―音楽室―[結局自らリクエストを出すことはせず、他の者の希望に応じて紡ぎ出される音をにこやかに聴いていた。それが途切れる頃を見計らって、口を開く]すみません、僕はそろそろ。ソフィーくんはありがとう。また機会があれば聴かせて欲しい。[場に残る者には退去の旨を、奏者には感謝の言葉を、同じ笑みを向けて告げ。再度一礼をして、音楽室を辞した]