……いわなかったから。かーさん、狼の事、話すと、つらそうだったから。[だからこそ、母が死してから、興味が向いたとも言える]うん……きっと、そう。だから、そんな風に思うの、よくない。[静かな言いながら、また、ぽふぽふと撫でて]いたい思い、させたくないの。みんな、同じ、なんだから……。[呟くような言葉に続けて、夜闇の猫がにぃ、と鳴いた**]