人狼物語 ─幻夢─

64 滄に揺らめく銀鏡


研究生 エーリッヒ

[問いかけに、団長の眉が更に深く寄ったのは、呼びかけ方のためか。
召集の理由を聞かされてから、爺様、と呼ぶのは止めていたから。
いずれにせよ、問いへの答えが返るのには、しばし、間が空いて]

……え?
高波が来そうだから、警戒のために他の団員全員返した……?

[告げられた事態に、眉がきつく、寄る]

いや、監視が一人だけだから逃げるな、って言われても。
……この風の中、外に出るとか。
その方が、よっぽど危険だと思うぜ、俺……。

[どこまでも厳しさを失わない物言いに。
思わず、呆れたような声がもれた]

(11) 2011/01/11(Tue) 00:16:52

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