[投げた問いに返る答え>>+25を、こどもは黙って聞く。それから、返された言葉に、ふるふる、と首を横に振った]……だめ、なの。消えない、から。[終焉によりて秘匿されるはずの事実を暴く力は、ある種の呪い。その対価に魂をとられかけている、と。説明できるだけの言葉は、こどもの中にはない]だから、にげられないの。[変わらない口調、変わらない態度。戻ってきてから態度を翻すものが多かった中、昔と同じ接し方をされたのが嬉しかったことを、ふと、思い出して。泣きそうに、眉が寄った]