……ん。
[眉を下げたまま、ユーリーの言葉に頷く。
イヴァンに肩叩かれて慰められれば、少し笑みも見せたろう。
そうして視線を戻し、ミハエルへとボウルを差し出す]
そうするよ。ごめんね、ユーリー。
リトヴィノフさんも。
オリガがここに居たら…か。うん。
そうしたらきっと、一緒に料理も出来ただろうなあ。
[快活で明るい彼女は、一緒にいているも楽しい存在だった。
彼女が都会に行くと言い出した時も、随分と納得をしたものだ。
一緒に行きたいと、あの時は少し思った。
けれど今はもう、そんなことは思いはしない]