[少しずつ色を変えて行く空のいろ。薄青は色を薄めてやがて茜色、それから紫を挟んで蒼色に。時間は昼から夜へと移ろう。それに応じるようにふわ、ふわり。舞い始めたのは青い光の珠。青い光は白いキノコの上に降りると、その色を青く染めていく。青く染まったふる、ふるり。軽く身を震わせると、しゃら、しゃらら、と。鈴を振るような音立て始める。それに呼ばれるようにぴょこ、ぴょこり。森の住人らしき小動物があちこちから集まり始めていた]