[消えた不思議な感覚よりも、奉公人としての仕事が優先。主の所在を問いかけられ、ぐるりと辺りを見回して首を振る]・・・いいえ、若様はまだお戻りではありませんわ。騎士様は・・・御一緒にいらしたのでは、[ないのでしょうか、と問いかけたい声は半ばで消える。奉公人に詰問する権利はない]・・・探してまいりますので、少々失礼いたします。