ごめんです、イレーネ。そうでした、僕も約束が一杯ありました。ピアノも弾かないとですし、秘密箱も作らないとでした……。[添えられた手の暖かさ。それが命の尊さ、そして自らの間違いを教えてくれた]でも、ゼルギウスは許せない、です。僕達はもう奴に手は届きませんです……。だから、せめて祈るです。そうすれば、きっと残った人達がやってくれるです。[冷静さを取り戻した。叫んでも届かないのは当然。だったらせめて祈りつづけよう……]