─ 第二階層・食堂 ─
[ゲームの方は、することがほとんどない船内ではしかたのないことかと。一緒にやる相手もいなければなおのことだろうとは理解できる。
笑顔を見せる息子に笑顔を返し]
仕事っていっても、見回りと巡回くらいなもの。
具体的に何をするわけでもないし、いまさら問題なんかもそう起こらないだろう。
それよりもオーフが問題起こすほうが先かもしれないしな。
[ぐしゃりと再度頭を撫でて]
仕事をするのに支障はないさ。
[ノブと息子がする会話には苦笑を浮かべて、それが自分に当てられていた言葉なのはいたいほど理解していた。
心配をかける相手は自分よりも先に他界してしまったのは皮肉なものだったがと。
自分のことを最強だと無邪気に笑う息子にいつかはあきれられる日が来ないようにしければなと、そんなことを思っていた時だった]