[リクエストの曲を弾いてくれるのに、本当にうれしそうな顔になって。
いつものようにおとなしく聞いて。
終わったら拍手は忘れない]
ソフィーおにいさま、本当にすごいです!
おにいさまの手は、魔法の手みたい。
[それからもいくつか曲は続いたろうか。
彼が弾いているときはずっと聴いていて]
ありがとうございました。
とても素敵でした。
[お礼を言ったら、お話をしながらでも部屋に行く。
お別れの挨拶は、おやすみなさいと就寝の言葉。
だけれど外の風の音にすぐに不安になってしまって、布団を頭までかぶって、ぎゅうっと胸元の小瓶を握りしめて眠ることになるのだった**]