─ 一階廊下 階段傍 ─
すみません、お願いします。
[手を貸すというケネスの厚意>>9に甘え、シーツの上へと移動させたハーヴェイを白で包んでいく。
生温い液体が直ぐに乾くことは無く、白を赤へと染め上げて行った]
…終われば、良いのですけれどね。
[ケネスが溢した言葉には、そう声を返すのみ。
未だ人狼が残っているのは知っていたけれど、この場で言い切ることはしなかった。
人狼本人がその場に居るために]
ハーヴェイ様の部屋に運びましょう。
そちらを持って頂けますか。
[ケネスには足の方を持つように頼み、自分は頭の方を持ち上げる。
広がる染みに手をかけることになったが、気にすることなくハーヴェイの部屋へと骸を運んで行った]