[濃い魔力が身を包むにつれて、軽い酩酊感を覚え始める。一度に受けるには、少し濃すぎる。あわてて、襟元のブローチに、溢れるそれを移しながら、ふと、近場にあった空の膜に新たな菓子が出来、ぼこりと膨れたのを、見た。][それが、この魔力による物か、それとも新たな来訪者か。…エレオノーラが居たときより、出来る菓子の量が、少ないような気も、する。]