んぁれ、アタシ ───[ゆるりと上体を起こして、左手を左側頭部へと当てる。見上げれば、そこにはクレイグとサリィが、居て] ──── クー!? なんでっ、[消えたはずの弟の姿に驚きの声を上げた。円くした瞳はクレイグの顔を覆う右手、その手首を見詰める] は、な…… そう、だよ。 クーは、[それ以上は紡げず、居なくなったはずの弟を見詰めて]