……そうか。 ならば、私も己が身の可能性にかけてみるとしよう。[さらり、軽い口調でそう言って] ……小夜啼鳥に、問うてくる。 彼女の魂の在り方を。[続いた言葉は、歌を吟ずるが如き響きを帯びる。口調とは裏腹、深紫に宿るのは険しい色。それは、これからなす事によって生ずる業の全てを飲み込まんとする、覚悟のいろ。*]