[左足首には白い包帯がぐるぐると巻かれている。ちいさくなって眠る少女の耳朶を擽るのは聞き覚えのある声。誰かの謝罪の言葉>>+20近いようで遠い気配。――大事な存在があったけれど。私は違うから同じ場所にはいけない。もう会えるはずないと思い込んでいたから眸は閉ざされたまま、反応らしき反応は示さない]