―ギュンター宅入口付近―[大丈夫というミハエルに頷きを返す][傍らを駆け抜けていった少女には声を掛ける間すらなく][目を細めて呟いたのは意識せずのこと]ミハエルならきっと。私がいなくなっても正しく狩りの心を伝えてくれるのだろうなと。そう思ったら。[見上げてくる翠を見つめ返す]何故か口に出ていたよ。[そっと頬に手を触れてすぐに離した]引き止めるつもりではなかったのにね。[淡く笑う]