― 地下食糧庫 ―先にそれ届けてくるのがいいよ。不審に思われる。[いきなりの話>>2:398に、ユーディットは戸惑っていただろうか。もう一輪の蒼花を知っていたはずだから、何も言おうとしなかったかもしれない。一人で平気かと言われると、そう言って一度別れた。一対一なら手を掛ける前に話も出来るか、なんて甘いことを考えたりもしていたが]いない、よな。[人の隠れられるような場所はそう多くもなかった。複雑な顔で地下から戻ってくると、何人もが走る足音が聞こえた]