―中庭・『世界樹の仔』付近―『……はい?』[見ていた先から聞こえたネーミング>>10、柴犬には聞き覚えがないものだったらしい。こて、と再び首を傾げる。そこから少し離れた場所で、主のほうはほのぼの空間を形成している女性>>4と少年>>6を羨ましそうに見つめていた。少年のほうが屋台にいたクマだとは勿論気付いていない]……あれ?[と、瞬きを一つして、周囲を見渡す。原因は勿論、変な力の流れを感じた為で]