…ぁ、……あぁ………。[滅びの街から逃げ出した家族の、振り向いてしまった妻のように。真っ白な石像のように変わってしまった、せんせい。粉々に砕けた魂の、その残滓はこんなにも優しく温かいのに。]…せんせ、じぶんはいいって。自分の分は、リーチェちゃんの予備に、って……