[捉えた弟をぎゅーっと抱き締めて、背中をポンポンと叩いてやった] 過ぎたこと言ってもしゃーないよ。 ……でも、ありがと。 アンタの気持ちは嬉しいよ。 アタシだって、同じだったんだもの。 アンタが残って欲しかった。[顔から手を退かさないクレイグを見上げて言った後、額を彼の胸に押し付けて視線を外す] 泣け、思いっきり。 アタシも泣いてきた。 泣いて、すっきりしてきた。 我慢すんなよ、ほら。[泣いて来たと言いながら、声は僅かに震えていた]