人狼物語 ─幻夢─

64 滄に揺らめく銀鏡


双生児 フォルカー

―二階・双子部屋前―

[手は握られたまま、かけられる言葉に逆らうつもりはなかった。
そもそもアーベルがいなければ自分はあの時死んでいたはずだし、感情で動いた結果迷惑をかけることにもなっていたのもあり]

うん……

[なにより、今の自分にとって頼れる相手は彼一人であったから。
自分の空虚になった心を、彼の言葉は満たしてくれるものを感じていた。それが、どんなものであれ]

行ってくる……

[血が飛び散るのは見えたが、それがどちらのものかはよく見えない。
背の低い自分は他の人の姿などに隠れてよく見えなかったから。
事がすべて終わったらしく、アーベルに促される言葉、それに従い歩みだす。
エーファのことが話題にあがり、より憎しみの思いは強まったかもしれない]

(15) 2011/01/15(Sat) 01:39:00

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