あー、でも心配しなくていいよ。キリルちゃんのことは絶対守るから。さっきも言ったけど、俺魔力だけはある方だし。外にいるヤツらだって打開策探してくれてるはずから。少なくともユーリーは何かしてる、絶対。[強く言い切って微笑みかけたが、キリルからはどう返されただろうか。紅茶を差し出されればありがとう、とお礼を言ってそれを受け取り口にする。紅茶の温かさと香りを、暫し何も言わず堪能して。ロランとエレオノーラまでもがこちらに来たということを知るのは、その後。**]