―湖畔エリア―
遅れてすまなかった。
ミリィ先輩。ゲルダに勝ったんだってな。
[ミリィとライヒアルトに手を振りながら、湖畔へとやってきた。
シチはハインリヒの腕にまきついて静かにしているようだ。試験は試験と分かっているから、ミリィに怒っていることもないだろう。]
内容は、簡単、ねえ……。
[疲れたように半目で笑ったハインリヒは、楽しげな様子の講師の説明を聞き終える。
ミリィにみあげられ、首をかしげて問われると]
……とりあえず少し寝かしてくれ。
[まだ痛む背に手を当てながら、休憩所へ向かうことを提案した**]