……ん、へーき、無理はしてない。
大体、無理してるのは、そっちでしょうに。
[それでも、無理をしているのは、隠しきれるものでもなく。
指摘されれば、軽く言いつつ、頭をぽふっと軽く撫でた。
それは、幼い頃によくやっていた事]
……さて、それじゃ、あんまり待たせても悪いし……戻ろうか。
[ごく自然に笑みを浮かべつつ言って、歩き出すものの。
時折ふらつく足取りもまた、どうにも隠しきれず]
うん……前よりも、見え難くなってる。
とはいえ、今それ言っても、どうしようもないし。
ヒューさんやグレンに、余計な心配かけたくないから、内緒、ね。
[軽い口調で口止めして。
支えを、と言われるならそれを拒む事はせず、どうにか転ぶ事無く、広間まで戻って行った]