―回想―[部屋を出て先に向かったのはメディカルルーム。そこに運ばれてきているはずのもう一人が居ないことを確認して。安堵と苛立ちが混じった息を吐いた]さて。[クルリと振り返ったところで人の気配。エレベーター前で金髪の青年が何かを操作していた]…エーリッヒ=ハイゼンベルク。[低くその名だけを呟く。詳細の分からなかった一人。彼もまたSchwarzes・Meteorの人間なのかと記憶に刻んだ]