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─ 庭 ─
[気付けばグレンが庭までやって来ていた]
ええ……終わり、です。
この後は麓の方から橋が架かるのを待つより他ありません。
ああ、伝書用の鳩を放してみましょうか。
応じる人が居れば、の話ですが。
[この屋敷に人狼が出たと言う話はどこまで広がったのだろうか。
広がる前に使用人達が遠くに逃げた可能性もあったが、それは自分達の知るところではない]
[今持っている小斧で隙を見て頚椎を砕く事も出来ただろう。]
……良かった。
[ニーナの亡骸を見下ろして。
本当に人狼であると
姿からも確認出来たのはニーナだけだった。]
帰って来るものは、
ないが……
[生き残ったものは少ない。
これまでの事に思い馳せるように、佇む。]
─ 庭 ─
……そう、ですね。
[帰るものはない。
失われたものは、失われたまま。
改めてそれを感じ、大きく息を吐いた]
──…っ、つ…。
肩を抉られていたのを、忘れていました…。
[ふら、と上体が揺れ、短剣を取り落とし。
肩についた傷を手で押さえた]
グレン、彼女の、最期の言葉は聞きましたか?
私は、彼女の望む通りにするつもりです。
遺体を山へ、と言うのは難しいかも知れませんが…。
出来るだけ、彼女の意に副うように。
協力してください。
[グレンに視線を向け、助力を頼む]
鳩を飛ばしてきます。
ここをお願いしたいのですが…よろしいですか?
[2人の関係を知らぬまま、そう願い。
答えを得られたなら、手紙を書くために中へと*向かう*]
戻るかな、ここに。
暖かさや、そういったものは。
[惨劇の起こる前の事を言っているのだろう。
自問や問いかけの形式をとって、呟かされた。]
ああ。 分かった。
ここは任せてくれ。
手当てもして………
[自分でも思い掛けない程、
ふつふつと沸き立つものがある。]
[ヒューバートが去った後、]
ニーナ。
[一度目は名前を呟くように呼ばわる。
オードリーがその後ろには居ただろうか。]
人狼なら、紅茶を出すんじゃなかったかな。
[どちらにせよ背を向けた侭、ニーナに屈み込む。]
まるで眠っているようだ。
[注がれる黒曜石の眸は陶然と薄赤い色に染まる。
男はニーナの頸元から溢れる血に手を伸ばした。熱い。
その手を緩く握って、顎辺りに寄せた。
男の背に隠れて、男の仕草はそう見えただろう。]
[分かる訳はないかと。
小さく口端を持ち上げた。]
[血腥い眠り。
それでもその白い貌は、
静かに安らかに眠りに付いたかのようだった。
指先を揉み合わせるように血を乾かし、
ニーナの髪の毛を顔から払う。]
一度、中に。
[誰かが未だ庭に居れば、その人物をそう促した。]
[喩えば。
交わした声は、
混じり合えば、更に赤を濃くしたろうか。
最後の小さく短い遠吠えの前、
男の静かな囁きは人狼に届いただろうか?]
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