識を向けるのは地面に横たわって動かないゲルダ。
オレが喰らった、一番たいせつなひと。
そっちに近付こうとして、力が入らなくて。
オレは地面へと倒れ込んだ。
それでも最期の力を振り絞って地面を這いずり、少しずつ近付いていく]
── 、 ………。
[もう声は出て来ず、吐く息だけが空気を震わせて。
あと少しでゲルダの手に届くというところで、オレは獣の腕を伸ばしたまま事切れた。
伸ばした手がゲルダまで届いたかどうかは、オレには*分からない*]
フォルカーちゃん!
[獣の姿を見てから駆け出したから、彼女の身体に爪が食い込むのを止めることはできなくて。
けれど、彼女の刃もまた、獣の胸に深く突き刺さっていた。
フォルカーの身体を支えて、倒れ伏す獣の姿を見た。
ゲルダへと手を伸ばすその姿を、ただ、じっと。]
ごめんなさい、ね…
守れ、なかった。
[そう呟いたのは、誰に対してか。
自分でも、わからなかった。**]
ぐぅ……
[肩に走る痛みというよりは熱い感覚。
深くそこがえぐられたことにはまだ気づかない、意識している余裕がなかった。
手にはしっかりと、包丁が肉に食い込み、その深くを突き刺す感覚。
エルゼリートから噴出す返り血を浴びて、獣と化したその姿であっても、たしかに人間だった相手。
それ以上の手出しをできなかったのは、最後に彼が、ゲルダのことを思っていたから]
ああぁ……
[手に残った感覚、エルゼリートの手がゲルダに伸ばされるのが見える。
包丁が手から零れ落ちて、体が震える、気持ち悪い。
殺した相手は憎むべき人狼のはずなのに、最後に見せた姿に人を見て、人として、相手を思う気持ち。
なにも、誰も何も変わらない、自分と、それを殺めたことを深く意識させられた。
そっと、そこに近寄る。
彼の手がゲルダに届いていなかったならそっと伸ばしただろうか]
ごめんなさいは、それでも…言わないからな……
[震える声で、涙がこぼれ落ち、横たわる憎むべき相手だった、その人に言葉を*落とした*]
[フォルカーに爪が当たるのを、エルザの心臓に刃が刺さるのを、しっかりと目に入れ。
エルザが倒れたのを見てから、フォルカーの方へとこちらも近づいた。]
ちゃんと覚えてたネ。よく頑張った。
[小さく笑った。
結末はどちらでも、何でもよかったけれど、フォルカーを労うように頭にぽんと手を置いた。
何かに謝罪するブリジットの声が耳に届いて。ぼんやりと空を見上げた。]
…早いところ、エステル姐さんと自衛団を呼んでこないとだネ。
行ってくるよ。お嬢、フォルカーを頼んだよ。
[そう言いこちらは立ち上がると、村のほうへと向かって歩き出す。
道の最中、岬の方を振り返り、いつもの口癖を呟いた。]
……おやすみおやすみ、*よいユメを*
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