[探して、という提案>>+29には、うん、と素直に頷いて。
半目の表情と、押し当てられた指先に、へにゃり、と眉が落ちた]
……似たようなこと、エトにも、言われた。
[ぽつ、と小さく呟いて。は、と小さく息吐く仕種]
でも、それは、『筆記者』としての務め、で。
『俺』が残すものじゃないんじゃないか、って。
[ほろほろと零すのは、待宵草の繋いだ意識で解き放った内の内]
……そう、思ってて。
だから、俺だから残せるものって、なんなんだろうって、ずっと、考えてたんだけ、ど。
[思い返すのは、ユーリの言葉。>>3:27]
……俺、ちゃんと、残せてたの、かな。
俺だから、残せる、もの。