[私のお願いに籠やリボンは相変わらず何かを伝えたそうにふるふる、揺れました。>>1と、リボンに薄紫色の光が灯りました。何ですって、とぱちりとまばたきしている間に、光は翅の生えた小さな小さな姿を形作っていました。まばたきがもう二つ三つばかり増える私です]……まあっ。ちょっとだけ、のお力添えでも私としてはじゅうぶんありがたいですわ。[聞こえる声に合わせるように、私の声も小さく小さくなっていきます]